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ピアノのコードネームはなぜむずかしいのか(みつる式超わかりやすいコードネームプロトタイプ)

コードなんてかんたんだよ~。というのは年期をつんだ音楽経験者のかた。入門者にとってはコードネーム。直観的にわかるものではありません。例えば僕。コードネーム。しくみはいちおう知っているつもりでも、シートミュージックのアプリにあわせてテンポよくひいていこうとするとアウトw。曲のすすむスピードに追いつけません。でもテンションがいっぱいついてるジャズっぽいコードだったらベテランのかただって相当むずかしいはずですよね。今回はそのへんなんとかならないかな?ということで「大人のピアノにふさわしいコードネームのあらわしかた」ちょっと考えてみたいと思います。

この記事でわかること

  • コードネームのしくみ(ベーシックなところ)
  • こんなふうに書けるのでは?プロトタイプを考えてみました
  • このあともご期待ください

なぜピアノコードはむずかしいのか

その理由を考えてみたのですが、コードネームとは和音をなるべくシンプルにあやまりなく表現するためにつくられたもの。そこは素晴らしいところなのですが基本的にkeyの概念はありません。だからこそ12あるkeyのどれであっても関係なく使えるわけなのですが、ここに落とし穴があります。同じコードであってもkeyによって役割が違う。つまりメロディの音符の実音のときとまったく同じことがコードにもおきるというわけ。役割が認識できないと曲として理解できない。これが混乱の生ずる根本的な原因です。

「コードの意味」は見た目からは分からない

実音CがDoになるのはkey=Cのとき。これと同様にコードの「意味・役割」はわれわれ使う側がkeyに準じてコードネームからくみ取る必要があります。頭のなかで変換する作業が必要。だからかんたんではないんですね。このブログではつねづね「初見でひくことは音楽の本質ではありません」とお伝えしています。かんたんではありませんからひく前にあらかじめ変換するという準備が必要です。ではどんな準備が必要なのか。コードのしくみの解説にもなりそうなので試みにちょっとやってみたいとおもいます。今回は結論を得るのではなく案を考えるプロセスをみなさんと共有したいと思います。ライブ感覚でおたのしみください。

まずはダイアトニックコードからやってみましょう

とうとうこのときがきましたね()。コードの解説ずっと避けてきましたがその理由は解説したところで「なにもわかるようにならない」という思いがあったから。先ほども書きましたがコードをあらわす仕組みそのものは音階とは直接関係がないので説明は抽象的でピンとこないものになります。音階にフィットして使えるコードというのはもともと限定的なんです。何百という種類があって和音をなんでもかんでも表現できるコードネームの仕組みというのはひとつの音階を対象にした場合基本的にはToo much なものなのです。だって使わないコードネームが山ほどあるわけですから。使わないコードを覚える事は僕たちには必要ないと思いませんか?コードの書きかたと実際の和音。どちらが重要かと言えば音階に存在している音を知ることのほうなんです。それではちょっとやってみましょうか。

コードの表示案

key=CだとDo Re Mi Fa So La TiはC D E F G A Bです。普通のコードネームをよみかえてみます。

C(Cmaj)=Do Mi Soは ご想像のとおりDo。

3度を明示するため Do Mi(右下にちいさめに)と書いてみました。でもこのMiはなくてもたぶんわかりますね。CmajをCと書くのとおなじ感じです。ちなみにCminは Do Me(右下小)になります。こちらのMeの方は必ずいります。音階外の音なので明示する必要があります。

基本的に記号・数字はやめる方向がよいと思います。というのも記号・数字は音への読み替えが必要になるからです。コードネームがむずかしくなる原因ですね。たとえばCmaj7 Fmaj7がでてきたときTi・Miという違う音が同じ7という数字で表現されています。これはコードのルート音を基準に度数をかぞえているからですがちがう音はやっぱりちがうふうに呼ぶべきだと感じます。準備できるならあらためたほうがいい。key=CのときのCmaj7は含まれている要素を階名で表現すればDo Mi Tiになります。 ルートDo 3度(maj/min)Mi 7度 Ti。いかがでしょうか。以上のルールでダイアトニック4和音はすべてかけますね。基本的には4和音の構成音から5度の音をはずしてなぞっていくかたちになっています。

