AIボーカル。元ボカロPとしてリハビリ中ですが一番手っ取り早くうまくなるにはカバー曲をつくることですね。元歌があるわけなので魅力的に歌わせるにはどうしたらいいか?がすぐにわかる。そこで必要になるのがオフボーカルのトラックです。今回は簡易な練習用トラックの作り方ということで気楽にお読みいただければと思います。僕も試しながら記事を書いていきます。
この記事でわかること
- 音源をつくる方法
- ボーカルをとる方法
- トラックに導入する方法
- 歌わせてみたら?
- 《23/1/31追記あり》Webサービスをご紹介します
おことわり
この記事の内容ですがあくまで個人がアプリのスキルアップの練習を目的に行うものです。公開や商用利用は当然に著作権法上の問題を生じます。そうしたことを行って訴えられたり損害賠償を請求されたりするような事態になっても僕も責任は負いかねます。なのではじめからそうしたことはしないよう読者のみなさまには僕からもお願いしておきます。よろしくお願いします。
音源を用意する
このブログの記事でも画面キャプチャ―を画像にすることが多いです。考え方としてはそれと同じ。PCのブラウザで再生している音がWAVになれば一番かんたんですね。しらべたらクロームのエクステンションにそういう機能のものがありました。Sampleといいます。ブラウザの機能を拡張したら再生しながら録音してみてください。これで音源が用意できました。
オフボーカルをつくる
iZotopeのRXというツールを使うのが簡単だと思います。ファイルを取り込んだら解析してVocalをoffにするだけです。トラックは何回も聞くことになりますので音質はやはり気になるところ。その点で満足がいくのはこの方法だと思います。こんなセッティングになります。
トラックにはりつける
AIシンガーのエディタ。その音声トラックに張り付ければ準備は完了です。
お手本もはりつける
オフボーカルだけだと心もとないですねw。ボーカルだけにしたものもお手本としてはりつけましょう。ミュートすればOKです。ボーカルのほうのRXのセッティングはこんなふうです。
歌わせましょう
むずかしいのはリズムだと思います。納得のいくまで調整を練習しましょう。経験上最初に達成できたクオリティがその後の標準になることは多いです。なのでアプリの使い始めの時期、最初にがんばることはけっこう重要ではないかと思います。
どんな曲でも
同じやり方でお手本にすることができますね。自分の好きな曲がどんなメロディラインなのかあらためて見直すことかできると思います。これはじっくりとりくむべきことです。たぶん歌い方によってはAIシンガーに向き不向きが出てきます。何が得意かを知ることもツールを使いこなすためには重要。僕もオリジナル作品に活かせるようにいろいろ研究したいと思います。それではまた次の記事でおめにかかりましょう!
《23/1/31追記》いいサービス見つけました
RXお持ちでないかたはどうすればいいの?という記事を書いてしまいすみません。Webサービスで同じようなことができるのは知っていたのですが音質・機能の面でご紹介できるところを知りませんでした。僕自身は試していませんが評判のよいサービスを教えてもらったのでご紹介しておきます。音質はRX以上とのことです。
LALAL.AI:100%AIを利用したボーカル及びインストルメンタルトラックの削除
《23/2/9追記》またまたいいサービス見つけました
同じようなサービスは複数社が展開していて音質と価格の競争になっているんですね。ライブ演奏にもテンポ情報をつけてくれるこちらのサイトもおすすめです。
《24/1/7追記》アプリをご紹介します
1本目は無料!のもの。僕は未使用ですが品質に関するネットの評判はとてもいいです。
2本目は有料(8800円〜)のもの。
有料の代わりセクションやコードのディテクション機能があります。テストしたら比較的サクサク動きますし耳コピには便利そう。コード判定のないDAWや曲の構成が分かりづらいMelodyneと併用すると良さそうですね。