以前「指板の意味がやっとわかった」でお伝えしていたスケール(音階)のひきかたですがCAGEDシステムのコードの音をおさえるのには不都合があることが判明しました。そこで新たなものに変更しようとおもいます。といってもむしろいままでよりわかりやすいかも。今回は4フレット内に3音を配置したパターン《しか》つかいません。前回は5フレット内3音のパターンも使っていました。比較してどこが改善されたのかお示ししたいと思います。
この記事でわかること
- 指板図の考え方の「ニューモデル」
- CAGEDフォームのコードトーン
それなりに初心者にはわかりやすかった(前スケール)
こちらの記事でご紹介しました
前回までのものはこちらです。
全然悪くはないんです。とくに低いほうの3本の弦。マークがついている3・5・7フレットが6弦s l t 5弦drm 4弦fld とピッタリはまるのでおぼえやすい。ある意味中途半端な場所にある5弦3フレットのCもこれなら覚えやすかったのではないかとおもいます。もう一つメリットは高いほうにずれていきますので、高音部のほうが間隔が狭くなって弾きやすくなる。イメージですが速弾きのソロなんかには向いたスケールの覚え方なんじゃないでしょうか。ただし5フレット幅で3段あると指がとどかないことはあきらか。コードの音をおさえるのには不向きです。
変更後はこちらになります
こんな感じになりました。
ポイントは冒頭に書いた通り。横幅をできるだけコンパクトにしたことです。これだと6弦の範囲なら一部5フレットのところがあるだけで4フレットの部分が大半です。これならおさえられる(たぶん())。コードの構成音としてうまく使えるでしょう。
おぼえかた
図は5行で「以下くりかえし」になっています。(これも数が少なくて前より覚えやすいですね)パターンの切り替えもありません。
1)まず低いほうから t d r, m f s, l t d, r m f の4行のパターンを覚えて下さい。
2)1)のパターンは4×4の正方形になりますが、rの真上はs。次はひとつあいてl。この行はこの2音だけでおわりです。1)の正方形のパターンに戻る「ブリッジ」のような役割をします。
3)sの上は左(ひくいほう)に1つずれてまたt d rから1)の4×4パターンが再開します。
4)以上は指板のどこからひきはじめても成立します。
5)ただし音が高くなっていって1・2弦に達したら右にひとつずれます。(これは前回もおなじ)
画像についての説明は以上です。覚える内容も前回よりあきらかに減りました。行が繰り返すごとに左にずれていくことのメリットですが、1・2弦で右にずれるのでそれとうちけしあって「大体同じエリアにとどまれる」というのが大きいと思います。決まったコードフォームの周辺にいられますので、アドリブ向きといえるんじゃないか(イメージ())と思います。
CAGEDのコードフォームにおとしてみる
ひきつづきkey=Cの指板図を眺めていきます。CのコードがCAGEDの5タイプできるわけですが、そのそれぞれにd r m f s l t が上の図のような配置で設定できるはずです。それではやってみましょう。
全体図はこんな感じです
Cフォーム
Aフォーム
Gフォーム
Eフォーム
Dフォーム
いかがだったでしょうか?
うまくいきましたね。d r m は順番においかけられていますか?最初に画像でお示ししたマス目状の図が頭に入っていれば、あとは1・2弦のところで右にずらすだけです。音階も含めて5フレットに収まりました。これならなんとかひけそうですね。形はさまざまですがいまのところは言ってしまえばD m sのコードをひいているだけなので、さほど難しくはないと思います。何回も眺めて形と音(階名)をイメージしてください。僕も覚えます。それではまた次回のブログでお目にかかりましょう。
<参考>
音名で表示するとこちら。ピアノの鍵盤と同じで永遠に変わらないので次第に身についてくると思います。
本日のGPT
ギターに関する面白くてためになる話をお伝えします。
ギターは数世紀にわたって存在していますが、その起源は古代エジプトにまで遡ると言われています。古代エジプトの壁画には、ギターの原型と思われる楽器を弾く人々の姿が描かれています。
しかし、現在のギターの形状や構造になったのは、15世紀のスペインにおいてです。そして、ギターはフラメンコやクラシックギターとして、スペインの音楽文化に深く根付いています。
また、ギターの音は弦の振動によって生まれますが、弦の材質や張り方、指の使い方によって、さまざまな音色や音量が生まれます。この多様性が、ギターを多くの音楽ジャンルで愛用される楽器としています。
画像www。
エジプトの楽器。本当はこんな感じだったようです。