だいぶ音感がよくなってきたせいでしょうか?サイトを見に行ってハマってしまいました。即サインアップ。無料オーケストラ音源はありがたく使わせていただきます。昨日の今日ですから()まだ全然使いこなせてはいませんがそれでもめちゃめちゃ面白そうなことだけはわかります。
この記事でわかること
- いますぐ落とせる無料オーケストラ音源
- 音がもうデンジャラス
- 基本は「戦闘モード」
- ノスタルジックな映画音楽「風」デモ
- 一生使えるオーケストラを雇えると考えると?
- 集める楽しみwも
「世界」は盛りました
2つだけです。ただどちらもガチもの。ひとつに至っては無料ながら製品版そのものなのでご興味のある方はダウンロードしてみてください。
メーカーページ Vienna Symphonic Library
ダウンロードページ
https://www.vsl.co.at/en/Product_Overview/Free_Instruments
メーカーページ ProjectSAM
ダウンロードページ
https://projectsam.com/libraries/the-free-orchestra
さて大役は果たせたのであとは気楽にお読みください。記事の終わりには僕の作ったデモものせておきます。
オーケストラ音源の昔と今
基本的には劇伴を作るプロ作曲家のみなさんのための音源。そうしたオーケストラ音源はもちろん10年前もありました。ところが今はコンピュータの性能が上がったことによって相対的にDAWの裾野は広がっているんですね。ソフトを動かせる環境を比較的多くの人が持つようになった。これが一番の大きな変化だと思います。当時はDAW用のハイスペックなPCを持っている人自体が少なく、当然、無料音源がエントリーユーザー用に用意されるなんてことは考えられませんでした。環境の変化によるDAWの一般化でオーケストラ音源も趣味として購入する人の割合が高くなっているはず。そんな一般ユーザーに合わせてわかりやすく使いやすくなっているのが今のプラグインの特徴だと思います。使うのに特別な知識がいらないのであれば「たまたま『オーケストラ楽器』の音が出るシンセサイザー」と考えることもできます。そのほうが気軽に使えるんじゃないでしょうか?
デモを聞いてみると
ここからはデモの音源をご紹介しながら感想をお話ししていきたいと思います。まず見ていただきたいのはこちら。
ポールさんのデモがすごいんですが、何がすごいと言ってひくフレーズひくフレーズが全て「言葉を話している」ようにすら感じられること。オーケストラの音というのはそれだけエモーショナル。否応無しに特定の意味付けがされてしまうとも言えます。特に音源化されることでそうしたエモい部分は増幅されているでしょう。それが私たちにとってのわかりやすさ。ただし言葉は悪いですがいささか「扇情的」とも感じられると思います。
一番聞いたオーケストレーションは?
なぜそんなふうに感じてしまうかというと、僕がこれまでで一番聞いたオーケストレーションは間違いなく映画の劇伴だからです。シンセの入らないオーケストラだけの音・激しい曲調。そういうものから真っ先に連想するのはやはり昔の大作映画。必然的に「闘い」のシーンになります。
バーチャルな世界ならまだしも
ですね。音楽が人間を扇動する道具として使われたのも歴史上はあったこと。複雑な気持ちになっていたところようやく心和む音が聞けました。
こちらのデモページ オーディオデモの2曲目 Romance by the sea は同じ映画音楽でもロマンス系ですね。Guy BacosさんGJ。オーケストラでなくてストリングスアンサンブルだけでよかったというオチがつきますが。
Bacosさんウェブサイトお持ちのようなのでご紹介しておきます。
さて話をVienna symphonic Libraryに戻しますとこんなデモもありました。歌があるとやはりほっとしますね。こちらは入門用のフルオーケストラ。600ユーロとそれなりのお値段しますが自分専用のオーケストラが雇えると思えばお好きな方にとってはリーズナブルなことかもしれません。
<23/05/25追記>
さらに入門用のがありました。VSLの一番おもとめやすいオーケストラ音源には2019年リリースのVienna Smart Orchestraというのがあって175ユーロです。BBOで要領がつかめそうだったら検討してもいいかもですね。良い意味で昔っぽい感じが出せそうな音の雰囲気です。
思ったのですが
ここまで良い楽器の音として練り上げられたものがあるならAIはそれを演奏することを学んだほうが早いんじゃないのかな?ということ。オーディオから音を合成するところにAI作曲の多くの問題点があるような気がします。楽器の音というのは長い歴史があるじゃないですか。こうして音源化するだけだってものすごく手間がかかっている。AIが音楽をいかに学んだとしてもそこは結局は端折れないところじゃないかと感じます。最終人間が聞くわけですから。動画を見て僕もちょっと歌ってもらいました。音源はProjectSAMのほうです。
それではまた次のブログでお目にかかりましょう!