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曲構成を考えよう:ポップソング作曲の第一歩

  • 2024年5月25日
  • 2024年5月25日
  • 作曲

コードのことがわかってきたので今度は曲の形に並べたいですよね。4小節くらいならいいパターンが思いつくこともあると思いますが、枠組みを作っておけばその中のどこかに配置して曲に近づけていくことができます。曲構成を知るにはつくりたいジャンルごとに好きな原曲にあたっていくのが一番。それは分かっていますが、素手で耳コピに取り組むのも非効率ですから、まずは基本的な楽曲構成の考え方を学んで、標準的な枠組みを作るところからはじめてみたいと思います。WEBサイトにはいろいろ有益な情報がありますので参考にして自分なりにまとめていきます。

この記事でわかること

  • 標準的な楽曲(ポップソング)の構成
  • 各パートの呼び方
  • 楽曲構成

曲の長さは?

「ポップソング 長さ 標準」でGoogle検索したら用が済んでしまいました。

ポップソングの標準的な長さは約3分ですが、調査会社のMidia Researchによると、2020年7月までの1年間のビルボード・トップ10の楽曲は平均3分42秒で、過去20年間で16%短くなっています。また、K-POPの曲も4分程度の長さで、起承転結がはっきりしているのが特徴です。

ーーー回答以上ーーー

4分のくらいイメージがありましたが、年々短くなっているんですね。

全体の小節数は?

3分と4分で各BPMごとの小節数を計算してみます。この範囲に収まる小節数ということになります。

4分の曲の場合4分の4拍子だと、曲全体のビート数= BPM×4(分)÷4(1小節のビート)=小節数なので小節数はBPMと同じになります。小節数の最大値はここになります。

3分の曲の場合同様にBPMの3/4です。最小値はここですね。まとめると4分の4拍子なら小節数はBPMの3/4以上BPMまでになります。

曲の構成は?

曲を構成する要素は日本だとイントロ、Aメロ、Bメロのような区分けが次のようによばれています。

GPTに聞いてみました

ポップソングの典型的な構成は以下のようなセクションで構成されます:

  1. Intro(イントロ): 曲の始まりの部分で、リスナーの注意を引き、曲の雰囲気を設定します。短く、インストゥルメンタルな部分が多いです。
  2. Verse(ヴァース): 曲のストーリーテリング部分です。歌詞が展開され、物語や感情が表現されます。メロディーは比較的シンプルで、コーラスへのビルドアップとして機能します。
  3. Pre-Chorus(プリコーラス): 一部の曲には、ヴァースとコーラスの間にこのセクションがあります。コーラスの盛り上がりを強調する役割を果たします。
  4. Chorus(コーラス): 曲のサビの部分です。最もキャッチーで、リスナーに強く印象を与える部分です。メロディーと歌詞がリフレインされ、曲のテーマが最も強く表現されます。
  5. Bridge(ブリッジ): 曲の中間または後半に登場するセクションで、ヴァースやコーラスと異なるメロディーやコード進行が使われます。変化を与え、曲のダイナミクスを増します。
  6. Outro(アウトロ): 曲の終わりの部分です。曲をまとめ、徐々にフェードアウトすることが多いです。

典型的なポップソングの構成例

  • Intro
  • Verse 1
  • Chorus
  • Verse 2
  • Chorus
  • Bridge
  • Chorus
  • Outro

このような構成は曲によって異なる場合もありますが、基本的な流れとして参考になります。

---回答ここまでーーー

具体例をみてみましょう

Abletonのチュートリアルサイトが良かったのでご紹介します。

https://learningmusic.ableton.com/ja/song-structure/bury-it.html

曲の動画はこちら

この曲の場合はBPM100で3分2秒くらいなので76小節くらいと予測できます。数えていってみましょう。

Intro 4小節
Verse1 8小節
Pre-chorus1 8小節
Chorus1 4小節
Break1 4小節
Verse2 8小節
Pre-chorus2 8小節
Chorus2 8小節
Break2 4小節
Pre-chorus3 8小節
Chorus3 8小節
Outro 4小節

合計76小節ですね。ぴったりでした。各パートの解説はAbletonのサイトで見られます。カーソルを曲のセクションに合わせると読むことができます。

もう一つ実例をみると

もう一曲やってみましょう。次の曲はBPM97 3分24秒くらいの曲です。

https://learningmusic.ableton.com/ja/song-structure/award-tour.html

曲の動画はこちら

3分24秒は204秒なので曲全体のビートは97×204/60。これを4で割ると小節数になります。82.45。おそらく82前後ですね。HookはChorusの別の言い方です。

Intro  4小節
Hook1  8小節
Verse1a  8小節
Verse1b  8小節
Verse1a  8小節
Hook2  8小節
Verse2a  8小節
Verse2b  8小節
Verse2a  8小節
Hook3 16小節

合計は84でした。きちんと4の倍数になってます。

AIの案に小節数を落とし込んでみる

それでは先ほどのGPT案に小節数を入れてみましょう。テンポは72BPM曲の長さは3分弱と設定します。このばあいビート数は72×3。したがって、小節数は4で割って54です。

Intro  2小節

Verse  8小節

Chorus 8小節

Verse 8小節

Chorus 8小節

Bridge 8小節

Chorus 8小節

Outro  4小節

仮にこんな風に考えてみることができます。めっちゃ見通しがよくなりますね。この場合すぐ歌い出す感じなので、イントロを4小節にすると、3分は少しこえてくることになります。

いかがだったでしょうか?

この区分はAメロ(Verse)Bメロ(Pre-chorus)サビ(Chorus)と考えれば、日本の曲にも使えます。いろんな曲を分析したりして少し情報を集めてまた第2回を開きたいと思いますので、お楽しみに。それではまた次回のブログでお目にかかりましょう。

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みつるの音感がよくなるブログ

そのひとなりの楽しみが味わえること以上に大切なことはありません。音楽だってプロではないアマチュアなりの楽しみ方があっていいはず。ピアノだって誰もが演奏家を目指さなくてももっと楽しくひけるはず。このブログも作曲も全ては自分の楽しみのためにやっていることです。でも自分が楽しんでいないことはきっと相手にも伝わらない。僕の見つけたちょっとしたコツや知識がみなさんの楽しみにつながることを心から願っています。

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