本ブログではstDmを左手のホームポジションに決めさせていただきました。が鍵盤に目印があるわけではありません。「いまひとつ見つけにくい」との声もいただいています(身内から)。そこでstDmがめちゃめちゃかんたんにおさえられるようになる方法を考案しました。もちろん12key対応。今回はダイアトニックコードのすべてがひける左手用のちいさな曲も用意しました。(12key分の曲データは次回に公開します。)今回と次回。今日と明日。三が日のうちに12keyのダイアトニックコード。完全攻略してしまいましょう!キーワードは「左手みつる式」です。
この記事でわかること
- 時間をかけるべきこととすぐにやってしまうべきこと
- stDmの見つけかた
- 「左手みつる式」とは?
- 同時発音数は4
- ダイアトニックコードが全部ひけるちいさな曲
- 12キーの音階はこちらでわかります
- 完全攻略の次は?
シンプルな原理と地道な実践
「かんたんに身につく。」いろんなジャンルで声高に宣伝されていますが。実現できないことが多いですね。その理由は
1.全体像がみえない
2.実践する内容が不明確
原理が難しすぎてふつうの人には理解できないようなものだったらどうでしょう。わからないものをみにつけることは普通はできません。これから学ぶものについては原理はわかりやすく。そしてどこまでやればひととおり身に付いたと言えるのか、その「全体像」を示す必要があります。このブログでとりあげている「コード」については「和音博士の範囲」そして原理は階名表示です。今回はその音階を左手で「どうひくか」をお示します。もちろんコードのおさえかたと整合性のある「ひきかた」。そしてこのひきかたは12keyに共通ですから一つの原理で全体が実践できることになります。ダイアトニックコードが身につくようにちいさな曲も用意しました。
左手が右手と違うところ
左手でひく「コード」は4つ以上の音を同時にならすのが普通。右手の単音メロディとは違います。
1.5本ゆびを全部つかう
2.ゆびが担当する音はコードごとにかわる
つまり「みつる式タッチタイピングピアノ」の原則は通用しません。だからといってどこまでも後退してしまうといったことはあり得ません。僕たちは「みつる式タッチタイピングピアノ」で音階の理解を深めてきました。その知識・経験は左手に応用できるはずです。
音階のひきかたは左手でも決まっています
出発点となるDo Re Mi Fa So La Tiの音階。このひきかたは左手でも決まっています。左手は小ゆびからスタートします。
Do 小ゆび Re 薬ゆび Mi 中ゆび Fa 人差ゆび
このとき中ゆびがひくMiがどの鍵盤か記憶のかたすみにとどめておいてください。(理由は後でわかります。)
Faまでひいたら親ゆびは使わずにポジションチェンジします。
So 小ゆび La 薬ゆび Ti 中ゆび Do 人差ゆび
音階は以上になります。
stDmのおさえかた
なにか気づきませんか?
二番目のポジションに注目してください。
そうですstDがおさえられているんです。薬ゆびをぬかしてそのまま鍵盤をおしこめばstDになります。
このとき親ゆびはフリーですね。その親ゆびで先ほど記憶しておいたMiの1オクターブ上の鍵盤をおさえてください。これで
stDmが完成です!
すでにみたとおりこのstDmを起点にすればダイアトニックコードは全部ひけます。さらにすべてのkeyの音階でおなじことが可能ですのでダイアトニックコードはこれで完全に攻略できました。
ちいさな曲
ダイアトニックコードが進行するちいさな曲をつくってみました。key=Cになります。
stDm
lTrf
strM
sLdm
fldR
Strf
stDm
Fldm
次回は12keyでひいてみましょう。
12keyについてはこちらの3記事をご参照ください。
サークル・オブ・フィフスを一番理解しやすい「みつる式タッチタイピングピアノ」でひいてみよう│みつるの音感がよくなるブログ (4fingermusic.com)
音感がよくなるキーボードトレーニング「みつる式」でサークル・オブ・フィフスを全周してみよう│みつるの音感がよくなるブログ (4fingermusic.com)
サークルオブフィフスをミクさんにDo Re Miで歌ってもらいました│みつるの音感がよくなるブログ (4fingermusic.com)
完全攻略のつづきは?
今回・次回の内容でしばらくダイアトニックコードに親しみましょう。練習をお続けください。そのあとはひきつづき和音博士のチュートリアルを題材に「また先に」進みたいと思います。