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ピアノのホームポジションをめぐるこのQ&Aのなかに回答は隠されています

約10年前のYahoo!知恵袋におけるやりとりですが「音楽」のいいところ。時をこえて内容はまったく古くなっていません。やりとりはとても有意義なものと感じます。引用してご紹介し、あわせてこのブログでご案内している「みつる式タッチタイピングピアノ」のやくわりについてご説明できたらと思います。

この記事でわかること

  • ピアノ初学者が思うこと
  • ピアノを知らない人は?
  • 絶対的な真実
  • ちいさな曲とは?
  • 「みつる式が実現すること」

こんなやりとりです

さっそくですがそのQ&Aはこんなやりとりです。リンクはこちら

ピアノを初見で弾ける方にお聞きしたいです。パソコンのブラインドタッ… – Yahoo!知恵袋

以下引用しますね。

質問者さんの質問

igoさん

2012/9/26 20:51

ピアノを初見で弾ける方にお聞きしたいです。

パソコンのブラインドタッチは、ホームポジションからの距離感ですべてのキーの位置が感覚でわかります。

しかし、ピアノの鍵盤にはホームポジションのようなものはありませんし、曲の音域によっては、ちょこっとずれて座ったりするので、絶対的な位置をつかむことが難しいです。

直前にたたいた鍵盤と、これからたたこうとする鍵盤の距離感で位置を(感覚的に)測っているのでしょうか。

パソコンのブラインドタッチは数ヶ月で簡単にできましたが、ピアノの鍵盤の位置を見ずにおさえることを、とても難しく感じています。

その鍵盤が「ド」なのか「レ」なのか、判断するためには、どうしても、どこかに基準みたいなものがないと当てられないように思うのですが、その基準はどこにあるのでしょうか。

質問にたいするベストアンサー

とっちゃん坊やsince2006さん

カテゴリマスター

2012/9/26 21:17

大変わかりにくいかも知れませんが、脳内にピアノの鍵盤がイメージとして焼き付いていて、たとえ鍵盤を見ていなくても、どこにどの音があるかがわかります。これを鍵盤感覚ということもあります。

実際弾く際には、全く鍵盤を見ずに弾くわけではないので、ご質問のように、今弾いた鍵盤の位置からの距離感で判断しているようなものですが、同時に脳内の鍵盤のイメージ画像(?)を無意識的に視覚とリンクさせているように思います。

ピアノという楽器は、幼少時より始めて、毎日毎日休まず練習を積み重ねても、10年やってやっと中級程度というような、大変習得に時間のかかる楽器です。

鍵盤をほとんど見ないで弾けるようになるには、それ相当の時間が必要で、長い時間と豊富な練習に支えられて、上のような感覚が身につくのです。

なお、全盲のピアニストとして有名な辻井伸行さんは、演奏の前に鍵盤を中央から両端まで両手の指でなぞって、位置を確認しています。見えている人は、それを目で確認しているだけの違いです。

質問者からのお礼コメント

すごく実感のある、丁寧な回答をいただきありがとうございます。
極めた方という印象を受けました。
脳内の鍵盤のイメージ画像という言葉は、なるほどと思えました。
とてもたどりつけないかもしれませんが、がんばってみます。
また機会がありましたらよろしくおねがいいたします。

お礼日時:2012/9/26 23:15

<引用は以上です>

まずわかること

以上のやりとり。まずわかることはピアノは「簡単な楽器ではない」ということ。キーを押せば音は出ますが芸術的なレベルまで演奏を高めるためにはカテゴリマスターのおっしゃっているとおりのプロセスが必要。聴衆を感動させるような演奏技術の習得は容易なことではありません。以前もこのブログで書きましたが長期の鍛錬に耐えてそれをなしとげるピアニストは心からリスペクトすべき存在です。

「ちいさな曲」

ピアノの先生のYouTube動画を見て知ったのですが「ちいさな曲」というそうですね。子供がさいしょに習うような短い曲。僕が「すてきなピアノえほん」の動画でご紹介しているような曲です。でもあらためて考えてみると僕がキーボードでひきたいのも「ちいさな曲」にはかわりありません。なぜならそれはボカロ曲のメロディやボカロ曲の伴奏の一部。DAW(PC用の作曲アプリ)に入力するためですから曲全体ではなく短いもの(リフとも言います)。とりだせば長くても8小節程度。それ以上のものをひくことは実際上はありません。

「ちいさな曲」のひきかた(ちいさな人に必要なこと)

これからピアノをならっていく子供たち。この子たちは「ちいさな曲」でも将来の大きな曲につながっていくようなひきかたをしなければなりません。ちいさな曲は仕上げれば立派な「作品」であると同時に将来を見据えた「練習曲」でもあります。そうであればおろそかなひきかたはできない。カテゴリマスターがおっしゃっているような感覚が将来身につくようにひいていく必要があります。

「ちいさな曲」のひきかた(僕に必要なこと)

