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「音楽」を解けないルービック・キューブのままにしておきますか?「みつる式タッチタイピングピアノ」のこれまでとこれから

なんとなくおもしろそうと思って買ったルービック・キューブ。でもやってみると解けないので放置。それからは頭のすみでずっと気になっている。いつかは解き方を調べて自分でもスラスラ6面そろえられるようになってやろう。でもなんとなくおっくうでまだ手をつけてない。ルービック・キューブは僕にとっていままさにこの状態。おっくうの原因もはっきりしていて過去にそろわなかったストレスのイヤな記憶が残っているから。話はガラッとかわりますがご自宅にひいてみようとおもって買ったキーボードはねむっていませんか?ご紹介するのはピアニストのようにひくにはまったく役にたたない方法。「ピアニストになりたい」気持ちのあるかたはすぐにブラウザバックをお願いします。ただ、もしも、あなたが「ひきかたにはこだわらないからなるべくかんたんにひけるようになりたい」と思っているならこの記事はきっと読む価値があります。

この記事でわかること

  • 「みつる式発見」の経緯
  • みつる式タッチタイピングピアノとは
  • 音感とは
  • みつる式で音感がよくなる理由

おことわり

僕は音楽のプロではありませんしピアノもうまくありません。そんな僕ですがこのブログでは「ひけるようになる」シンプルな方法とそれで見えてくる「音楽のしくみ」をご案内しています。僕が考えたので「みつる式タッチタイピングピアノ」と名前をつけました。いまこれを読んでいただいているみなさんの中に「プロじゃないのに」「そんなのウソだろ」と思ったかたがいらっしゃることと思います。「音楽」について豊富な知識や経験のあるみなさまがそう思われたとしても当然のこと。たしかにこれからお話しするのはアマチュア個人の経験談。自分が「うまくいった」方法でしかありません。

そのひとなりの楽しみかた(僕の場合)

プロのピアニストや作曲家のみなさんのことはもちろん心からリスペクトしています。ただアマチュアにもよいところはあって「そのひとなりの楽しみかた」で音楽とむきあえる点。僕のこのブログも自分にできたことが《うれしくて》その方法をお伝えしているだけ。「正しい方法」と主張したり何か議論をしたりする意図ははじめからありません。「やくにたつかどうか」はひとによってちがうと思います。読者のみなさま自身でご判断をお願いします。ご案内するのは正規の音楽教育を受けていない自分にプラスになった《ひきかた》。なので自分と同じアマチュア音楽愛好家のみなさんにはきっとプラスになるものと確信しています。僕の経験がすこしでも読者のみなさんの「音楽のもやもや」をなくすヒントになれば幸いです。

「みつる式タッチタイピングピアノ」を一行で説明すると

ここではごく簡単にひきかたを説明します。くわしいまとめ記事3本を最後にご紹介させていただきますのでよろしければご参照ください。

「みつる式タッチタイピングピアノ」は僕の考えた超シンプルなピアノのひきかたです。右手の4本の指しか使いません。どの指を使うかは音によって決まっています。Do 親指 Re 人差指 Mi 中指 Fa 薬指。小指は使いません。メロディが上に行ったら手のかたちは変えずに So 親指 La 人差指 Ti 中指 Do 薬指。下に行っても同じです。ここでのDo Re Mi Fa So La Tiは階名。Tiは「シ」を表します。key=Cのときの指のおきかたはイラストのとおりです。同じ階名の音はかならず同じ指でひきます。他の指はつかいません。他調の場合も同様です。

今回の発見(時系列的に)

このブログで僕はいろいろ音階について自信たっぷりに語っています。でもついこの間まではなにも分かっていなかったと言っていいと思います。ここに至ったのはまったくの偶然。これまでをすこし時系列的に振り返ってみたいと思います。ちょっとだけおつきあいいただき「みつる式タッチタイピングピアノ」がどんな《ひきかた》かイメージをふくらませていただければと思います。

すてきなピアノえほん

最初は「すてきなピアノえほんDX 」。単純におもしろいおもちゃだと思って購入しました。ひいてみると単純な曲なのにうまくひけない。いま思うとひくまえに「曲をおぼえる」という意識がひくかったですね。曲は「おぼえないとひけない」ことに気づかされるきっかけになりました。うまくひけない理由はもうひとつ。鍵盤がとても小さい。普通になんとなくひくのではダメ。指の位置をしっかり意識しないとはみだした指でミスの連続になってしまう。そこでなるべく手を動かさないひきかたをかんがえました。みつる式の原型です。

指を変える必要があるのか?

同時に曲によって指をかえる意味とは?という疑問がうまれてきました。ピアノというのは基本的にはどの鍵盤をどの指で押すか決まっていません。曲・フレーズによって使う指は毎回ちがいます。ひきかたをおぼえることも曲をおぼえることの重要な要素になっています。しかし子供用のちいさなキーボードです。ピアノのような演奏性は考慮されていません。逆にいえばピアノのようにいろんなひきかたでひいてもひきやすくはなりません。ならばなるべく「同じことはつねに同じ」にした方がいい。同じことを繰り返すほうがミスしなくなるからです。

ピアノにホームポジションがないのはなぜ?

