前回の記事では4151の進行感がどんなものかをお伝えすべく記事を書きました。ちょっとした指の変化がコードの流れを生み出します。ただ今聞くとメロディが若干じゃまをしていますね()。(作例も試行錯誤のためお許しください。)今回はコードフォームはかえずによりシンプルな音を聞いていたたこうと思います。一般的な14151451の進行を12key分つくりました。調がかわっても共通する主要3和音の機能を感じていただけると思います。
この記事でわかること
- コード表のどの部分?
- 音をお聞きください
- コードの押さえかたは次のようになります
今回はこの部分になります
早速お聞きください
12キーで同じことを繰り返します。今回のコード表記の試案ですが小文字のアルファベットで構成音を表現しています。d=Do r=Re m=Mi f=Fa s=So l=La t=Tiとよみかえてください。 keyごとに音はかわりますが階名はすべていっしょです。
譜面はこちら。次の項目ではkeyごとの押さえかたを表示しますので、譜面が苦手なかたはとばしてそちらをご覧ください。#/bは今回も臨時記号でいれてあります。
最初のコードのみつけかた
最初のコードはstdm (So Ti Do Mi (ⅠMaj7))ですね。まず左手人差指を置いたところがDoになります。あとの音の見つけかたですが「みつる式」の右手をつかっちゃいましょう。左手人差指を置いた鍵盤とおなじところに右手親指をおきます。すると右手中指がMiですから同じところに左手親指をおきます。右手のホームポジションを上にひとつポジションチェンジすると親指がSoになりますね。これを見つけたら1オクターブ下の同じ鍵盤を左手小指でおさえます。以上でsdm (So Do Mi)を発見できました。TiですがDoの左どなりですからそれを中指でおさえればstdm(So Ti Do Mi )が完成です。この方法なら押す鍵盤を見失うことはなくなりますね。
つぎに押さえかたを変化させます
鍵盤図はⅣⅠⅤ(415)の順で表示しています。いまみつけたのがまんなかの1のコード。ここから指を左にずらして4(鍵盤図上のパターン).右にずらして5(鍵盤図下のパターン)という要領でおさえていただければよいと思います。stdmが中心で音程が低い方にfldm。高い方にstrfと変化します。低い方向はs→f t→lですのでともに半音ふたつ。高い方向はd→rが半音ふたつ、m→fが半音ひとつと変化がつきます。
key=C
コードfldm(ⅣMaj7)
コードdmst(ⅠMaj7) 順番はstdm
コードstrf(Ⅴ7)
key=G
コードfldm(ⅣMaj7)
コードdmst(ⅠMaj7) 順番はstdm
コードstrf(Ⅴ7)
key=D
コードfldm(ⅣMaj7)
コードdmst(ⅠMaj7) 順番はstdm
コードstrf(Ⅴ7)
key=A
コードfldm(ⅣMaj7)
コードdmst(ⅠMaj7) 順番はstdm
コードstrf(Ⅴ7)
key=E
コードfldm(ⅣMaj7)
コードdmst(ⅠMaj7) 順番はstdm
コードstrf(Ⅴ7)
key=B
コードfldm(ⅣMaj7)
コードdmst(ⅠMaj7) 順番はstdm
コードstrf(Ⅴ7)
key=F#/Gb
コードfldm(ⅣMaj7)
コードdmst(ⅠMaj7) 順番はstdm
コードstrf(Ⅴ7)
key=Db
コードfldm(ⅣMaj7)
コードdmst(ⅠMaj7) 順番はstdm
コードstrf(Ⅴ7)
key=Ab
コードfldm(ⅣMaj7)
コードdmst(ⅠMaj7) 順番はstdm
コードstrf(Ⅴ7)
key=Eb
コードfldm(ⅣMaj7)
コードdmst(ⅠMaj7) 順番はstdm
コードstrf(Ⅴ7)
key=Bb
コードfldm(ⅣMaj7)
コードdmst(ⅠMaj7) 順番はstdm
コードstrf(Ⅴ7)
key=F
コードfldm(ⅣMaj7)
コードdmst(ⅠMaj7) 順番はstdm
コードstrf(Ⅴ7)
いかがでしたか?
和音博士で確認したあとはぜひキーボードの鍵盤にもタッチしてみてください。指をスライドする感覚。つかんでいただけたらうれしいです。音声は全体では長すぎるのでkeyごとのものを用意しようと思っています。それではまたお目にかかりましょう。
<ご参考>前回の記事はこちらです。