みつる式でdrmfsltd(Do Re Mi Fa So La Ti Doの略)をひいていくときに、s(So)から右手のポジションをチェンジします。新しいポジションでは親指をsにもっていきますが、音階の形がまだイメージとしてかたまっていない始めたばかりのうちはけっこう大変だと思います。自分がどうしてできるようになったのか?というのを思い出しながら(つい最近なので思い出すのは簡単)コツをご説明したいと思います。
この記事でわかること
- エッセンシャルな音階とは
- Soのみつけかた
- 基本はとなり
- 鍵盤の色がかわるのは?
エッセンシャルな音階
忙しいときもこれだけひいておけば音感が維持できますよ。と僕が考える音階があります。そんな意味で「エッセンシャル」と呼んでいるのですが、昨日のこちらの記事の前半でくわしく説明しています。
音と譜面再掲します
Soの重要性
drmfとsltdをひとかたまりに親指・人差し指・中指・薬指でひきます(みつる式)。12音階を一気にdrmfsltdでひいていきますのでなれるまでは難しいかもしれません。sから新しいポジションに手を動かしますので、親指をもっていくsの場所がわかればグッとラクになるとおもいます。
Soのみつけかた
めっちゃ簡単で基本的にはFaのとなり。drmfをひくとき使っていない「小指」が乗っている鍵盤になります。みつる式では隙間なくとなり合った鍵盤をひくのは中指と薬指だけと決まっていましたね。なのでFaとSoも間にもひとつ鍵盤がはさまっています。音階ではsはfのとなり。鍵盤ではひとつ鍵盤がはさまる。これがポイントになります。
「となり」の3パターン
どの音階でも毎回「小指をSoの正しい位置にのせておくようにすれば」毎回ただしくひけます。「となりの関係」になるf と sには次の3パターンしかありません。
- 白鍵・白鍵の場合 間が黒鍵なので白鍵がすきまなく完全にとなり。普通に小指がのります
C G D A E - 黒鍵・黒鍵の場合 間に白鍵がひとつはさまった「すきま」のあるとなり。普通に小指がのります
Db Ab Eb - 白鍵から黒鍵 または 黒鍵から白鍵に 鍵盤の色が変わる場合 音階上の「となり」です。小指は意識してのせる必要があります
B F#/Gb ,Bb F
1と2は自然のままでOKなので心配いりません。最後のパターン3がやっかいですが、12音階のうち4つしかない例外パターン。なのでこれだけわかってしまえばラクになります。
f白鍵からs黒鍵のパターン
B と F#/Gbになります。鍵盤図でご確認ください
key=B
key=F#/Gb
f黒鍵からs白鍵のパターン
Bbと Fになります。鍵盤図でご確認ください
key=Bb
key=F
僕の感じでは
小指を伸ばす必要があるBとF#/Gbの二つが一番意識が必要かな?と思います。drmfに手をのせたときに、自然にsに小指がのるようくふうして何度かやってみて下さい。
いかがだったでしょうか?
みつる式のポイントは以下のとおりです。
- dと s に親指をのせる
- d,s親指・r,l人差し指・m,t中指・f,d薬指 きまった指でひく
- 中指と薬指が必ずすきまなく隣り合った鍵盤をひく
- drmfのとき小指をsにのせておく
これらをおさえればうまくひけるとおもいます。それではまた次回のブログでお目にかかりましょう。