きのうからものすごいストレスw。鍵盤に<わからない>がなくなっているだけに指板はわからないことだらけで超イライラします。ストレスの理由はもうひとつあって僕が基本的に使うのをやめたアルファベットのコードをあたりまえのように使っていることw。ギターは手の形はそのままにスライドさせればkeyをかえられますから鍵盤よりずっと楽。キーボードよりはるかにカンタンに階名でコードがわかるのにと思うのは僕だけでしょうか?このままではストレスでどうにかなりそうwですので緊急避難としてオープンコードに3つのコードがすでに登場しているkey=Aでダイアトニックコード7つをひけるようにしてみます。1つでもできるようになってジャカジャカひかないとストレスが発散できません。ガンガンひいてきもちわるさをご一緒に解消しましょう!
- 1 この記事でわかること
- 2 鍵盤のほうで検証したことですが
- 3 コードのしくみは大切ですが
- 4 いちいちルートから出発するのをやめたい
- 5 音名より階名
- 6 ダイアトニックを階名で把握すると
- 7 key=Aなので前回のが使えます
- 8 sDsdms (A) key=A diatonic1
- 9 lRlrfl(Bm) key=Adiatonic2
- 10 tMtmst(C#m) key=Adiatonic3
- 11 dFdfl(D) key=Adiatonic4
- 12 Srstrs(E) key=Adiatonic5
- 13 Lmldml(F#m) key=Adiatonic6
- 14 Trfr(G#dim) key=Adiatonic7
- 15 いかがだったでしょうか?
この記事でわかること
- コードを支配しているものは?
- 使えるコードは自動的に決まってくる
- マイナーコードがちっとも哀しく聞こえない理由
- コードをルートを基準にして
- key=Aでなるべくかんたんにひけるダイアトニックコード
鍵盤のほうで検証したことですが
よく哀しい響きといわれるマイナーコード。drmで書くとkeyにかかわりなくfldR・strM・sLdm。(ディグリーならⅡm Ⅲm Ⅵm。今回のkey=AだとBm C#m F#m )ところがメジャーキーの曲の中で聞くと哀しいどころかワクワクする展開感しか感じません。つまり曲調はメジャーの音階に支配されていてコードの役割もそこから決まってくるということなんです。音階(スケール)が決まれば自動的にきまってくるコード。選ばれた側の存在であるコードには単独で曲を支配するような力はありません。主従関係関係は主=音階(スケール)従=コードになっています。なおマイナーコードが哀しく聞こえるのはマイナースケール(短調)の曲に登場するときです。
コードのしくみは大切ですが
CAGEDシステム。コードフォームをいうだけのことならコードの音名(ルート音)が協調されすぎているとおもいます。根本的な問題はCGはkeyAに出てこないコードであるということ。洋食を食べにきたのに中華を出されたような違和感が僕にはあります。5つフォームがあるというだけなら「5フォームシステム」でいいと思います。すくなくとも実際に出す音にリンクしていない音名を使うことには意味がありません。
いちいちルートから出発するのをやめたい
ひきつづきコードネームの問題点をあげていきます()。コードでつかえるのは基本的には音階の音です。ならば毎回コードの根音を基準に何度と把握するムダはやめていいんじゃないでしょうか?コードの根音を基準にするということはそこで音階(スケール)があらたなものに切り替わっているということです。ルート音を言った瞬間に基準はメジャーコードになります。だからmをつけたりして但し書きが必要になるわけです。でもどうでしょう。みなさん音階を切り替える意図はお持ちでしょうか?メジャー/マイナーのポップスならkeyはひとつ。音階は曲中でかわらないはずです(転調すればそこから新たな音階になりますが)。
音名より階名
音を音名ではなく「階名でとらえるように」してはどうでしょうというのが僕のご提案です。keyが変わっても同じ役割の音(例えばDo)はDoと理解します。するとちがうkeyの曲でも同じ役割の音は同じ役割と認識できますから12倍学習効率があがります。またコードをおぼえる量は逆に1/12に減ります。これなら「音の意味」をおぼえていくことが可能なのではないでしょうか?コードの構成音をみたとき実音で把握していくのは数が多すぎて正直ムリだと思います。でも数が1/12の階名なら覚えられそうな気がしませんか?コードをひいたときその構成音がわかれば、例えばその音がfldのlだと分かれば1フレットさげてleにしてかんたんにマイナコードをつくることができます。(余談ですがこのコードはサブドミナントマイナー。サビなどで曲を盛り上げたい時「ここぞ」というところでよく使用されます。)つかえない音名を覚えるよりこのほうがよさげじゃありませんか?
