自分の場合人差指から小指が届く範囲はまあがんばって5フレットの範囲。初心者のみなさんもたいがいはそうだと思うので5フレットにおさまるように弦を上下に移動して音階をつくっていくことには「それならひける」という意味があります。前回の説明ちょっとわかりにくかったかもしれないのでこの記事で指板の意味についてちょっと補足します。それから同じ音だけをみつける方法についての動画を見たのでその方法も共有したいとおもいます。「4フレットの範囲で次のオクターブの音を探す」というコンセプトなので僕の説明を補完してくれるのではないかと思います。それではいってみましょう!
<24/3/3追記>
指板全体の音名を覚える簡単な方法を見つけたので記事にしました。よろしければこちらもご覧ください。
1日でおぼえて1生わすれないギターの指板「音名」の覚え方(音源あり)
この記事でわかること
- ギターの成長曲線はピアノに比べるとなだらか
- 指板の全部を覚えた!のとおなじ効果
- オクターブ実はそんなにパターンはない
このブログのコンセプト
自分がリアルタイムで音楽を勉強して理解できたことはどんどんみなさんと共有したい。基本的にはその思いでこのブログを始めました。作曲にかかわる内容は曲を作る目的で勉強していることなので音楽入門者のみなさんにはちょっと難しく感じるかもしれません。でも楽器に関しては僕は全くの初心者ですから「僕に分かったこと」は絶対みなさんの役に立つはず。実はブログを始めた当初はブログテーマは「作曲」ということを中心に考えていたのですが、やっていくうちにやはり音楽は「自分で演奏する楽しさ」と切っても切れないものだという気持ちが強くなりました。
カンタンにひけるギターやピアノ
ギターやピアノが簡単にひけるようになるためのヒント。どうひいたらいいかすぐにわかる動画になった楽譜。そんなのが無料であったらいいですよね~。僕も欲しいw。だからこのブログでは自分で学びながらそういうものをつくっていきたいと思います。
さて話を指板にもどします
ギターがむずかしいのは指板のどこになんの音があるかわからないからですよね。この点ピアノの方が簡単です。だからピアノに比べるとギターの学習曲線はなだらか。当然挫折しちゃうひとはピアノ以上に多いのではないかと思います。実は僕もながらく放置してましたw。でもちょっとわかってきたんです。全体を見るからわけがわからなくなる。指のとどく範囲でdrmfslt(ドレミのことです)の音階をひいていけばいいんだと。とりあえずその外は指がとどきませんから。そう思って指板をみると手を大きく動かさずにひけるように弦がはってあることに気づいたんです。これはいまピアノでやっている左手のコードと共通する考え方。それでピン!ときました。その内容で前回上げた記事がこちらです。内容はギターは5フレットの範囲で音階がひけるようにつくられているのでそれを覚えちゃおうというもの。
5フレットにおさまる7つのパターン
前回の記事の内容ですが標準チューニングの1・2弦を無視すれば音階は3パターンが積みあがっていくイメージでとらえることができるというものでした。その図はこちらになります。ゆびの届く範囲におさまっている3音7種のパターンがくりかえしていることがお分かりいただけるとおもいます。
7つのうち3つがどれでも使える
前回うまくつたわっていなかったかもしれないと思うのは。「ひとつの音にたいしてつかえるパターンは3つあってどれをあてはめてもそこからひいていくことができる」ということ。言葉ではわかりにくいので図でしめすとこんなふうになります。
たとえば画面中央あたりのC4(赤い〇をつけました)に注目すると当然dなのですが、
パターン1 ltdのdとしてひく
パターン2 tdrのdとしてひく
パターン3 drmのdとしてひく
以上の3パターンがあることがおわかりいただけるでしょうか。どの音からでも同じようにそのときの都合でパターンをつかいわけてひきはじめることができます。こんなふうに指板をひろくつかうことができますので「おぼえよう」としなくても5フレットの延長で指板の全体をカバーすることができます。これが前回いいたかったことです。
オクターブは3パターンしかありません
ゆびのとどく5フレットの範囲に限定するとオクターブはマトリックス上3パターンしかありません。違いはとびこす弦の数で1本とびこし・2本とびこし・4本とびこしの3タイプです。
オクターブのタイプ1(弦1本とびこし)
ただしご明察のとおり2弦3弦の境をまたぐかどうかで2タイプ生じます。たとえばCでみていくと。
2弦にまたがる場合はこんなふうに半音ずれてきます。
2・3弦の境界をまたがない場合はマトリックスと同じにもどります。
オクターブのタイプ2(弦2本とびこし)
順番の都合でまたぐほうから先に紹介します。
次は2・3弦の境界をまたがないタイプです
オクターブのタイプ3(弦4本とびこし)
マトリックス上はこんなふうに半音ずれます。ただギターの場合だと4本とびこしは1・6弦でしか起こりません。なのでつねにずれは修正されて同じフレットになります。2オクターブの音程差になります。
オクターブまとめ
この順番でいくと一周できます。お試しください。
6弦8フレット
1本とびこし(2・3弦間をまたがない)
4弦10フレット
1本とびこし(2・3弦間をまたぐ)
2弦13フレット
同じ弦のオクターブ下(12フレット下)に移動
2弦1フレット
2本とびこし(2・3弦間をまたぐ)
5弦3フレット
1本とびこし(2・3弦間をまたがない)
3弦5フレット
1本とびこし(2・3弦間をまたぐ)
1弦8フレット
4本とびこし(2・3弦間をまたぐ)
6弦8フレット 出発点にもどる
最大で4フレットの範囲に収まっているのでゆびの届く範囲でオクターブを探しています。
今のところは
なれる段階なのでマトリックスを思いうかべながら1・2弦になったら半音上げるということをやっています。とにかく記憶することは最小限にしたいので。ガレバンで別のことを指導されたらそのときはまた考えたいと思いますw。それではまた次のブログでお目にかかりましょう!