4フレット幅でひく「スケールのひきかた」ですが、今度はマイナーに挑戦したいと思います。実は大きな意味で運指は前回メジャーでやった1パターンしかありません。というのも音のならび(間隔)はメジャーもマイナーもおなじで、スタートする場所が違うだけだからです。前回メジャーで使う指が変化したs-lですが、今回はその呼び方がte-dになる。ただそれだけです。ぼくもまだマイナースケールは全然なじみがありません。今回からなれていきたいと思います。
この記事でわかること
- マイナースケールのひきかた
- 運指はメジャースケールと同じ
- 変わるのは音の呼び方(階名)だけ
マトリクスは同じ
音のかたちはおなじです。したがって運指もかわりません。なので、運指のほうから示したいと思います。
1運指のみを示した場合
<音の進む方向が上方向(↑)の場合>
2〇4
1〇34
1〇34
12〇4
12〇4
2〇4
1〇34
1〇34
12〇4
12〇4
<音の進む方向が下方向(↓)の場合>
1〇3
1〇34
1〇34
12〇4
12〇4
1〇3
1〇34
1〇34
12〇4
12〇4
前回はこれが、drmfsltにきこえたわけです。
今回はこれを、drmefsleteにききます。すると音の配置はどうなるでしょうか?
2音名をくわえた場合
マイナースケールの音名は次のようになります
<音の進む方向が上方向(↑)の場合>
2〇4 te〇d
1〇34 f〇sle
1〇34 d〇rme
12〇4 s le 〇te
12〇4 rme〇f
2〇4 te 〇d
1〇34 f〇sle
1〇34 d〇rme
12〇4 s le 〇te
12〇4 rme〇f
<音の進む方向が下方向(↓)の場合>
1〇3 te〇d
1〇34 f〇sle
1〇34 d〇rme
12〇4 s le 〇te
12〇4 rme〇f
1〇3 te 〇d
1〇34 f〇sle
1〇34 d〇rme
12〇4 s le 〇te
12〇4 rme〇f
一見すると複雑そうに見えますが、それは音と動作を伴っていないから。唱えながら実際にギターでひいているうちに指のかたちと階名が結びつくと思います。ぼくも鍵盤と並行して、いまやっているところです。1・2弦になったらずれる、のはこれまでどおりですね。
メジャースケールのほうがあやふやな方はまずはそちらのほうを先に固めて下さい。こちらの記事が参考になると思います。メジャースケール、黒鍵、の順でマスターすると、マイナースケールはすべて既出の情報で理解できます。
いかがだったでしょうか?
上記のとおり新しいことは全く登場していないので、マイナースケールの習得はこれまでで知っている事どうしを頭の中と指先で結び付ける作業といっていいかもしれません。key=Cから12keyへの展開ですがギターは指板をスライドしていくだけなので、めちゃめちゃラク。ぜひいろいろなポジションでお試しください。どのkeyでも音を出すときに常に階名(drm)が聞こえていると、音感は飛躍的によくなります。頭の中の音を大切にトライしてみて下さい。
ピアノの場合はギターと比較すると主音ごとに使う鍵盤がかわるので非常にややこしい()ですが、音の並び自体はメジャーの時と同じ。なのでおそらくこちらも「慣れ」の問題だと思います。コツコツが肝心ですね。それでは、また次回のブログでお目にかかりましょう。