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音楽制作WEBサービスの現在:DAWとマスタリング

  • 2024年9月14日
  • 2024年9月14日
  • DAW

自分のPCの内部でDAWを使うとなるとそれなりのまとまった出費が必要です。有料音源やプラグインを追加すればなおさらです。直接の比較になるかはわかりませんが、現在画像生成はクラウドで処理してくれるものが多数あります。しかし、もしそうでなければ画像生成は高性能PCを持っている人だけのもの。ユーザー数が極端に限られて、これほど普及はしなかったと想像されます。今もコンピュータミュージックの環境はスタンドアロンが普通ですが、DAWもWebサービスで提供されれれば、すべてのPCユーザーが参入しやすくなります。スマホ1台でも可能ですし、PC用に本格的にオーディオインターフェースとマイク、ヘッドフォンとMIDIキーボードをそろえたとしても、相対的には安価にはじめることができます。さらにWebサービスのいいところはコラボレーションやコミュニティの機能に優れているところ。それではそのような機能を備えた代表的な二つのサービス、SoundtrapとBandLabについて見ていきたいと思います。それぞれ2013と2015年にサービスを開始していますので意外と老舗ですね。また、それぞれマスタリング(音圧アップ)のサービスもあるので、それについてもふれたいとおもいます。

この記事でわかること

  • SoundtrapとBandLabの比較
  • それぞれのマスタリングサービス

ざっくり調べてもらいました

比較は以下のようになります。

SoundtrapとBandLabのループ素材数、無料機能、サブスクリプション内容を比較します。

ループ素材数

Soundtrap

  • 無料プラン: 5,370ループ[1]
  • Music Maker Premiumプラン: 22,180以上のループ[2]
  • Music Maker Supremeプラン: 26,210以上のループ[2]

BandLab

  • 10,000以上のループ[8]

無料プランでできること

Soundtrap

  • 無制限プロジェクト
  • 5,370ループ、1,280ワンショット
  • 450の楽器とサウンド
  • freesounds.orgの150k以上のサウンドエフェクト[2]

BandLab

  • 無制限プロジェクト
  • 他のミュージシャンとのコラボレーション
  • 様々な仮想楽器とエフェクト
  • 10,000以上のループの使用[4][8]

サブスクリプション料金と機能

Soundtrap

  • Music Maker Premium: 月額$7.99または年額$95.88
  • 22,180以上のループ、6,150以上のワンショット
  • 869以上の楽器とサウンド
  • ボーカルチューニング、オートメーションなどの高度な機能[2]
  • Music Maker Supreme: 月額$11.99または年額$143.88
  • 26,210以上のループ、7,640以上のワンショット
  • 1,130以上の楽器とサウンド
  • プライオリティミキシング、高品質ダウンロードなどの追加機能[2]

BandLab

  • BandLab Sounds: 月額$9.99
  • 広範なロイヤリティフリーのサンプルとループへのアクセス
  • 独占コンテンツ
  • 新機能への早期アクセス[4]
  • BandLab Distribution: 月額$14.95
  • Spotify、Apple Music、Amazon Music、TikTokなどへの音楽配信
  • 100%のロイヤリティ保持(アクティブな会員資格を維持している場合)[7]

両プラットフォームとも、無料プランでも基本的な音楽制作が可能ですが、サブスクリプションでより多くのループ素材や高度な機能にアクセスできます。BandLabは無料プランでより多くの機能を提供していますが、Soundtrapは教育向けプランなど、より多様なオプションを用意しています[1][2][4][7][8]。

Citations:
[1] https://apps.apple.com/jp/app/bandlab/id968585775
[2] https://dtmer.info/soundtrap/
[3] https://www.softwaresuggest.com/soundtrap
[4] https://www.hypertribe.com/post/which-one-is-better-soundtrap-or-bandlab-product-review
[5] https://www.deptofsound.org/resource-hub/how-to-add-loops-in-soundtrap
[6] https://app-liv.jp/2945682/
[7] https://www.musicbusinessworldwide.com/bandlab-rolls-out-distribution-service-in-partnership-with-fuga/
[8] https://blog.bandlab.com/introducing-bandlab-sounds-royalty-free-samples-unlimited-and-free/