すると本物のピアノだってそれでいいはずという気持ちがうまれてきました。曲を曲として芸術性を担保してひくにはひきかたを毎回最適化する必要があります。ピアノレッスンの本質はたぶんそこではないかと。でも自分にそれ本当に必要?なぜならピアノはこどものころに習うのをやめてしまっているんですから。そのひきかたをいまも続けなければいけない理由はとくにないはずです。

「みつる式」の考案

最初はピアノえほんもいろいろなひきかたでひいていたのですが次第に一番単純な方法におちついてきました。使う指も4本に。鍵盤がちいさいですから小指はかえってじゃまなんです。 ゆびもくっつけた方がひきやすい。まだDo Re Miというアルファベット階名は知らないころでしたが、なんとなく曲はDo Re Miでおぼえるべきだろうとは思っていました。もし実音でおぼえたとしたらkey(調)がかわればそのたびにおぼえなおし。それでは非効率だろうと思ったからです。

Do Re Miでひくとひきやすい

「みつる式」はひきかたとしては完成(単純なことをおおげさすぎる表現ですね。)していましたがそれをどう表したらいいのか悩みました。「階名ごとに使う指を決めてkeyがかわっても全部の調で同じことをする」と言いたいわけですが肝心の「階名」が日本語にない。いろいろ調べたのですが自分に簡単に覚えられそうもないものばかり。自分が簡単に覚えられない階名ではひとに「みつる式」を説明することができません。同時に「階名」というのは世界各国に何百とあってその国の文化そのものなんだということを知りました。平均律が入ってくる以前の時代にルーツをもつ各国の音階という独自の文化をこまかいところまで表現するためですからむしろ独自のものでなければならない。でも僕がやりたいのはそんな複雑なことじゃないんだよな~。そう思って英語Wikiをみると。なんだあるじゃん。というわけで「みつる式」が誕生しました。

ピアノえほん2周目

ピアノえほんについてはいちおうみつる式の原型のひきかた+日本語階名で一度全曲クリアしていました。でも「みつる式」(英語階名)だとそれまでのもやもやが一気になくなったのです。とくに臨時記号。結局階名はわかりやすさがすべて。Do Re Mi自体はだれでも知っているわけなので「シャープは母音iフラットは母音e 例外Ra」の一行ですむのが一番おぼえる負担が少ない。おぼえたいのは曲であってシステムではありません。同様に僕が実音をABC表記しているのはコードネームに絶対ABCをつかうから。コードのルート音。ABC以外で表しているのを僕は見たことがありません。コードのほうで使うことは決まっている。ならば必ず使うものに統一すればシンプル。そんなわけで実音の音名はABCで表示しています。結局Do Re MiとABCこのふたつだけで足りるということになりました。このブログに最初に書いた記事をご紹介します。

覚えるのはこれだけ-音の名前 (4fingermusic.com)

Cmaj以外の調

ピアノえほんにはkey=GやFの曲も出てきます。でもDo Re Mi階名によってkeyがかわっても「おなじ曲としてに聞こえる」ようになったため、それらも「みつる式」でなんなくひくことができました。これによってDo Re Miで歌うことの意義を実感できました。Do Re Miなら曲をおぼえることができます。ところがそうなってみると歌ってくれるちょうどいい「音源」がないことに気付きました。ないなら自分でつくってしまおう。それが現在大活躍してくれているLogic sampler/Audio Layerの「歌うキーボード」です。実際作っているときはF#/Gbなんてつかうときあるの?と思いましたがこの動画でさっそく日の目をみました。

みつる式の現在

時間をさかのぼってきましたが、現状はこのような感じです。さらに「歌うキーボード」はギターでも使える事がわかったので応用の範囲はキーボードからギターに広がりました。音のしくみは未来にわたって変化しませんので、腰を落ち着けて「音楽」する環境がととのってきました。僕たちはすきな曲を歌いながらキーボードやギターをひくことをつづけていけばよいだけですね。楽しむことで音感もよくなります。

今後の目標

「すてきなピアノえほん」を仕上げること。みつる式のレクチャー動画をだすことは近い目標です。そのあとはコードの解説と両手でする簡単な曲演奏をご紹介していくこと。これが「E(つみあげ)サイドとしての課題。歌うキーボードも自分だけでなくみなさんも使えるようにしていきたいですね。いっぽう「R(引用)サイド」としてはボカロPとして今後どんな曲をつくったらいいか「曲ジャンル」などの調査もすすめたいところです。本ブログの今後もぜひお楽しみになさってください。

「みつる式タッチタイピングピアノと音感について」

おまたせしました!「みつる式タッチタイピングピアノ」のくわしい記事はこちらです。あわせて「音感」についても現状でのまとめをお読みください。僕自身はふたつが結びつくことよる高い効果を実感しています。すこし長いですが全体に目を通していただくと「すでに知っている曲をたのしみながらうたったりひいたりすること」がもっとも音感をよくするその理由をご理解いただけるのではないかと思います。

ピアノも《ホームポジション》の考えかたでかんたんにメロディがひけるようになる「みつる式タッチタイピングピアノ」│みつるの音感がよくなるブログ (4fingermusic.com)

ピアノのホームポジションをめぐるこのQ&Aのなかに回答は隠されています│みつるの音感がよくなるブログ (4fingermusic.com)

音を覚える=音感がよくなる説│みつるの音感がよくなるブログ (4fingermusic.com)

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もし動画をみながらピアノえほんひいてみたいと思われたなら、よろしければ下のリンクからご購入ください。当ブログの維持費が捻出できますので大変助かります。みなさまのご協力をよろしくお願いいたします。

すてきなピアノえほんDX (たまひよ楽器あそび絵本) 単行本 – 2018/3/29 税込2530円

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みつるの音感がよくなるブログ

そのひとなりの楽しみが味わえること以上に大切なことはありません。音楽だってプロではないアマチュアなりの楽しみ方があっていいはず。ピアノだって誰もが演奏家を目指さなくてももっと楽しくひけるはず。このブログも作曲も全ては自分の楽しみのためにやっていることです。でも自分が楽しんでいないことはきっと相手にも伝わらない。僕の見つけたちょっとしたコツや知識がみなさんの楽しみにつながることを心から願っています。

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