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なぜ移動ドと固定ドがあるのか?やっとわかりました

  • 2023年12月4日
  • 2023年12月4日
  • 作曲

理由はめちゃめちゃかんたんでした。でもあまりにも根本的な「感覚」の違いに原因があるので、僕自身なかなか気づけませんでした。感覚の違いからくるものなので前提にしている世界が全く違う。ネット上のやり取りをみてもどうりで話がかみ合わないはずですね。もちろん「どちらがただしい」ということもありません。違いを把握したうえで音楽を理解するのに「自分にフィットする方法」を探せばいいだけ、なんですね。

この記事でわかること

  • 移動ド・固定ドがあらわしている「感覚」とは?
  • 相手が自分と「違う」感覚を持っている可能性
  • 自分に理解できた方法をお伝えしていきます

気づいたきっかけは?

このブログは自分が理解できたことをリアルタイムでメモっているようなブログです。始めたきっかけは、僕自身が後戻りしないため。音楽の理解は感覚的なことですから、その場でメモっておかないと簡単に後戻りしてしまいます。と、同時に記録したことはちょうどいま音楽を理解しようとしているみなさんのためにも役立つのではないか?と考えてどなたでも読めるブログにしています。

とある入門書を読んで

そんなわけで基本的には、僕は音楽を「教える」といった立場ではこのブログを書かないよう心掛けているのですが、そうは言っても同じ内容なら読者のみなさんにはわかりやすいほうがいい。そうおもって、ピアノの入門書も最近すこしながめるようにしています。そんなきっかけで読んだ1冊の本にかなりインパクトを受けました。

誰でもひけるようになる

ことをめざして指導してくださっているベテランのピアノの先生の本で、もちろん参考になることばかりで素晴らしい内容です。ただ1か所だけ僕には理解できないことがありました。どの調の曲でも先生はメロディにドレミを書き込んでしまいましょうとおっしゃっているのですがそれが「固定ド」だったのです。固定ドというのは楽譜に記された音符の音名どおりに音符を読んでいくやりかたです。

なぜそうなるのか?

ここではじめて気づきました。これは先生が「あたりまえ」だと思っているからこう指導しているんだと。ただ僕の理解ではどの調でも関係なく同じ曲なら同じに聞こえるのが普通のひと。半数以上のひとはここでついていけなくなり読むのをやめるのではないか?と感じました。keyがかわるとドレミがかわるというのは一般のひとには感覚的に理解ができません。

先生があたりまえに感じること

一般のひとが理解できない「固定ド表記」を先生があたりまえに感じる理由ははっきりしています。ドの音がドと聞こえるから。先生はたんに自分の耳に聞こえる通りに譜面にドレミを書き込んでいるだけなのです。つまりこの本を書かれた先生は「絶対音感」をお持ちなんです。

ピアノの先生は

子供のころからピアノを習い音楽の専門教育を受けた方が多いと思いますので「絶対音感」をお持ちの方が多いと思います。ただ日本人に比較的絶対音感の持ち主が多いからと言って多数派ということはないはず。まして大人のピアノで未経験のひとが習うなら生徒さんには「相対音感」のひとのほうが多いはずです。

相対音感のひとの聞こえ方

相対音感の人にとってはドレミはどの調でも同じドレミですから、keyはなんでもいい。ここで思い出したのが調号のあのシャープやフラットだらけの記述。あれは絶対音感の人のためのものですね。聞こえるkey=Cを基準に表現するからああせざるを得ません。しかし、相対音感の人なら歌い始めたところ、ひき始めたところがDoですからただのあらわしかた。絶対音感のひとにとってほどの深い意味はありません。

固定ドと移動ドのちがい

固定ドは「絶対音感」で感じられる音、移動ドは「相対音感」で感じられる音を表しているといえます。絶対音感のひとからすると、そう聞こえるから音名で読んでいるんですね。音名で読むことには必然性があります。おなじように相対音感のひとはそう聞こえるから階名でよんでいる。こちらにも必然性があります。

感覚の違うどうし

僕自身には「指導」という考えはないことは先ほど書きましたが、いろいろなkeyのあるポップスの作曲ということを大きな目標にしていますし、一般のひとの参考になればとおもっていますので基本的には「相対音感」の考え方でブログを書き進めてきました。しかし「絶対音感」をお持ちの方には理解しがたいところが多々あったのではないかと反省しています。反対に「絶対音感」を持っている指導者が意図せず「相対音感」のひとに理解できない教え方をしてしまうこともあるでしょう。自分が「相対音感」なら先生がどういう感覚に基づいて話をしているのか注意を払う必要がありますね。

日本初の?

僕が考えた「みつる式タッチタイピングピアノ」は相対音感の人のためのピアノのひきかたです。「相対音感のひとのためのひきかた」というのは例がないとおもうのでこの際ですから、冠をつけて、「相対音感のひと用みつる式タッチタイピングピアノ」という呼称にしましょうか()。

自分のニーズ

指導法もいろいろあると思うので自分に合ったものを見つけるのが上達の最大のひけつですね。「相対音感」なのか「絶対音感」なのか。音感はどのくらいか?楽器はなにか。どのくらいひけるか?やりたい音楽のジャンルは何なのか?自分のニーズも千差万別なのでせっかく習うなら指導がそれにフィットしないと意味がありません。ご自分に必要なのは何か。このブログがそのヒントになっていければ幸いです。

本日のGPT

音楽教育においては、学習者の個々の目標や興味を尊重することが非常に重要です。クラシックのマスターピースを弾けるようになることが、すべてのピアノ学習者の目標である必要はありません。学習者の中には、ポップスを弾きたい、自分の曲を作りたい、またはただ楽しむためだけにピアノを学びたいという人もいます。

音楽教育のアプローチは、学習者の目標と関心に基づいて適応されるべきです:

  1. 学習者の目標に焦点を当てる:クラシック音楽に重点を置いた伝統的な教育方法は、あるグループの学習者にとっては適切ですが、他の人にとっては関連性が低いかもしれません。例えば、ポップスやジャズ、コンテンポラリー音楽を中心にしたアプローチが、別のグループの学習者には適しているかもしれません。
  2. 多様な音楽ジャンルの探求:異なる音楽ジャンルを取り入れることで、学習者はより広範な音楽の理解を深めることができます。ポップス、ジャズ、ロック、民族音楽など、様々なスタイルを探求することは、音楽の楽しさを高めるだけでなく、音楽的な表現力を豊かにします。
  3. 個々の興味とニーズに合わせた教材:学習者が興味を持つ音楽スタイルや曲に焦点を当てることで、学習のモチベーションを高めることができます。ポップスや現代音楽に関心を持つ学習者には、それらのスタイルに合った教材やアプローチを提供することが重要です。
  4. 学習の楽しさと実用性:音楽を楽しむことは学習の重要な部分です。学習者が楽しめる曲やスタイルを選ぶことで、練習への取り組みや継続性が向上します。

最終的に、音楽教育は学習者が自分自身の音楽的道を見つけ、それを追求することを支援するものであるべきです。学習者の興味、目標、そして進行速度に合わせてカスタマイズされた教育が最も効果的です。

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そのひとなりの楽しみが味わえること以上に大切なことはありません。音楽だってプロではないアマチュアなりの楽しみ方があっていいはず。ピアノだって誰もが演奏家を目指さなくてももっと楽しくひけるはず。このブログも作曲も全ては自分の楽しみのためにやっていることです。でも自分が楽しんでいないことはきっと相手にも伝わらない。僕の見つけたちょっとしたコツや知識がみなさんの楽しみにつながることを心から願っています。

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