特に詳細な比較をしてくれている記事はこちらになります

上記の参照元に含まれますが、こちらの記事が参考になります。

https://www.hypertribe.com/post/which-one-is-better-soundtrap-or-bandlab-product-review

この記事では若干分かりにくい表現になっていますが、お手持ちのVSTプラグインなどはどちらのサービスでも使うことはできません。

この記事によれば、最終的な仕上がりのクオリティを求めるなら、有料プランの音源やエフェクトのバリエーションが多いSoundtrap。コミュニティでの活動を中心に考えるなら、多くの人が参加できる無料で基本的にすべての機能が開放されているBandLabという選択になるのではないか?と思います。

マスタリング機能について

SoundtrapとBandLabのマスタリング機能について、以下のように比較できます:

Soundtrap

  • 自動マスタリング機能を提供しています。
  • エクスポート時にオン/オフを切り替えられるようになりました。
  • 詳細な設定はできず、AIによる自動処理が行われます。
  • プロフェッショナルな音質を目指していますが、ユーザーによる細かな調整はできません。

BandLab

  • 4つの新しいマスタリングプリセットが追加されました:
  • Natural: アコースティックや自然な音楽向け
  • Cinematic: オーケストラ音楽向けでダイナミックレンジを維持
  • Spatial: 広がりのあるサウンドを実現
  • Punch: ヒップホップ音楽向けでインパクトのある音に
  • 合計8つのプリセットから選択可能です。
  • プリセット間でA/B比較ができ、楽曲に最適なものを選べます。
  • ユーザーが手動で細かな調整を行うことも可能です:
  • EQ、コンプレッション、リミッター、ステレオエンハンサーなどの設定が可能
  • A/B比較機能を使って処理前後の音を比較できます
  • 無料で利用可能で、プロフェッショナルエンジニアが作成したプリセットを使えます。

BandLabの方がより詳細な調整が可能で、ユーザーの好みに合わせたマスタリングができる一方、Soundtrapは簡単に自動マスタリングを適用できる点が特徴です。どちらを選ぶかは、ユーザーの経験レベルや求める柔軟性によって変わってくるでしょう。

Citations:
[1] https://www.aimusicpreneur.com/ai-tools/bandlab-mastering/
[2] https://blog.bandlab.com/the-all-new-bandlab-mastering/
[3] https://www.soundtrap.com/content/blog/steps-to-master-a-song
[4] https://www.soundtrap.com/content/blog/music-mastering
[5] https://www.hypertribe.com/post/which-one-is-better-soundtrap-or-bandlab-product-review
[6] https://www.soundtrap.com/content/news/toggle-on-off-auto-mastering
[7] https://www.youtube.com/watch?v=sqj5qM451Nw
[8] https://www.crate.fm/post/mastering-in-bandlab-step-by-step

両者のマスタリング機能の違い

大きな違いはSoundtrapはStudioというDAWの出力のオプションになっていること。DAW内で作った音楽しかマスタリングできません。BandLabは独立したWebアプリケーションになっています。オーディオファイルなら自由にドロップしてマスタリングできます。BandLabの方がかんたんで自由度が高いですね。無料機能に含まれている点はどちらも同じです。

BandLabのマスタリングについて:補足

BandLab Masteringの無料プランについて、以下の特徴があります:

