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楽譜のデータ化後の活用法:完璧な出口戦略をみつけました

  • 2024年5月16日
  • 2024年5月17日
  • 機材

このブログでは、最近になってようやく音声から楽譜データへ、楽譜の画像から楽譜データへ変換、というアプリを紹介してきました。技術の進歩で「楽譜も使いやすくなった」、というのが率直な感想です。いちどデータ化されればDAWで活用できます。ところが、なんと、その作ったデータをいまのぼくたちが究極に使い倒せる手段がすでに開発されていました。ご紹介するのは現状譜面が読めないかたも、譜面をすらすら読んで活用できるようになるシステム。「みつる式タッチタイピングピアノ」で階名を聞けば自動的に指が動くようになっているみなさんなら、どんな曲でもすらすらになるというめちゃめちゃ「使える」方法です。現在ぼくはおなじことを手作業でやっているんですが、実はそれがもうプログラム化されていたというわけ。しかも今回は完全無料でできるので実際に試してみました。それではお付き合いください。

この記事でわかること

  • 楽譜が読めない理由
  • 楽譜データの活用法
  • 無料の譜面アプリ

楽譜は読みにくい

ぼくたちにいちばん必要な2オクターブの音の高低がたて1cmほどの範囲にかかれています。ピアノのチュートリアルの動画はたくさんありますが、ほとんどが鍵盤図で音を説明していて譜面を使っているものはごく少数。直感的な理解に譜面が適していないことの間接的な証明だとぼくは思います。

音楽の知識が必要

調号の知識がないと、どこが主音かわかりません。また、どこで黒鍵をひくことになるのか?もわかりません。自分はここで半永久的にストップしていました。調号は12種類もありますから、初心者が音を把握できるようになるには時間がかかります。

楽譜とは

以上の2点があるので、譜面は初心者には最初から実用的な運用はむり。ロスを減らすためには別の方法で音を把握できるならそれにこしたことはないとぼくは思っています。楽譜は音楽の知識があって、絶対音感もある音楽の専門家のために存在しているものではないでしょうか?楽譜に記された音符と音は1対1対応。絶対音感の人にとっては自分が感覚的にとらえる対象を逐一記号としてしるしてあるわけですから、楽譜ほど頼りになるものはないと思います。

ほんらい無意味なものを活用する

その意味では楽譜は絶対音感のない人には使えない。それは確かにそうなんですが、そんなぼくたちでも曲を学ぶ手段としてなら、楽譜を役立てる方法はあります。じつは、それが記された音符を<ドレミ>で理解しおぼえることなんです。そもそも相対音感しかないぼくたちですから音はドレミ以外では認識するすべを持ちません。しかし、ほとんどの音楽は「調性音楽」といって12種類ある<ドレミ>の音階のうちのいずれか一つをベースに作られています。途中で転調する曲もありますが、どこかの場所に特定すれば元となる音階が「ない」ということはありません。つまりはポップスに限れば楽譜も<ドレミ>なら理解できるというわけなのです。

ぼくがやっているのは

こんなふうに譜面にdrmfsltを走り書きすることです。曲は最近作った自作のケルト風ソングです。

これで自分が何をやっているのかわかるようになります。しかしこれには音楽的な知識が必要で、ぼくも最近ようやくできるようになったばかり。つまり譜面がある程度読めるようになった結果にすぎません。

知識がなくても

まだ譜面を理解できるだけの知識がない段階でも、「自分の知っている曲」をドレミで認識することができたら、相対音感の取得にはめちゃめちゃ有益です。理由はそれだけ多い回数ドレミで音を把握する経験がつめるからです。また、学びの対象が練習曲から好きな曲へと無限にひろがります。

プラグインで実現

同じことを考えた方がいらっしゃって、Musescoreの「プラグイン」で実現してくださっています。

https://musescore.org/en/project/add-solfa-names-lyrics-movable-do-la-or-do-based-minor-chromatic-alteration

歌詞として階名を書き込んでくれるというものですが、これ初心者にはめちゃめちゃ便利じゃないですか?ドレミになっていればピアノでひけますよね。という訳でちょっと修正させていただいて階名を自動出力した結果がこちらです。Musescore4の画面キャプチャになります。

Dをマイナー調の主音として認識してもらうために、Fkeyの調号をつけました。その結果、Bにフラットがついたりしてちょっとだけ表記はかわっていますが、要は白鍵だけでひけます。階名はバッチリですね。どのキーの曲でも、こんな風にドレミで教えてくれますのですぐにドレミで歌ったりひいたりができます。これよくないですか?作者さんには感謝してもしきれないです。ありがとうございます!ぼくは間違いのチェック用()に使っていきたいと思います。

いかがだったでしょうか?

このプラグインをつかえば、Musescoreの譜面データさえあればどんな曲でもメロディのドレミが瞬時にわかります。楽譜に精通されている方にとっても便利なんじゃないでしょうか?MIDIやMusicXLMなどほとんどの音楽データに対応していると思うので使い方のアイディアはいろいろ考えられます。相対音感の人にとっては、まさに究極のアウトプット。それではまた次回のブログでお目にかかりましょう。

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みつるの音感がよくなるブログ

そのひとなりの楽しみが味わえること以上に大切なことはありません。音楽だってプロではないアマチュアなりの楽しみ方があっていいはず。ピアノだって誰もが演奏家を目指さなくてももっと楽しくひけるはず。このブログも作曲も全ては自分の楽しみのためにやっていることです。でも自分が楽しんでいないことはきっと相手にも伝わらない。僕の見つけたちょっとしたコツや知識がみなさんの楽しみにつながることを心から願っています。

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