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ギターの指板のマーカーを覚える曲をつくりました

ご無沙汰です。曲というよりは、メロディなんですが、タイトルの内容でつくってみました。ブログ読者の中には、だいたい音名はおばえてしまったよーというかたもいらっしゃるかもしれませんが、暗記とは別の角度からフレットボードを記憶する試みですので、まだ指板が完全に頭に入っていないかたはもちろん、いちおう覚えたというかたも、よろしければおためしください。

今回作った譜面について

基本となる考え方

このブログでは、音感を身につけるために、音を「音の名前で」呼ぶことをおすすめしてきました。音の名前で呼ぶとは、つまりドレミで歌うことです。マーカーがあるのは各弦の3、5、7、9フレットですので、ここを順番に鳴らしながら、ドレミで歌っていきます。日本語だとドレミファソラシですが、このブログではDo Re Mi Fa So La Tiを採用しています。譜面では略記してdrmfsltとしています。

マーカーの特徴

ギターのマーカーのところで鳴る音。ピアノの白鍵と違って、ドレミ以外の音(ピアノなら黒鍵の音)が入ってきます。ここがちょっとめんどくさいところ。もしかしたら、まだ黒鍵の音を覚えていない方もいらっしゃるかもしれません。黒鍵の音がはじめての方にとっては、呼び方も、音の高さもわからないということで、かなりとっつきにくいと思います。ただし5音しかありませんので、コツさえつかめれば身につけられます。(僕はできました。この2年間での一番の成果()だと思っています。)今回の指板マーカー曲も黒鍵の音をおぼえる良いチャンスになります。指板のマーカーには黒鍵の5音中4音が登場します。

ドレミ以外の音(黒鍵の音)の呼び方

drmfsltについては先ほど説明しましたがこの間に黒鍵がはさまってきます。黒鍵をふくめて書き表すと、

d、Ra、r、Me、m、f、Fi、s、Le、l、Te、t、

Re(r=レ)のフラットがRa

Mi(m=ミ)のフラットがMe

Fa(f=ファ)のシャープがFi

La(l=ラ)のフラットがLe

Ti(t=ティ)のフラットがTe

となります。黒鍵の音にも名前がついているというのがポイントですね。(さらっと触れましたが、くわしくは記事の終わりに記事リンクをつけます。)マーカーにはこの記事での説明順に、Ra、Fi、Te、Leの4音が登場します。

4弦のマーカーの音

一番分かりやすいのが4弦になりますので、まず4弦から譜面の説明をしていきます。

ここでのルールは二つです。

1)下から上にマーカーの音をひいていきます。

2)最後はdでおわります。dに戻るのは音階の基準となる音だからです。dをひくことで、それまでひいた音をしっかり感じられておぼえられるようになります。

マーカーは3、5、7、9フレットにありますので、譜面は次の通りです。

3,5,7,9フレット以外のdrmには()がしてあります。

なお、タブ譜の譜面は実音より1オクターブ高く書くのが通例のようなので、ギターから実際に出ている音は同じ譜面でピアノで出る音の1オクターブ下になります。

1弦のマーカーの音

1)下から上にマーカーの音をひいていきます。

2)3、5、7フレットはOK。s、l、tです。

3)9フレットの音はRaでReのフラット(半音さがった)した音です。これは音階外の音。音階外の音は半音となりに進むと必ず音階内の音になります。(黒鍵と白鍵は必ず隣り合っているので)

4)Raから半音下がるとdですので、dに戻るルールにしたがってここがゴールとなります。

Raの音をおぼえるチャンスですので、繰り返しひいて、フワッとdに戻ってくる感じをつかんでみて下さい。

6弦のマーカーの音

6弦は1弦とチューニングが同じで、高さの違う同じ音

ですので、ひきかたは同じになります。

説明も全く同じなので省略します。

5弦のマーカーの音

5弦はdから始まるので、枠組みとなるdrmfsltの音階の感覚をおぼえるのに適しています。7フレットまでは、音階通りの音です。

1)下から上にマーカーの音をひいていきます。

2)3、5、7フレットはOK。d、r、mです。

3)9フレットの音はFiでFaのシャープ(半音あがった)した音です。これは音階外の音。音階外の音は半音となりに進むと必ず音階内の音になります。(黒鍵と白鍵は必ず隣り合っているので)