ダイアトニックを階名で把握すると
まずキーボード用のいつもの4和音で書きますね。stDm fldR strM Fldm Strf sLdm lTrf 以上の7つです。長音階をdrmfsltdであらわしてルートは大文字。音程の低い方から順番に全部の音を書いています。転回形なのはピアノでおさえやすくするためです。ギターだと4和音は複雑になりそうなのでトライアド(3和音)にします。Dms Rfl Mst Fld Str Ldm Trf 以上の7つになります。これをなるべくかんたんに抑えられるように指板図におとしこんでいきます。
key=Aなので前回のが使えます
指板図前回つくっておいてよかったですね。作り方もおさらいしておきます。ブルーの部分が「覚えている」マトリクスです。5弦開放がdになるように配置します。1・2弦の部分はおぼえているものから右に1フレットずれます。灰色の部分は範囲外なので後付けでつけたしました。
6弦tのとなりはdですからもうひとつマトリクスをくっつけます。
今回もこれだけあれば大丈夫だと思います。それではダイアトニックコードのおさえやすいかたちを探していきましょう。
sDsdms (A) key=A diatonic1
オープンコード基本形のままです。3か所押さえればいいのでラクです。
指板図
譜面
lRlrfl(Bm) key=Adiatonic2
難関のFコードに似ていますがこちらは5弦ルート。全体に1弦側によっていますので力は入りやすいと思います。6弦は無視していいですので5弦のR だけしっかり押さえてみて下さい。コンパクトに指をたてる感じで中央の4弦を鳴らしてみましょう。1弦は4弦と同じ音ですから音が出てなくてもOKです。
指板図
譜面
tMtmst(C#m) key=Adiatonic3
2が3にそのまま並行移動します。おさえるポイントもいっしょです。
指板図
譜面
dFdfl(D) key=Adiatonic4
基本のオープンコードです。4弦開放がルートでおさえるのは3か所だけになります。
指板図
譜面
Srstrs(E) key=Adiatonic5
こちらも基本のオープンコード。6弦開放がルートで押さえるのは4とおなじく3か所です。
指板図
譜面
Lmldml(F#m) key=Adiatonic6
6弦2フレットのlの音をしっかり出せばルート音ですからコード感はだせます。低い方の4音が出るように6弦側に力を配分してみてください。1・2弦はミュートになっていても構いません。
指板図
譜面
Trfr(G#dim) key=Adiatonic7
ルートは6からそのまま2フレットあがります。おさえる場所は3か所でぐっとへりますので音をミュートしてしまわないようとなりの弦に触れないようにがんばってみてください。
指板図
譜面
いかがだったでしょうか?
譜面でなにか気づかれたことはありませんか?そうなんですDとEのコードはdrmが前回のCAGEDの記事のときとは違っています。理由はkey=Aのそれぞれ4と5のコードとして登場しているからです。階名で把握するというのはそういうこと。今回はD EではなくあくまでFld Strなんですね。なお僕はギターをみなさんに指南する腕前は全くありません。コードのところに書いてある一見指導っぽく見えるコメントは読者のみなさまというより自分への声掛け()ですのでご了承ください。さて次回はこれをうたってもらえるようにしたいですね。それではまた次回のブログでおめにかかりましょう!