Cmaj7 = Do Mi Ti

Dmin7 = Re Fa Do

Emin7 = Mi So Re

Fmaj7 = Fa Ra Mi

コードのわけのわからなさ

ここでG7がでてきたのでコードのわけのわからなさについてwまとめたいと思います。まずCmaj7 Fmaj7のmajはCFではなく7のほうにかかっています。ルートからセブンスの音までの距離が11半音。デフォは10半音です。このときは7だけ書いてあります。Dmin7 Emin7のminは7ではなくDEにかかっています。第二音がルートから3半音のときmin。デフォは4半音。このときはなにも書いてません。さてG7。両方デフォなので第二音は4半音。セブンスは10半音。そういうことなんです。何がデフォか何が何を意味しているか知らないと解読できない。符丁のようなものです。譜面と同じで暗黙の了解が多すぎですね。明示したほうが初心者にはわかりやすいです。

G7 = So Ti Fa

Amin7 = La Do So

Bmin7b5 = Ti Re Fa La

Bmin7b5は全部書いてありますが、もとの表現もじつは全部書いてあると言えます。5度が半音せまくなっているのでFaは明示しています。

さてさきほどもちょっと触れましたが、これらのmaj/minとか b5 の要素については音階のなかで当たり前と判断できれば省略できる可能性もあります。コードのときはDoはメジャーReはマイナーをあらわす。みたいな。それはそれでシンプルでよいとおもいますがどうでしょうか?

テンションノート

9 11 13 のテンションノートも階名表記すればよいので問題ないですね。b9 #9 #11 b13 も同様です。数えなくていいのは便利じゃありませんか?ひとつだけ例にとると

構造より音のひびき

いかがだったでしょうか。いまちょっとおもったことなのですが、確かにDmin Emin Aminは二番目の音がルートから3半音という共通点があります。だからマイナーコードとしてひとくくりになっているのですが、でもその共通点を指摘する事ってそんなに重要なことなんでしょうか。マイナーコードと呼んだからといってとくべつなにか理解が深まることがある。僕にはあまりそんな風に思えないのです。むしろコードのRe コードのMi コードのLaは音階の中では役割ははっきり違う。音が違うから当然なのですがその違いを認識したほうが曲の理解には結びつくように思います。

可能性を感じていただけましたか?

コードについて自分なりに音階の中で表現してみました。これから必要な時は積極的に使っていきたいと思います。コードネームをつかうことを止めてしまうわけではありませんが、コードネームが音名であるのに対して今回のみつる式のコード表記はそのまんま「階名」。そのメリットを生かす方法をみつけていきたいと思います。それではまた次回お目にかかりましょう!

《2023/1/16追記》

その後考えがまとまって表記フォーマットができました。

コードの構成音がバッチリわかるみつる式コードプロトタイプ(表記のしかたをまとめます)│みつるの音感がよくなるブログ (4fingermusic.com)

12keyのダイアトニックコードを新コードネームで解説しました。

《永久保存版》みつる式超かんたんコードネームでおぼえるダイアトニックコード12key完全攻略レシピ│みつるの音感がよくなるブログ (4fingermusic.com)

その表記を使って12keyでダイアトニックコードが覚えられる曲をつくりました。よろしければどうぞ。

「s をおぼえるちいさな曲」作ってみました-ダイアトニックコード12keyチャレンジ│みつるの音感がよくなるブログ (4fingermusic.com)

《2023/1/19追記》

ダイアトニックコードを覚える曲ですがこちらのほうがカンタンなのでおすすめです。現在のオフィシャル練習ソングです。

YAMAHA PSS-A50完全対応「ダイアトニックコード全key分覚えられるソング」こんどこそ全曲分です!│みつるの音感がよくなるブログ (4fingermusic.com)

<22/12/20追記>

「コードのわかりにくさ」の解消にアプリでアプローチしている「和音博士」をご紹介します。階名の対応表をつくりました。

<22/12/21追記>

この記事ぜんぜん音がなかったですねw。すみません。コードプログレッションは僕も勉強中なんです。音のある記事はこちらのカテゴリにまとめていますのでよろしければ。

かっこいいコードプログレッション│みつるの音感がよくなるブログ (4fingermusic.com)

今のところの自信作はこれかな?

かっこいいコードプログレッションを聞いてみよう(第4回) ガチ・グラミーノミネートシンガー│みつるの音感がよくなるブログ (4fingermusic.com)

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そのひとなりの楽しみが味わえること以上に大切なことはありません。音楽だってプロではないアマチュアなりの楽しみ方があっていいはず。ピアノだって誰もが演奏家を目指さなくてももっと楽しくひけるはず。このブログも作曲も全ては自分の楽しみのためにやっていることです。でも自分が楽しんでいないことはきっと相手にも伝わらない。僕の見つけたちょっとしたコツや知識がみなさんの楽しみにつながることを心から願っています。

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