昨日の続きです。ギターでひいてみましたが個人的に非常にフィットしました。積年のモヤモヤが晴れた感じです。上行形で2弦にはいるとき、下行形で3弦に入るときにズラすのは、全く問題ないですね。ポイントはもちろん上行形sl・下行形lsなのですが、きっかけがrにあることを発見しました。くわしくはのちほど説明します。
この記事でわかること
ギタースケール実践編
so(G)スタート 上行・下行
la(A)スタート 上行・下行
ti(B)スタート 上行・下行
do(C)スタートはti(B)スタートと共通
re(D)スタート 上行・下行
mi(E)スタート 上行・下行
fa(F)スタートはmi(E)スタートと共通
変化するのはsl・lsだけ
前回のおさらいです。
上行するときはsが2(中指)になります。下行するときはlが3(薬指)になります。
<音の進む方向が上方向(↑)の場合>
s〇l 2〇4
r〇mf 1〇34
l〇td 1〇34
mf〇s 12〇4
td〇r 12〇4
s〇l 2〇4
r〇mf 1〇34
l〇td 1〇34
mf〇s 12〇4
td〇r 12〇4
<音の進む方向が下方向(↓)の場合>
s〇l 1〇3
r〇mf 1〇34
l〇td 1〇34
mf〇s 12〇4
td〇r 12〇4
s〇l 1〇3
r〇mf 1〇34
l〇td 1〇34
mf〇s 12〇4
td〇r 12〇4
きっかけはいつもr
上行するときはr〇mfをひいた次にs〇lがきます。Sはrの真上ですが、そこで1をつかいません。そのsは2(中指)でおさえます。手首を左(ネック側)に持ち上げてよいしょっと2にスライドしておさえる感じです。
同様に、下行するときはtd〇r(音の順番としてはrdt)をひいた次にs〇l(ls)がきます。lはrの真下ですがrと同じ4で押さえるのではなく3(薬指)でおさえます。今度は手首を右(ブリッジ側)にひきつけて3にスライドします。
コツとしては上行ではrを聞いたらS、下行ではrを聞いたらlの準備に入る感じですね。どちらもrがきっかけになります。
それでは実践です
so(G)6弦3フレットスタート
上行
s〇l 2〇4
r〇mf 1〇34
l〇td 1〇34
mf〇s 12〇4
td〇r 12〇4
s〇l 2〇4
下行
s〇l 1〇3
r〇mf 1〇34
l〇td 1〇34
mf〇s 12〇4
td〇r 12〇4
s〇l 1〇3
la(A)6弦5フレットスタート
上行
l〇td 1〇34
mf〇s 12〇4
td〇r 12〇4
s〇l 2〇4
r〇mf 1〇34
l〇td 1〇34
下行
l〇td 1〇34
mf〇s 12〇4
td〇r 12〇4
s〇l 1〇3
r〇mf 1〇34
l〇td 1〇34
ti(B)6弦7フレットスタート
上行
td〇r 12〇4
s〇l 2〇4
r〇mf 1〇34
l〇td 1〇34
mf〇s 12〇4
td〇r 12〇4
下行
td〇r 12〇4
s〇l 1〇3
r〇mf 1〇34
l〇td 1〇34
mf〇s 12〇4
td〇r 12〇4
【do(C)6弦8フレットスタートはti(B)スタートと共通】
re(D)6弦10フレットスタート
上行
r〇mf 1〇34
l〇td 1〇34
mf〇s 12〇4
td〇r 12〇4
s〇l 2〇4
r〇mf 1〇34
下行
r〇mf 1〇34
l〇td 1〇34
mf〇s 12〇4
td〇r 12〇4
s〇l 1〇3
r〇mf 1〇34
mi(E)6弦12フレットスタート
上行
mf〇s 12〇4
td〇r 12〇4
s〇l 2〇4
r〇mf 1〇34
l〇td 1〇34
mf〇s 12〇4
下行
mf〇s 12〇4
td〇r 12〇4
s〇l 1〇3
r〇mf 1〇34
l〇td 1〇34
mf〇s 12〇4
【fa(F)スタートはmi(E)スタートと共通】
いかがだったでしょうか?
実機ではどこからが1・2弦か?というのが問題になります。しかし、このように文字で表現しているのとはちがって、手には触覚があります。それを使えば、1・2弦をズラすのはそれほどむずかしくないはずです。(少なくとも自分はそう感じます)。それよりもまだ基本があやふやなぼくたちですから、1・2弦を無視した基本のパターンではキモであるslについて、rの上がs lの上がrとなっているということを頭にしみこませる必要があります。そのために、あえてムダと思われるところでも同じ指使いをしています。それは他のパターンのときのためと言えると思います。それではまた次回のブログでお目にかかりましょう。
<24/10/10追記>
slのひきかたについて補足しました。よろしければご参考になさってください。