さきほどみたように僕は「ちいさな曲」しかひきません。そしてちいさな人たちとはその目的も違います。そこにフィットする「ひきかた」をみつけられないとうまくひけずに多大なストレスに苦しむことになります。たとえば自分の場合。「作曲」ですから12ある音階のどれもが出てくる可能性があります。コピーする曲・作っている曲の「キー」に対応する必要があります。そして「音感」もちいさなひとたちとちがって弱いので「ひいている音を自分でつねにイメージできる」ということが必要になってきます。この二つがやってみるととてもむずかしい。すきなはずの趣味で苦しむというのは矛盾と思われるかもしれませんが「方法がみつからずもがいている」のが以前の自分の状態でした。何かに打ち込んで壁にぶつかったご経験のあるかたならイメージしていただけるのではないかと思います。いま振り返ると僕が一度音楽を離れた原因のひとつだったことはまちがいないと感じます。

ブレイクスルーとしての「みつる式」

今回気づいたことは「大きな曲」につながっていくようなひきかたが逆に僕たちにとってのネックになっているのではないか?ということ。「10年かかってやっと中級」というようなロングタームは僕たちには与えられていません。ならば短期間で自在に「ひける」ようになるべつの方法を最初から探さねばならないのではないか。そのためにはある種の割り切りも必要なはず。そうやって自分にフィットするひきかたとして考えたのが「みつる式」です。でも割り切ることによって単に必要を満たすだけでなく「それなりに」かもしれませんが「ひく楽しさ」を味わうこともできるようになったのではないか?と感じます。音楽の専門教育を受けていない自分にできたことですから同じことがあなたにもできる可能性は高いはず。もしあなたに大きな曲をひく必要がなく、ちいさな曲がひければじゅうぶん用が足りるというのであれば「みつる式」はきっと有効に機能するものと確信しています。

みつる式が実現できること

大きくは3点です

  • 曲を階名でおぼえること
  • 曲をキーボードでひくこと
  • 音感をよくすること

「みつる式」の場合は覚えた曲はそのままひけるようになりますので1・2は一体です。詳細はこちらをご参照ください。音感についてはすこし補足が必要なので次の項につづきます。

<参考記事リンク>

ピアノも《ホームポジション》の考えかたでかんたんにメロディがひけるようになる「みつる式タッチタイピングピアノ」

音感についての考え方

音感が「悪い」といういいかたがありますが、僕は「悪い」ということはあり得ないことなのではないかと考えています。というのも音感というのは「音の記憶」だからです。そのもととなる僕たちが耳にする「音楽」のほとんどは1939年に定められた「正しい」音でいわば工業的に「生産」されたもの。だとすると「悪い」音感を身につけている可能性自体がそもそも低くなります。音というと形がありませんから抽象的なイメージをお持ちのかたもいらっしゃるとおもいますが単純にいえば音高ごとに定められた周波数の表。それをベースに作られた音楽を聞いているわけですから記憶しているのも特別なことがなければ「正しい」音ということになります。普通の生活でそれ以外の音は聞く機会もないわけですから記憶すること自体があり得ない。つまり音感は「悪くなりようがない」ともいえます。

記憶をひきだす

記憶について一般的にそれを上手に引き出すことのできる人が「能力の高い人」とされますが、音についても同じことが言えるのではないでしょうか。枠組みとしての音の記憶はだれしも持っているのですから記憶されているものを上手に引き出せれば音感のよくなった状態をつくれます。

名前をつけて呼ぶこと。同じ動作と結びつけること。こうした方法で記憶はより効率よく引き出せるようになります。タッチタイピングと同じ方法をとったことによって「みつる式」は音の記憶を強化し音の記憶をスムースに引き出すことを助けます。キーボードでアウトプットすることによって「音感」がよくなるのはこの結果。みつる式は特別なトレーニングは必要ありません。たのしく歌いながらメロディをおぼえていきましょう。

音に意識を向けると

無意識に記憶していた「音」を意識してとりだそうとはしていなかった。それがこれまでの僕たちです。その状態だと「音」はつかみどころのないものでした。ところが名前があり記憶から「とりだせる」ことを知ったいまはそれだけで大きな変化が感じられるのではないでしょうか。僕自身におきた大きな変化は趣味のDAWをたちあげて感じるストレスがなくなったこと。自分がなにをやっているのか?が以前とはちがってすんなりと把握できるようになったことでイメージを形にするのが容易になった気がします。よいかわるいかのジャッジも自信が持てるからかんたん。そのため作業全体が楽しくなりました。音感は「悪い」わけではなく記憶を呼び覚ます力が「弱い」だけなのです。

正しい「楽器」を使いましょう

調律の狂った楽器の音を記憶すると「狂った絶対音感」になるというコワい話を聞きました。せっかくのみつる式ですから音感を養うときは正しく調律された楽器を使いましょう。お手持ちのキーボードの音の正確さはスマホのチューナーアプリで調べることができます。こちらの記事もご参考になさってください。それではまたおめにかかりましょう。

<参考記事リンク>

音を覚える=音感がよくなる説

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>みつるの音感がよくなるブログ

みつるの音感がよくなるブログ

そのひとなりの楽しみが味わえること以上に大切なことはありません。音楽だってプロではないアマチュアなりの楽しみ方があっていいはず。ピアノだって誰もが演奏家を目指さなくてももっと楽しくひけるはず。このブログも作曲も全ては自分の楽しみのためにやっていることです。でも自分が楽しんでいないことはきっと相手にも伝わらない。僕の見つけたちょっとしたコツや知識がみなさんの楽しみにつながることを心から願っています。

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