  • 完全無料で利用可能です[1][2]。
  • マスタリングの回数に制限はありません。無制限に使用できます[1][2]。
  • 4つのマスタリングプリセットが利用可能です[1][2]:
  • Universal
  • Fire
  • Clarity
  • Tape
  • 15分未満の長さの楽曲であれば、無料でマスタリングできます[2]。
  • プロフェッショナルエンジニアが作成したプリセットを使用できます[2]。
  • マスタリング後のファイルは高品質でダウンロード可能です。品質に制限はありません[1]。
  • A/B比較機能を使って、マスタリング前後の音を比較できます[2]。
  • ウェブブラウザやモバイルアプリから利用可能です[2][5]。

以上のように、BandLab Masteringの無料プランは非常に充実しており、ほとんど制限なく利用できることがわかります。15分未満の楽曲であれば、プロ品質のマスタリングを無料で無制限に行えるのが大きな特徴です。

Citations:
[1] https://www.aimusicpreneur.com/ai-tools/bandlab-mastering/
[2] https://soundgirls.org/bandlab-mastering-a-review/
[3] https://blog.bandlab.com/the-all-new-bandlab-mastering/
[4] https://blog.bandlab.com/bandlab-mastering-preset-intensity-controls/
[5] https://promusicianhub.com/bandlab-mastering-review/
[6] https://www.hypertribe.com/post/which-one-is-better-soundtrap-or-bandlab-product-review

Soundtrapのマスタリングについて:補足

Soundtrapのマスタリング機能について、以下の情報が分かりました:

  • Soundtrapは自動マスタリング機能を提供しています。
  • この自動マスタリング機能は、Soundtrapの無料プランでも利用可能です。
  • エクスポート時に自動マスタリングのオン/オフを切り替えられるようになりました。
  • 無料プランでも、プロジェクトをエクスポートする際に自動マスタリングを適用できます。
  • 有料プランでは、より高品質なダウンロードオプションが利用可能になります。

つまり、Soundtrapの基本的な自動マスタリング機能は無料で利用できますが、有料プランではより高度なオプションが提供されるようです。自動マスタリング自体は無料プランでも使えるため、追加料金なしでマスタリングを適用できます。

Citations:
[1] https://www.discmakers.com/soundlab/pricing.asp
[2] https://www.soundtrap.com/content/blog/mastering
[3] https://www.softwaresuggest.com/soundtrap
[4] https://www.soundtrap.com/content/blog/steps-to-master-a-song
[5] https://www.soundtrap.com/content/news/toggle-on-off-auto-mastering
[6] https://www.soundtrap.com/content/blog/music-mastering

いかがだったでしょうか?

無料のサービスがかなり充実していることがわかります。課金するのは具体的な不満が出てからでOKですね。マスタリングのWebサービスについては他にもあると思いますので、つづきはまた次回ご紹介したいと思います。それと、SoundtrapとBandLabの各々の音楽プラットフォームへの配信の詳細についても興味がわきますね。掘り下げてまた記事にしたいと思います。

Audio to MIDIやAIボーカルなどのWebサービスが新機能としてこうしたDAWに統合されていくとすると、画像処理WebアプリのCanvaのように、やりたいことが手軽にWeb上で実現できる環境が整っていくことになりそうです。既存のDAWはさかのぼれば40年ほどの蓄積がありますので、プロ用として音源・エフェクターとも完成されており、その差は覆えることはないと思われますが、今年登場した音楽生成AIとの関係で言えばWebアプリのDAWは親和性が高いものと思われます。前述のCanvaもAIによる画像生成機能を追加しています。同じように、これまでと一味違う一般ユーザー向けのカジュアルな制作環境は、また新しい音楽を生み出す可能性を秘めているのではないでしょうか?

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そのひとなりの楽しみが味わえること以上に大切なことはありません。音楽だってプロではないアマチュアなりの楽しみ方があっていいはず。ピアノだって誰もが演奏家を目指さなくてももっと楽しくひけるはず。このブログも作曲も全ては自分の楽しみのためにやっていることです。でも自分が楽しんでいないことはきっと相手にも伝わらない。僕の見つけたちょっとしたコツや知識がみなさんの楽しみにつながることを心から願っています。

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