コードが聞けるiOS用アプリ「和音博士」については本ブログの記事で紹介させて頂きました。どういう風に使うの?という疑問については一応そちらでも「お話」としてはお答えをしておきました。ただ実証的に音をお聞かせしていくのが本ブログ。今回簡単に動画をつくってみましたのでご説明したいと思います。
この記事でわかること
- クリエイターにもとめられることは?
- なぜおしなべて性格が悪いのか。
- 仕上げることの意味
- セクションを完備しておく
- 間違っていると聞こえるなら
身近に迷惑な「クリエイター」はいませんか?
ご家族さまに「クリエイター」がいるかたいらっしゃいませんか?あるいは仕事で日常的に「クリエイター」の世話をされているかた。どうしてあんなに性格が悪いんだろうと思ったこと。一度や二度ではないのではないかと思います。名誉のためにあまり細かくは書きませんが、あきらかにどうでもいい細かいことまで自分の「流儀」を押し付ける独善性。耐え難いものがあります。
なぜそうなってしまうのか
一般のファンのように作品だけを享受できる立場になりたい。正直そう思います。作品は素晴らしいわけなので。でもなぜ「クリエイター」がそうなってしまうのかには必然的な理由があります。素晴らしい作品は「ジャッジ」の積み重ねによってしか作ることができないからです。AとBの候補があるときクリエイターは確信をもって「作品がよくなる」どちらかを選ばなければなりません。自分の選択が絶対と思う事ができなくては作品はつくれません。そしてそれを完成まで続けなければならないのです。
やりとげることが正義
それをやりとげられるひとだけが「クリエイター」として仕事をつづけられるわけですから、当然人格も影響を受けざるを得ません。思考パターンを切り替えることが仕事をする上で「効率が悪く」なってしまう場合もあるでしょう。長年それを続けているならもとの性格などもはやあまり関係がないことのような気もします。クリエイターはリスペクトされるべき存在ですから「奇行」はつきものと割り切る必要があるのかもしれません。
性格の悪い人は損をする
クリエイターが性格でトクをすることはあまりないと思いますから僕たちはそこをマネする必要はありません。ただし学ぶべきことはあります。なにかを作ろうとするなら「ジャッジ」を続け、作品を「完遂」させる必要があるということです。それはどのような初心者でもプロでもかわりません。
何を選択・遂行すべきか
曲を作るということを例にとると「クリエイト」にはどんなメロディ・曲調を選ぶかという「ジャッジ」と曲としてひとまとまりのものに「完成」させるという二つの要素が求められます。はじめから実力以上に高度なことを試みる必要がないのは明らか。なぜならもしそうだとどちらがいいか判断できないからです。仕上がりに納得がいかないのは手本にしているものが素晴らしい以上当然のことですが、とにかく完成させましょう。全体が決まってはじめて細部の意味が定まってきます。
コードとセクション
曲の部分はセクションと呼ばれます。イントロ・ヴァース・ブリッジ・コーラス・アウトロなどにわかれます。コードを並べるとセクションがつくれます。並べればコードの役割は決まります。でもそれだけだと曲としていいのかわるいのかの評価をすることはできません。一曲として曲の形にまとめることではじめてわかってくることだからです。かんたんでも曲に仕上げる事はそうした意味があると僕は考えています。
和音博士でコードを並べてみました
本当にならべただけですが動画にしてみました。コードパターンや曲の構成についてはサイト・書籍など参考にできるものはたくさんあります。なにより自分のすきな曲をお手本にするのが一番です。
曲としての完成度はまだまだですが、「みなさんもこんなふうに検討できますよ」というサンプルのつもりで動画にしてみました。和音博士にはシーケンスを録音する機能はありませんので、僕がテンポ85のメトロノームに合わせてたたいたもののキャプチャーになっています。みなさんもいいパターンがみつかったらすかさず画面キャプチャー。たとえば無料編集アプリのCapCutを使ってつなげればこんなふうに「曲」の形にすることもできます。
自分で決める
精神衛生にはとてもいいことですね。自分が「良い」と感じればそれがすべて。なんの忖度の必要もありません。お手本とされているコード進行に従わなければいけないということもありません。逆に「それっぽくしたい」なら進行を借りるのは音階を借りるのと同じくとても効果的な方法です。おなじ「クリエイター」でも自分を追い詰める必要がないのがアマチュアのいいところ。自由度MAXで気軽にトライしていきましょう。