超ゆっくりバージョンお聞きいただけました?今回の発見は速い曲は半分のスピードでもひくにははやすぎるということでした()。そこで思い切って40まで落としたのですが原曲のイメージはほぼ失われた()と思います。幸いシンセシアには加減速機能があるので4倍スピードの160にしてみました。原曲は166なのでほぼもとの速度にもどったことになります。これなら元の曲のイメージが回復できますしリズムチェンジやキー変更など作曲者がもりこんだ「意図」を明確にききとることができます。
この記事でわかること
- 動画はこちらになります
- 曲構成からよみとれること
- かえるのはどれかひとつ
- 聞き手に「やさしい」ポピュラーミュージック
- 一発で「良さ」がわかるのは
動画はこちらになります
参考まで。超ゆっくりバージョンはこちらです。
テンポは?
ダンスミュージックに課せられた制約からはアニソンは自由ですね。曲のパートでもテンポは常にゆれていて心をつかむようになっています。Logicの読み取りだと168から166の間ですね。ラップパートではもっとおそく148までおちるところもあります。声にあわせてリズムが変わらないのは逆に不自然。すばらしい作りこみです。
テンポの重要性についてはこちらの人気記事()をご参考になさってください。
一度にかえるのは
Cに転調した後の二番目の歌のパート。同じkeyが続くところですがリズムチェンジがあるのはここです。飽きさせないためですね。3つめの歌のパートは2回転調しますが短い間にメロディをしっかり聞かせるためにリズムはまたジャストに戻しています。メロディも繰り返し。変える要素はひとつに絞るのが一回で聞いて「よく」感じさせるテクニックですね。
ボップソングはひとにやさしいソング
しくみをうまく使わないと「伝わる」曲にはなりません。伝えるための仕組みや工夫。ヒット曲はその宝庫ですから今後も参考にしていきたいです。キャッチーな曲のしくみについてはこちらの記事をご参照ください。
こちらの記事も参考になると思います。
それではまた次回のブログでお目にかかりましょう!