4)Fiから半音上がるとsですので音階の音に戻りました。、dに戻るルールにしたがってこのまま高い方に続けてdに到達するまでつづけます。

5)s、l、t、dとつづけてひいて、最後のdがゴールになります。

3弦のマーカーの音

ここからが、ちょっと難しくなります。スタートがTe(Tiのフラットした音)になるからです。Teの音をしっかりつかまえるためには、Te→Tiとすぐに音階の音に戻ることが大切です。なので、今回はマーカーの音だけをひくのではなく、間にt(Ti)をはさんでいきます。

1)下から上にマーカーの音をひきますが、補助の音をいれて、3,4(Te、t)とひきます

2)5,7,9は、d、r、mでOKです。

3)mまでひいたら、そのまま基準のdの音にもどります。

4)m、r、dとさがって、dがゴールになります。

2弦のマーカーの音

2弦のマーカーは、4つの内のふたつしか音階の音ではありません。なので一番複雑。でも、これまでと同じやりかたで、ていねいにみていけば、必ず音はおぼえられます。

1)下から上にマーカーの音をひいていくと、3、5はr、mです。ここまではOKですね。

2)このあと、7、9はFi(Faのシャープ)、Le(Laのフラット)となるのですが、2連続で音階を外れると、うまく音をとらえることができません。そこで、ここは横着せず、補助の音を両方いれて、6,7,8,9とひいていきます。f、fi、s、leです。

3)Leはl(La)にもどりますので、lと続けます。

4)音階の音にもどりましたので、lのあとはt、dと続けてdがゴールになります。

なれてきたら、ガイドのfとsは弾かずに心の中で歌うようにしてください。心の中で歌うだけで正確にFiとLeが歌えるようになります。7、9フレットを弾いて「答え合わせ」してみてください。

いかがだったでしょうか?

マーカーの音を感じるための、一つの方法として考えてみました。過去記事で指板の音名は丸暗記してしまっていますので、たぶん音名は分かるとおもいます。ただ、音名だと、そのまま「音」として感じるのは難しいので、いつものように、なれ親しんだ「階名」で歌ってみました。

補助の音ですが、現状の僕の音感で、自分が必要と感じるものをプラスしただけ。もちろんこのやりかたには正解も不正解もありません。自分自身も、もっと音感がよくなって、黒鍵の音がストレートに感じられるようになれば、いらなくなるかもしれません。もしも上記の譜面がしっくりこない場合には、マーカー以外の追加の音はご自分で自由に足したり引いたりしてみてください。最終的にdrmfsltの音階とその黒鍵の音として感じられることがすべてです。そして、フレットをおさえただけで、弦をはじく前に音(drm)が聞こえる(予想できる)状態をめざしてみて下さい。はじくまえに自分で歌って、答え合わせをするのもいい練習になると思います。

<参考記事>

音のdrmfsltでの呼び方を説明しています。ピアノでの説明になっていますが、ギターより見やすいと思うのでよろしければ、3年前のブログを始めたころの記事です。

ギターの音名の覚え方、全く何も知らない人が全体をつかむ方法としては、たぶんベストだと思います。それまではチンプンカンプン。これを思いついて、自分はやっとわかりました()。

ギターをつかった「黒鍵の音」の覚え方の記事です。この記事では一部でしたが、全部説明したのがこちらの記事になっています。よろしければ。

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みつるの音感がよくなるブログ

そのひとなりの楽しみが味わえること以上に大切なことはありません。音楽だってプロではないアマチュアなりの楽しみ方があっていいはず。ピアノだって誰もが演奏家を目指さなくてももっと楽しくひけるはず。このブログも作曲も全ては自分の楽しみのためにやっていることです。でも自分が楽しんでいないことはきっと相手にも伝わらない。僕の見つけたちょっとしたコツや知識がみなさんの楽しみにつながることを心から願っています。

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