プレソナスの無料マルチプラットフォーム記譜ソフト「ノーション・モバイル(Notion Mobile)」ですが動作が軽快でメニューもシンプルに使いやすく考えられているのでブログを書くのに便利に使っています。記譜ソフトというと何かと重装備で覚えるのに時間がかかるイメージがありますがスマホでも使えるこのアプリには当てはまりません。今回うまくできなかったトランスポーズの使い方が少しわかったのでメモ的に記録して共有したいと思います。
この記事でわかること
- ノーション・モバイルのトランスポーズ
- 臨時記号をトランスポーズすると
- 移調のやりかた。
- 実際に確かめてみましょう。
アプリのページはこちらです
まだのかたはぜひ。
PreSonus | Notion Mobile日本語版 | 驚きのフリー楽譜作成&作曲アプリ – Powered by MI7
トランスポーズのメニューをだすには
右クリックでメニューを出すには音符が選択されている必要があります。未選択の時のメニューはこんなふう。トランスポーズが表示されません。
音符を選択(茶色に反転します)すると
トランスポーズのメニュー
シンプルですね。動かす音程と種類。同じオクターブか上か(上3まで)。上に移調か下に移調かが選べます。
最初はうまくいきませんでした
普通移調したい場合に音程関係は変わってほしくないですよね。そのままのメロディでキーだけ変えてほしい。調号を変えたらそのまま維持されるような。でもデフォルトだとうまくいかないんです。CをFキーに変えたい場合を例にします。これでやってみましょう
こんなふうにうまくいきません。元の音階がこれ
これがこうなってしまいます。
これでは使えません。
回避方法はこちら
音程種類から「完全」を選択してください。これでイメージ通り上手くいきます。
うまくいくとこんなふうになります。音階が維持されて臨時記号が自動的についています。
念のため調号を変更して確認してみましょう。調号メニューは左のタイルアイコンの中にまとめられています。これが調号ツール。選択して楽譜上の調号を入れたいところをクリックです。
こんな感じでキーが選べます。Fを選びます。
調号つきの楽譜を見てください。
比較してみると。
上がトランスポーズのメニュー「全音階」で下が「完全」でトランスポーズしたものです。
なぜ?
デフォルトだと臨時記号を使って苦労して音階を書いても全部消えてしまいます。精神的ダメージからなかなか立ち直れなかったのですが、メニューに選択がありましたね()。デフォルトになってない理由はたぶん音楽的なもので深い意味があるのだと思います。知ってさえいれば実用上問題ないですね。これほどの落とし穴は他にはなさそうですが()、また何かありましたらお伝えします。それではまたお目にかかりましょう!