最近のDAWは付属音源もエフェクトも選ばれる基準になっているため最初から素晴らしいものがついています。そんななかあえて追加音源を買う目的は付属音源では作りこまないと出せない演奏のリアリティを、手間をかけずに簡単に表現するため。僕はそんな風に考えています。または単純に聞いていてよい音のほうが集中できるし耳もよくなるので、音楽的感性が向上するという理由もあります。この記事ではいくつか僕自身が聞いてみていい音と感じる音源で体験版が用意されているものをご紹介します。すぐにではありませんが将来的には購入できたらいいな~と考えている音源になります。記事の最後には各社のセール情報もまとめました。ご参考まで。
この記事でわかること
- ご購入は慎重に
- 選ぶ基準は?
- おすすめ体験版
自分の目的にあわない音源
ちょっと試算してみたので、ご覧ください。
プラグイン価格 | 使用時間(時間) | 使用時間(秒) | 1時間当り単価 |
¥100,000 | 100 | 360000 | ¥1,000 |
¥1,000 | 0.002778 | 10 | ¥360,000 |
10万円のプラグインがもしあったとして100時間使えばそれは1時間あたり千円になります。確かに高価と言えますが常時使用するとなればそれほど法外な価格ではないことがわかります。一方わずか1000円で購入したプラグインも10秒しか使わないと(実際には使っていないことを意味しています)1時間あたりの費用は36万円にもなってしまいます。これ以外にもインストールに貴重な時間を費やしていますから、時間単価はさらに高くなります。こうした事態を避けるにはどうしたらいいでしょうか?
体験版を試す
それで今回の話になるのですが、ある程度高価なプラグインはきちんとお試し版を用意していることが多いです。試した人が一聴して「スゲー」となるのを見越しているとも言えますね。音の良さの自信の表れと考えられます。同じ価格帯なら圧倒的に「良い音」をしているとか、機能的にだれにもわかる明確なアドバンテージがあるとか。もしそこで見劣りしてしまうようなら体験版は出せないでしょう。試した人はだれも選んでくれなくなるはずだからです()。
自分のプロジェクトで試す
あとはそのお試し版を自分のプロジェクトのなかで実際に動かしてみることです。体験版をインストールして自分のプロジェクトで鳴らしてみて、シンプルに曲がよくなったとはっきり感じられるかどうか?がポイントですね。すごく豊かな表現力を持っている音源はたくさんありますが、その実現のために入力に手間暇がかかりすぎてしまうなら時間のないアマチュアミュージシャンには事実上使えません。もし鍵盤で普通にひくだけで作品に使える音になるアプリと、そこから数時間かけて調整が必要なアプリがあったとしてあなたはどちらを使いますか?AIに投げれば作曲してもらえる時代がそこまできている今ですからこの違いにはよりおおきな差があると思います。現段階でもソフトの方で音楽的な解釈をして表現してくれる。アマチュアにとっては最初に書いたとおり高価な音源を購入する意味の大部分はここにあると思います。
マニュアルが読める
お試し版があるくらいですから、それを動かせるマニュアルもWEBに公開されているのが普通です。購入前にマニュアルが読めないアプリは自分の使いたい機能の有無が確かめられませんので、対象からは外してOKだと思います。
おすすめ体験版
ここからはおすすめ体験版をご紹介します。いままでこのブログで取り上げてきたものもふくまれています。リンクはすべてアフィではないメーカーページなのでご安心ください。どれもなかなかすごいですよ。
1)アコースティックギター音源
AmpleSound Ample Guitar M Lite
2)ベース音源
3)ドラム音源
STEVEN SLATE DRUMS SSD 5.5 FREE
IK Multimedia MODO DRUM CS 1.5
4)全部おためし(30日間)
5)ナレーション
6)ボーカル音源
Synthesizer V
年末は忙しい
ですので、体験版なかなか試している時間もないですね。ただ、時間制限があるのはUJAMだけですので、ゆっくり試せると思います。関連するセール情報については僕の知っているものだけ最後にまとめます。
・ちいさな手の人のためのCAGEDシステムを考えましたので、またAmpleGuitarでリアルに音にしたいとおもっています。
・SSDはインストールがなかなかに大変そうです。素晴らしい説明記事がありますのでこちらを参考になさってください。
・最近YouTubeの解説動画のしゃべりが素晴らしいのでどこの製品だろうと思っていたら、なんとDreamtonicsでした。AHSが製品をとりあつかっていてそれがvoicepeakなんですね。知りませんでした。どうりでクオリティがすごいはず。ラップとかのまえに実用レベルでとっくにしゃべっていたわけですね()。僕もペンディングになっている解説動画はこれで作りたいと思いました()。それではまた次回のブログでお目にかかりましょう。
<2023セール関連情報>
<2023/12/31追記>
・ライト版は以前と変わらずこちらから入手できます。ご安心ください。
Synthesizer V Studio Basic 及び 各種Synthesizer V ライト版ダウンロード
・以前はボーカル音源Dreamtonics SynthesizerVのライト版がAHSのサイトから入手できたのですが、ちゃんと歌えちゃうのでさすがにそれはなくなったようですね。ライト版はエディタや音源を購入することではじめて入手できる仕組みに改められたようです。こちらご参照ください。
1月9日昼(13:59)まで基本10%OFFセールのようです。こちらのサイトはまとめ買いでさらに割引クーポンがあります。
SynthesizerV Studio Pro 10%OFFページ
・<あと1日:超期間限定情報12/4朝7時ころまで>UJAMは今年のセール期間があと一日のようです。リンクの本家セールサイトでは何かひとつ購入すると「セール価格からさらに20%オフ!」のキャンペーンがあります。バンドルの購入をご検討のかたはどうぞ。表示を信じるなら全部入りの優待版も63,840円!まあセールは来年もあると思いますので、それまでは買い控え()ですね。
UJAM (Black Friday Saleは終了しました)
・各社1月1日(現地時間?)まで本家サイトセール中です。