またまた衝撃的な動画を発見。海外のかたが公開してくださっている動画なのですが日本文化をとりあげています。内容はとある楽器のカタログとも言うべきもの。自分は存在すら知らなかったのでとてもインパクトがありました。これをきっかけに調べていくと…。本ブログは実音(音名)とその呼び方(階名)を軸にこれまで音楽の理解をすすめてきましたが言われてみれば確かに12音階は明治時代に輸入された西洋の音楽。それ以前の江戸時代からの日本独自の「音階」があるのは当然。音楽にはそんな歴史も引き継がれていることがわかります。
この記事でわかること
・日本独自の詩と音階
・コンダクターとトレーナー
・アプリもあります
・ただしく吟じるにはたぶんお教室で習う必要あり
・世界の音階を学べば音楽で世界旅行
出会ったのはこの動画
非常に長い動画です。淡々と紹介が進みます。
登場する機械はRoland TB-303に似ているようで違う。
Roland – TB-303 | Software Bass Line
ちょっと脱線させてください。FL-Studioめっちゃ優秀ですね。実機と見分けがつかない(笑)。
さて本題にもどって調べていくと詩吟カルチャーの存在を知りました。
詩吟ワールド
くわしくはこちらのサイトをどうぞ。
詩吟とは – 詩吟の特徴と歴史 (動画あり) | 詩吟ファン (shigin-fan.net)
楽器についてくわしいのはこちらのページですね。
水光社 ST80 知っているようでしらない国産 詩吟トレーナー | Rock oN 音楽制作機材の最新ニュース & レビュー (miroc.co.jp)
メーカーページはこちらになります。
詩吟、俳句、和歌、民謡トレーナーの株式会社水光社【公式】 (suikohsha.com)
楽器は一般ユーザーというより先生がつかうもののようで、ひきかたの情報はネットには多くありません。これはある意味当然でお教室で習わないと正しく伝わらない「口伝」の要素があるからに違いありません。
音楽を習っていると「なんでも譜面」にすればわかりやすいのにと思ってしまいがちですが、12音階であらわせるものはよく言えばユニバーサル。わるく言えば底が浅い。世界共通言語としての音楽の良さとはまた別にそれではとらえきれない各地の音楽の良さもあるはずです。
コンダクター/トレーナーが採用しているのも独自の5音階(ペンタトニックスケール)ですがこれが完全に前の記事で出した音高の周波数表に合致しているかといえばたぶんそんなことはないでしょう。人が心地よいと感じる音はより微妙なものでその数も多いはずですので。そのあたりは先生に吟じてもらわないとわからないことでしょうね。
気軽に試してみたいかたに
電子邦楽器は教育用ということもあり相応の価格(特に楽曲のデータをつけると)になっていますが、気軽に試したいかたには評判のいいアプリもあります。
「詩吟トレーナー「吟トレ」」をApp Storeで (apple.com)
詩吟トレーナー「吟トレ」 – Google Play のアプリ
世界のさまざまなスケール
音階を聞ける学習用のアプリにはさまざまなスケールが入っているものがあります。それがつかわれている地域があり曲があるというのは面白いですね。どんな曲なのか興味がわきます。さしあたってはピアノえほんの「げんこつやまのたぬきさん」や「さくら」が日本の音階を使っているのではないかと思います。日本をスタートして音階で世界を旅してみたいと思っています。それではまたお目にかかりましょう。