前回からかなり間があきましたのでここで「和音博士」のチュートリアルをおさらいしたいとおもいます。練習曲は「きらきらぼし」。アンドロイドのかた用にキーボードでひける譜面もご用意しました。とてもシンプルなものなので僕のような譜面アレルギーのかたもご心配いりません。いつものように階名の「よみ」をつけますのでぜひピアノなどで音を出してご確認いただけれはと思います。あ、もしかしたらこのブログで初めての両手びきですねw。じつはチュートリアルはセカンダリードミナントとツーファイブをいっぺんにとりあげているので大作になっています。この記事ではそれぞれ1回をつかって2回にわけてお送りしたいと思います。
この記事でわかること
- きらきらぼし 階名で書くと
- 譜面にしてみました
- ひいてみましょう
きらきらぼし
d d s s l l s –
f f m m r r d –
メロディわかりますか? これにコードをふるとこんなかんじになります。
普通の伴奏
まずは普通の伴奏ですメロディ一音に対して伴奏のコードはひとつずつです。超シンプル。
Ⅰ Ⅰ Ⅴ Ⅴ Ⅵm Ⅵm Ⅲm Ⅲm
Ⅳ Ⅳ Ⅰ Ⅰ Ⅱm Ⅱm Ⅰ Ⅰ
われわれ見なれてないですのでこのブログ流に翻訳しますね。
stDm stDm Strf Strf sLdm sLdm strM strM
Fldm Fldm stDm stDm fldR fldR stDm stDm
このコードをひきながらさきほどのメロディを同時押しでひいてください。
d d s s l l s –
f f m m r r d –
譜面にすると
どうでしょう。左手はだいぶ慣れ親しんできた感のある「ダイアトニックコード」です。これが素のパターン(普通の伴奏)です。これなら両手びきいけそうじゃありませんか?余談ですが基本的にはこんな感じでピアノえほんの伴奏は考えたいと思っています。
セカンダリードミナントをつかった伴奏
コードはこうなります。
Ⅰ Ⅰ Ⅴ Ⅲ7 Ⅵm Ⅵm Ⅲm Ⅰ7
Ⅳ Ⅳ Ⅰ Ⅵ7 Ⅱm Ⅴ7 Ⅰ Ⅰ
Ⅴ7はプライマリードミナントですが、それ以外の7はみんな音階外の音をつかったセカンダリードミナントです。考えかたとしては「くりかえしになっているところ2回目を同じコードをくりかえさずにその次のコードにドミナント解決するコードに入れ替える。」といった感じでしょうか。 われわれの見なれているこのブログ流で書いてみます。
stDm stDm Strf sitrM sLdm sLdm strM steDm
Fldm Fldm stDm sLdim fldR Strf stDm stDm
こちらも譜面にしてみます(セカンダリードミナントの伴奏)
こんな感じです。進行としては今までひいてきたものですがメロディがつくと生き生きしますね。
セカンダリードミナントの進行をまとめます
この5つの動きでしたね。左側がセカンダリードミナント。右がダイアトニックコードになります。
lTrifi → strM
sitrM → sLdm
sLdim → fldR
fildR → Strf
steDm → Fldm
和音博士の表の上ではここの部分になります。
きらきらぼしというシンプルな曲でしたが
伴奏の中でセカンダリードミナントを使うチャンスを探るという基本スタイルはつかめましたね。次回はツーファイブのおさらいをしたいと思います。それではまた次のブログでお目にかかりましょう!