今回はベーシックなダイアトニックコードの範囲(しかもt(Ⅶm7b5)はつかわない)で8小節のコード進行のパターンを考えてみました。これから(たぶん世界一複雑でむずかしい())日本の曲に挑戦する前段階として、ウォームアップのために聞いてみて下さい。音は和音博士でつくりました。あとで見ていただく通り「素味」の超シンプルな3和音のみです。実際は、こうしたシンプルな和音の連なりで作曲されているポップスもたくさんあります。
この記事でわかること
- コード進行10パターン
- シンプルなコードの応用の方法
音はこの範囲でならしています
「和音博士」をタップするイメージで音を作ってみました。超シンプルにこの色のついている範囲しかつかいません()。
それでは早速いってみましょう
最近また一段と賢くなったGPTにまとめてもらいました。1年前は音楽関係は全然だめでしたが、今回の回答はかなりまともです。
かしこまりました。1小節に1コードとして、8小節分のダイアトニックコードを連結した有名なコード進行のパターンを10個ご紹介します。
ぼくの方でそれぞれに音をつけました。ルートのdrmでうたってください。
1)d-s-l-m-f-d-f-s
I – V – vi – iii – IV – I – IV – V
例:C – G – Am – Em – F – C – F – G
- カノン進行の拡張版で、バロックからポップスまで幅広く使われています。
2)d-l-f-s-m-l-r-s
I – vi – IV – V – iii – vi – ii – V
例:C – Am – F – G – Em – Am – Dm – G
- 感情の高まりを表現する進行で、バラードによく使われます。
3)d-f-s-d-f-s-d-s
I – IV – V – I – IV – V – I – V
例:C – F – G – C – F – G – C – G
- ブルース進行の変形で、ロックンロールでもお馴染みです。
4)r-s-d-l-r-s-d-l
ii – V – I – vi – ii – V – I – vi
例:Dm – G – C – Am – Dm – G – C – Am
- ジャズの定番である「ツー・ファイブ・ワン」の拡張版です。
5)l-f-d-s-l-f-d-s
vi – IV – I – V – vi – IV – I – V
例:Am – F – C – G – Am – F – C – G
- 逆循環進行を繰り返し、モダンな雰囲気を醸し出します。
6)d-m-l-r-f-s-d-s
I – iii – vi – ii – IV – V – I – V
例:C – Em – Am – Dm – F – G – C – G
- ドラマチックな展開で、感情豊かな曲に適しています。
7)d-s-l-f-d-s-l-f
I – V – vi – IV – I – V – vi – IV
例:C – G – Am – F – C – G – Am – F
- 「カノン進行」の繰り返しで、多くのヒット曲に使われています。
8)d-f-d-s-l-r-s-d
I – IV – I – V – vi – ii – V – I
例:C – F – C – G – Am – Dm – G – C
- 明るく力強い進行で、ポップスの王道です。
9)d-l-r-s-m-l-r-s
I – vi – ii – V – iii – vi – ii – V
例:C – Am – Dm – G – Em – Am – Dm – G
- スムーズなコード進行で、ジャズやボサノバでよく使われます。
10)f-s-m-l-r-s-d-d
IV – V – iii – vi – ii – V – I – I
例:F – G – Em – Am – Dm – G – C – C
- 切なさと解放感を同時に表現する進行です。
これらの8小節のコード進行を練習することで、より複雑なコードの連結に慣れることができます。ぜひ活用してみてください。
いかがだったでしょうか?
drm順や4度進行順ばかりだとマンネリ化するので、いろんなコード進行でひいてみるのはいいと思いました。GPTは三和音で指定していますが、すでに4和音をマスターされている場合には4和音でひいて全く問題ありません。ローマ数字は大文字小文字でメジャーマイナーを表しているようですが、ダイアトニックコードに関しては自動的に決まって変動しないので、ローマ数字を読み替えて見出しのとおりルートのdrmで把握してけばよいとおもいます。個人的にはうたえないローマ数字を使う意味が良くわかりません。ダイアトニックコードはルートを階名で歌いながらひくとめちゃめちゃ音感がよくなります。それではまた次回のブログでお目にかかりましょう。