なかなかギターの打ち込みがリアルにならない。そんな悩みはコンピュータミュージックにはつきものですね。なるべく簡単に音楽的な方法でギターを鳴らしたい。今回はアコースティックギターを例にローコードの打ち込み方の例をご紹介します。一度データを作っておきさえすればギターの弾き語り曲が作りたいときに便利に使えるようになります。最初はちょっと大変かもしれませんがトライしてみましょう。リアルにするポイントとしては和音の音の選び方と鳴らし方があります。ストラム奏法の再現に便利に使えるツールもご紹介します。それではやっていきましょう!
使うギターはこちらの無料のギターです
ギターは当ブログの無料バンドでギターを務めているこちら。無料ですが非常にいい音ですのでおすすめです。(音は後でお聞かせしますね。)こちらの記事でご紹介しました。
今回はkey=Cの実践編ということになります。
key=Cのギターコード
今回はこれを攻略していきます。
それぞれこんなふうに打ち込んでください。僕が実機から調べました。先に鍵盤図をお見せしちゃいます。
1 mDmsdm(C)
2 Rlrf (Dm)
3 Mtmstm(Em)
4 Fdfldf(F)
5 Strsts(G)
6 mLmldm(Am)
7 TrTrf(Bdim)
ただしこちらは今回音源ではうまく音が出なかったので今回に限りこんなふうに音を省略して出しています。
ピアノコードでギターをひいた場合と今ご紹介したようにギターを鳴らした場合。違いは明らか。同じ音が複数の弦から出ることによってギターの響きは作られているんですね。音を聞いてみてください。前半がピアノコード後半が今回打ち込んだギターコードです。
音もリアル。コードもリアル。あとは弾き方さえリアルにすれば完璧ですね。今回はストラム奏法。ストロークするときに6本の弦が時間差で順番にジャランと音を出します。DAWで斜めに音を配置していただくと可能ですが実はもっと簡便な方法で実現しています。
どうやって鳴らしているのか?
上記のコードはアプリのボタンに格納されています。なので指一本で和音を鳴らすことができます。さらにその鳴らし方もパフォーマンスモードの切り替えでアルペジオ・ピアノ風・ギター風とさまざまに選ぶことができます。このスケーラーというアプリですが、つまり簡易ストラマー(ジャカジャカひく人)としても使うことができます。タイミングや強さをいい感じにバラつかせてくれるヒューマナイズもあるので機械的な演奏になるのを避けることもできます。スケーラーの機能についてはこちらの記事にもくわしく書きました。よろしければご参照ください。
自分で作ったコードセットはセーブできる
なので無限にコードを増やしていくことができます。もちろんkey=Cだけでなくほかの調のコードもOK。あなただけのギターコードブックが作れます。
ならべると曲になる
具体的には指一本で該当するダイアトニックコードをひいていることになりますから気ままに押せば作曲の第一歩。音を聞いてみてください。シンガーソングライターが作曲しているみたいじゃありませんか?
強力すぎる無料コンビ
Synthesizer VのMaiさんはデフォルト歌手的な位置付けだと思うのですがSynthesizer Vエディタプロの製品版を購入すると無料でいただくことができます。Ample Guitar M Lite 2との相性バッチリですね。楽しんで使っていきたいと思います。それではまた次回のブログでお目にかかりましょう!