僕自身も12keyのダイアトニックコードかなり苦戦しました。現状はまあまあひけるところまできたのでその経験を活かしてお伝えしていきたいと思います。この連載はダイアトニックコードを手クセにおとしこむという企画です。なのでなるべくかんたんなマスターの方法をさがしていこうと考えています。僕自身の定着を図りたいということでもあります。楽しくできればそれにこしたことはないですよね。Ujamのバーチャルギターを使うのもそのための工夫。せっかくリアルタイムに動いてくれる音源ですから作曲だけじゃなくていろいろ使わないともったいないかな~と思います。
この記事でわかること
- バーチャルギターのメリット
- みつる式のコードのおさえかた
- Ujamの反応は
- d のコードの押さえ方
- 進行順は?
- 音をきいてみてください。
バーチャルギターのメリット
Ujamのバーチャルギターは指1本 でパワーコードをひいてくれる仕様です。これがいいのは指1本でスタートして和音の音をききながら最終的に全部の音をおさえるフォームまでいけるということ。今回はstDまでの押さえ方をやってみますが途中でもちゃんとコードの音がするのはわかりやすい。モチベーションも上がると思います。
コードの押さえ方
インスタでもご紹介していた図を持ってきました。
音階drmfsltdからひとつとばしの音でつくられる基本となるコード(ダイアトニックコード)は
Dmst Rfld Mstr Fldm Strf Ldms Trflです。
この図で説明しているのはこれらのコードを押しやすいようにfからf までの範囲に転回形に折り返していれるということ。コードはstDm fldR strM Fldm Strf sLdm lTrfとなります。コードによる伴奏ができるようになることを目標にしたとき、指の動きの少ないこのフォームをおさえるのが一番かんたん。4和音で3和音もかねているのはなぜ?とかベースが分かりにくいのではないか?とかいろいろ疑問があるかも知れませんが基本的には問題ありません()。とりあえず「ひけるようになる」ことを優先しましょう。手が大きく動かないことが最大のメリットです。また、3コードについてはUjamのコード認識もこのフォームでOKです。
今回の押さえ方
言葉で言うと
- 小指f小指 s人差指 d とひいて位置を確認。
- 次に指はそのままs d を同時押し。
- 次に中指tを加えてstdを同時押し。
tはdとすきまなくとなりの鍵盤ですからここまでは比較的簡単かと思います。なんとここまでおすだけでバーチャルギターはコードを認識してstDmを演奏してくれます!手のほうは最後に親指mを加えることでstDmになりますがこれは次回やりましょう。あせる必要はありません。もちろんひけるかたはフライングしてトライしていただいてもけっこうです。
進行順はクロマチックと5度進行
クロマチックの半音上昇パターンはとくにご説明はいらないと思うので5度進行のほうを中心に解説したいと思います。5度進むということはいまの音階のsltdが次の音階のdrmfとなるということ。フレーズはf s dとdでおわりfではじまっています。いまの音階でのフレーズの終わりの音d が次の音階ではfになりますからそのまま次の音階でのフレーズのはじまりの音fになります。前の音階のフレーズの終わりの音(d)と同じ音から次のフレーズfがはじまりますのでわかりやすいと思います。
それでは音を聞いてください(半音上昇パターン)
歌手は前回HarukaさんからMaiさんに交替してます。f s dの後s dの同時おしのところですが分かりやすくs d と時間差で順番に歌っていますが実際は同時におさえます。同様に歌のtのところでstdとおさえてください。
画像はfからfまでの音階の音をブルーで表示しています。左手の指の動く範囲は基本的にはこのなかです。ひくところに丸印をつけました。
key=G
key=Ab
key=A
key=Bb
key=B
key=C
key=Db
key=D
key=Eb
key=E
key=F
key=F#/Gb
もういちどkey=G
それでは音を聞いてください(サークルオブフィフスをすすむパターン)
key=C
key=G
key=D
key=A
key=E
key=B
key=F#/Gb
key=Db
key=Ab
key=Eb
key=Bb
key=F
もういちどkey=C
いかがだったでしょうか?
バーチャルギターめっちゃ楽しいですね。演奏パターンはほんとうにたくさん収録されていますからプリセットを試すときにひきながらやるのがいいんじゃないかと思います。こんなふうに超スローペースでゆっくりやっていきます。それでは次回のブログでお目にかかりましょう!