これまでの一生でつくったより何千倍も多い譜面をこの数か月でつくっていますが理由はNotion Mobileが使いやすいから。譜面に親しみを覚えるとか読みやすいと感じるようになったとかはまったくないですが()すくなくとも音を伝える一つの手段としてはあってもいいかなくらいの感じにはなってきました。単純に「なれ」の問題ですね。音にしてチェックできるので重宝しています。今回もまた「ちいさな曲」を必要があってつくってみました。
- 1 この記事でわかること
- 2 ひいておぼえちゃいましょう
- 3 基本的なやりかた
- 4 2種類のセブンスコード
- 5 stDm , Fldmグループ
- 6 Strfグループ
- 7 同じルートで違うタイプは別のkeyのコード
- 8 同じルートの違うタイプをひくには
- 9 今回は音高順
- 10 ちいさな曲はこちら
- 11 鍵盤図はこちら
- 12 key=G
- 13 key=Ab
- 14 key=A
- 15 key=Bb
- 16 key=B
- 17 key=C
- 18 key=Db
- 19 key=D
- 20 key=Eb
- 21 key=E
- 22 key=F
- 23 key=F#
- 24 楽譜について
- 25 Notion Mobile トランスポーズのコツ
- 26 あせらずやっていきましょう
この記事でわかること
- メジャー7と7
- 「なれる」のに良い方法は?
- 今回はクロマチック
- 形でひいてみよう
ひいておぼえちゃいましょう
左手に関しては理屈というよりも手クセでおぼえてしまうことを目標にしています。理由はひけないと意味がないから。無意識にひけるくらいでないと結局曲に合わせてひけません。コードの名前をおぼえても、あるいはコードのしくみをおぼえてもそれだけでは意味がない。逆にストレスになるだけ。手を動かしてひけるようになってしまいましょう。
基本的なやりかた
keyのルートを中心に下のfから上のfまでの範囲でコードを配置していきます。下のfは厳守(鍵盤がそこでおわるため)。上のfはfiにシャープするまでは許容します。この方法だと音階からつくられる基本のコード(ダイアトニックコードといいます)はstDm fldR strM Fldm Strf sLdm lTrfの順におさえればうまくおさまります。大文字がコードのルート音です。このようにしている目的は演奏性(指の少しの移動でおさえられる)と音楽性(メロディを邪魔しない)の両立。コードのフォームは当然これだけではありませんが重大な不都合が生じないかぎり初回はこれでおぼえていこうと考えています。この押さえ方でコードに聞こえるためにはある程度のクオリティのあるピアノ音源が必要になります。その点PSS-50Aならまったく問題ありません。
2種類のセブンスコード
今回とりあげるのは主要3コードに出てくるふたつのタイプ。グループにわかれます。
stDm , Fldmグループ
第4音までが11半音。伝統的なコード表記ではMaj7です。key=CならCMaj7 ,FMaj7
Strfグループ
第4音までが10半音。伝統的なコード表記では7です。key=CならG7
同じルートで違うタイプは別のkeyのコード
ルートによってセブンスのタイプは決まってきます。出だしの音がDo Fa Soのどれであるかによって音階からコードをつくるためにピックアップする音は決まっているからです。これが僕がstDm,Fldm,Strfの表記を使っている理由です。使う音は階名にすればどのkeyでも同じ。いちいちメジャーとかマイナーの情報を書くのは文字数がもったいない。なので具体的な構成音で表現しています。
同じルートの違うタイプをひくには
なれるためには接触の機会をふやすことですが同じkeyのなかには同時には出てきません。そこで12全部のkeyをひくことにしました。全部ひけばかならず両タイプが出てくるからです。
今回は音高順
内容的に4度進行は関係がないので今回は半音ずつ上げていくようにしました(クロマチックといいます)。PSS-A50に対応するためkey=Gからスタート。key=F#まであげていくのは前回のとおりです。順番はG Ab A Bb B C Db D Eb E F F#になります。メロディは上がって下がりますがこれもPSS-A50対策です。
ちいさな曲はこちら
それではいってみましょう。スリーコードを12key分おぼえるソングです。
鍵盤図はこちら
両手びきになっていますがムリする必要はありません。メロディはガイドにして左手をひいてみてください。親指の角度で2種類のセブンスをひきわけます。
key=G
key=Ab
key=A
key=Bb
key=B
key=C
key=Db
key=D
key=Eb
key=E
key=F
key=F#
楽譜について
黒鍵をひく場所がわかりやすいように臨時記号でつくってあります。フラットやシャープがついているところが黒鍵をひくところです。例外はkey=F#のt 。これは音名だとE#でFの白鍵とおなじになります。
Notion Mobile トランスポーズのコツ
余談です。Notionのトランスポーズ。メニューが複雑で迷うのでうまくいった方法をメモします。これ以外にも方法はあると思います。
Key= Gの譜面をつくる
Gコピー トランスポーズ 2度 マイナー 同じオクターブ・上(以下略) Ab
Gコピー トランスポーズ 2度 メジャー A
Gコピー トランスポーズ 3度 マイナー Bb
Gコピー トランスポーズ 3度 メジャー B
Gコピー トランスポーズ 4度 完全 C
Cコピー トランスポーズ 2度 マイナー Db
Cコピー トランスポーズ 2度 メジャー D
Cコピー トランスポーズ 3度 マイナー Eb
Cコピー トランスポーズ 3度 メジャー E
Cコピー トランスポーズ 4度 完全 F
Cコピー トランスポーズ 4度 オーギュメント F#
今回は臨時記号はそのままでOKでした。
あせらずやっていきましょう
ダイアトニックは音階からつくられる基本のコードです。そのなかの3コードはもっとも基礎的なコード。どの調でも必ずひくことになりますので時々見ておくとそのkeyに「なれる」スピードが上がるとおもいます。それではまた次のブログでおめにかかりましょう!