この記事で身につくこと
- タイプライターの技術「タッチタイプ」とは
- 正確な打鍵ができる理由
- ホームポジションの役割
- ピアノ鍵盤の演奏でホームポジションがない理由
- なにが応用できるか?
- ピアノでもホームポジションを決めよう
タッチタイプのしくみ
タイプライターのホームポジションとは
説明がおそくなりました。
タイプライター(12キー×4段)
におけるホームポジションとは
下から2段目
中央の GとHを空けて(見えるように)
両手の4本指を置くことです。
こんなふうです
A S D F G H J K L ;
小 薬 中 人 人 中 薬 小
Gは左手 人差指をちょっと広げて打ちます
Hは右手 人差指をちょっと広げて打ちます
この手の形はキープしたまま
下1段
上2段に スライドして打鍵します。
これでなにが実現できるかというと
「同じキーは常に同じ指で打鍵すること」です
指の視点でみると
中指 薬指 小指 は
4段ですので4つのキーを担当
人指し指は
1段で2個ずつ 4段 なので8つのキーを担当
担当するキーは「変わりません」
だから
覚えればキートップを見ずに
タイプできるようになります。
これが「タッチタイプ」です。
ホームポジションを基準に
手の形を保って平行移動することで
おなじキーはいつも同じ指で押すようにする
その結果
高速にミスなくタイプできる という訳です。
ピアノにホームポジションがない理由
これは理由は簡単で
ピアノ演奏の技術は
フレーズを美しく弾く目的で最適化されている
からです。
音楽が美しくなければそもそも
弾く意味がありません。
私たちが鍵盤をひく目的は?
何のためにひいているでしょうか。
音楽を楽しむため。
曲を知るため。
最終的には曲を覚えるためです。
だとしたら
すべての曲は同じ指の使い方で弾けるべき
でしょう。
曲によって音に対して使用する指が変わっていたら
私たちの記憶力では正しく弾くことすらおぼつきません。少なくとも僕にはムリです。
タッチタイプのように音が決まれば指が定まるのであれば
その過程は自動化できて
脳のリソースをフレーズを「覚えること」に全振りできます。
ピアノ演奏のホームポジションとは?
私たちの「メロディを覚える」という目的では
ピアノにおいても「ホームポジションを決めるべき」
ということがわかりました。
いろいろトライしてみた結果
一番シンプルなものが一番有効ということがわかりました。
ちなみにメロディをおぼえるための方法ですので右手だけです。
1オクターブ8音は
指4本×2ポジションでカバーできます。
小指は使いません。
親指を白鍵C4においてください。指はひろげませんので自然にC4D4E4F4の4つのキーに乗るかたちになります。これがホームポジション。
ホームポジションは
Do Re Mi Fa
親 人 中 薬
今度は親指をG4においてください。同じように自然にG4A4B4C5の4つのキーに乗るかたちになります。これがスライド後のポジション。
スライド後のポジションは
So La Ti Do
親 人 中 薬
です。
指の視点からみると
親指は Do So
人指し指 Re La
中指 Mi Ti
薬指 Fa Do
をそれぞれ担当します。
これ以外の指は決して使わないでください。
弾くときはDo Re Miをうたいながらそのキーを押します。
音楽的な意味については長くなりましたので項をあらためます。
さて
この「みつる式タッチタイプピアノ」を使うと
どんなことが実現できるのか。
今後の記事でお示ししていきたいと思います。
<追記>
動画つきのわかりやすい記事を書きました