Studio One単独でできないことには変わりありません。しかし、その代わりにどのDAWでもできて、DAWに搭載された機能を使うのと同じくらい簡単な方法がありました。例によって僕が発見したのは動画なんですが()めちゃめちゃラクな方法なのでみなさんに共有します。プラグインを使います。
この記事で分かること
- なぜ必要か?
- やり方動画のご紹介
前回気合を入れて記事を書いたのですが
やろうとしてるのはこんな感じのことです。
オケのステムをもらってそれに合わせてボーカルエディタでボーカルパートを作ろうとしています。
曲の最後リタルダンドするのでそれに合わせて、ボカロの歌もゆっくりにしたい。
曲に合わせてボカロの歌のテンポもゆっくりにするのは、VST・AUのプラグインエディタで作っていればできます。曲のテンポに同期できますから。そのためには、もらったオケのオーディオデータからテンポマップが作りたい。こういう話です。前回はその機能のあるLogic Proを使ってやりました。Cubaseでもできますよね。前回記事はこちらになります。
Studio One 6のプロジェクトにオーディオデータの揺れているテンポを反映させる方法
結構読まれているので、Studio Oneの方はおそらくお困りなのではないでしょうか?
動画のご紹介
こちらの動画になります。めちゃめちゃシンプルです。何を使うかはサムネに書いてありますね()。
全ステップ解説されているので、Melodyne一度も使ったことがない人でも同じようにすればできます。僕もできました。もちろん最初の画像はこれでやりました。村長さんありがとうございます。
流れとしては
- オーディオファイルを選択。コンテキストメニューから「Melodyneで編集」
- Melodyneのテンポプルダウンから「ファイルテンポをアサイン」
- 検出された音「すべてを選択」して編集メニューのテンポから「選択範囲のテンポを検出」実行
- Studio Oneのテンポトラックを表示
- テンポトラックにテンポを検出したオーディオファイルをドラッグドロップ
以上となります。
Studio Oneいいですよ
どうです?スタワン。選択肢に入ってきたんじゃないですか?こんなふうにシンプルに使うだけならシンプルなスタワンはやりやすい。VSTのプラグインは動かないものが少ないので、その点でもストレスがありません。ただ、一つスタワンにはアプリとして非常にクリティカルな欠点があるらしいんです。それは古いバージョンで作ったファイルが開かないこと。対策はこちらのサイトをどうぞ。
https://unko.kpop.jp/studio_one/20210501-song-hirakenai.php
多分このサイトに書いてないことはスタワンにできないことです。ユーザー最後の砦ですね。
いかがだったでしょうか?
今回Studio Oneで歌詞の仕上げをしました。フルに一曲作ったのは久しぶりですが、おかげさまで楽しくできました。平均的にクオリティの高いものを作るために必要なのはあらかじめよく「全体のやり方」を考えておくことだと感じます。そこを整えるだけでたとえ実作から遠ざかっていても以前より良いものが作れる。今回はそんな発見がありました。以前の作品のクオリティは問わないでください()。それではまた次回のブログでお目にかかりましょう!