iPhoneのばあいは標準でガレージバンドがありますので、他のスマホアプリは必要ないとも考えられますが()ギターとしてはいくつかの惜しいポイントがあります。そこで今回は代わりとなるアプリを探してみました。Real Guitarというアプリが良さそうですので、ご紹介します。無料で指板の音を鳴らすことができます。なおこの記事はアフィリエイトではありません。課金(サブスクで年額1500円)する価値があるかどうかはみなさんご自身でご判断ください。
この記事でわかること
- ガレージバンドのギターの惜しい点
- おすすめギターアプリ Real Guitar
ガレージバンドギターの惜しい点
その1はiPhone専用なのでアンドロイドで使えない点ですね。
その2は指板モードだと12フレットまでしか表示されないこと(ぼくのiPhoneの場合です)。機種によってはさらにフレット数は少なくなるようですが、さすがにそれでは指板を覚える目的には使いづらいと思います。
この2点を解消できるアプリ
こちらになります。Real Guitar (メーカーがKOLBのほうです。同じ名前の別アプリがありますのでご注意ください。)
https://play.google.com/store/apps/details?id=br.com.rodrigokolb.realguitar&hl=ja
https://apps.apple.com/jp/app/id1148690279
欠点はレスポンスが良くないことと、広告が多いことですが、Soloモードのみ・アコギのみで使うならなんとか無料で使うことができそうです。なおガレバンとちがってチョーキングはできません。チューナーで調べたところ音は正確でした。耳が悪くなってしまうことはないと思いますが、気になる方はご自身でご確認ください。
お目当てのソロモードですがこのような画面になります。2段目のピックを移動させると、指板の表示部分もそれに合わせて移動します。これはガレバンにはない機能ですね。録音はMIDIではなくMP3で演奏した音を録音できます。
最大のメリット
指板の音を実際に鳴らして聞いて確認できる。これにつきます。階名で歌いながら、音をだしてみましょう。前回の4弦までの3コードを鳴らしてみました。簡単にギターの音を録音できるのは、ギター記事の音源にはピッタリです。外部のメトロノームを聞きながらタップしてみました。リズムが悪いのはご了承ください。
1)Eフォーム
2)Dフォーム
3)Aフォーム
4)Gフォーム
5)Cフォーム
コードモードは二つあります
課金しないと事実上使えないと思いますが(理由は後述します)、いちおうコードモードにも触れておきます。Easy とNormalですが、それほど大きな違いはありません。コードネームの部分を押すとストロークしてくれるのがEasyモードです。
Easyモード
Normalモード
Normalモードではコード名をタップしただけでは音は出ず、同時に弦をストロークする必要があります。鳴るコードは適当というわけではなく自分でコードフォームを選ぶことができ、8つまでのセットを自分で名前をつけたプリセットにすることができます。コードはメジャーマイナーはもちろん13thまであって、同じコードにだいたい4つずつのポジションの違うコードフォームがあり、ざっとかぞえたところ146個もあるので、かなりいろいろ表現できそうです。
コードのプリセット画面です。一度に使うコードは最大8つまでまとめて、プリセットにすることができます。画面は4つまで登録してあるところです。有名曲のコード進行のプリセットも収録されています。
個別のコードの選択画面です。一番右側の列は146種類あります。数が多いのは、一つのコードに対して、EADCの4フォームくらいが登録されているから。一つ手前はルートでシャープフラットが別となっているので17種類。変更すると一番右も全部かわります。
内臓メトロノームを使ってEasyモードをかきならしてみました。よれよれすみません。コードは参考までデフォルトのd(Ⅰ)⇒s(Ⅴ)⇒r(Ⅱm)⇒f(Ⅳ)(G⇒D⇒Am⇒C)です。
大量のレッスンデータとリズムループの再生があります
課金を続けてもらうためか、大量のレッスンデータもあります。再生すると指板にマークが出て、タップしていくと次に進むスタイルでレッスンができます。有名フレーズのさわりだけですが、YouTubeの演奏動画にも飛べるという丁寧さ。ごく一部なので曲の練習にはなりませんが、有名フレーズを階名で歌う練習にはなると思います。
いかがだったでしょうか?
モードセレクト画面です。下の枠内がプリセットのコード。無課金だとモードの行き来だけで広告が出るので、非常に使いづらいと思います。楽器を持ちかえる場合も広告。何をするのにも出る感じです。画面の右上Real Guitarのロゴの部分も広告スペースですが、頻繁な切り替わりで遅延が発生するので、割り切って録音などはせず、無課金のSoloモードで楽器は固定。ひたすら指板の確認に使うのも一つの考え方ではないかと思います。音楽的にヘンなところは特に感じませんでした。指板学習中の自分は「指板を押すときは必ず階名を思い浮かべる」ことをしながら便利に使っていきたいと思います。音名についてはこちらの記事をご参照ください。