以前ブログの記事で書いた今年中にという予測ですが現時点ではやくもサービスがローンチされたとのニュースを目にしました。イメージとしてはまさに自分が考えていた通りのもの。その他にもいくつか気になるサービスをみつけたのであわせてご紹介します。残念ながらいずれも僕自身が利用しているサービスではありません。なので「概要のみ」にはなってしまいますが後から今年がAI化の元年だったと振り返るためにも記憶に残しておきたいと思います。
この記事でわかること
- こんなサービスがあります
- AIと相談しながら曲がつくれるWebサービスのDAW
- DAWのエフェクトチェーンを提案してくれるプラグイン
おことわりしておきますと
動画やWebコンテンツの制作者のためのBGMをつくってくれる「自動作曲」のサイトがいろいろとあるのは存じています。ちょうどサムネイルのアイキャッチになる人物入りの画像を画像生成AIサイトでつくるのと同じだと思うのですがとても有効な利用法だと思います。ただその場合だと目的は動画やサイトのクオリティアップで音楽はひとつの手段。このサイトは楽曲の制作そのものを目的としていますのですこし趣旨がずれます。そこで今回は「自分で楽曲をつくる」目的にそったサービスをご紹介していくことにしたいと思います。
予測イメージにピッタリ
こんな記事を書きました。よろしければ。
こちらの記事でもちょこっとだけ未来のDAWについて触れています。というよりやってみた音の作例がAIっぽくなりましたw。
相談できるDAW
最初にご紹介するのは僕のイメージにピッタリだったこちら。動画が分かりやすいのではないかと思います。チャットで要望を打ち込むとそれに応えてくれるというもの。面白いですね!
DAWさわったことがあるひとなら絶対スゲーってなるこのサービスはこちらです。
くわしくはこちらの記事をご参照ください。というかこの記事で僕も存在を知りました。なおヘッダーのセール情報リンクは絶対にクリックしないでくださいね。絶対なにか買いたくなりますw。
例えばなんですがいまは音源・演奏パターンは自前。でもたとえばこれがVSTやAUが自由に使えて音源に内蔵の音色やパターンをAIがセレクトしてくれたとしたらどうでしょう?あるいはそこまでいかなくても音源がサンプリングベースのリアルなものでよびだされる演奏パターンが例えばBIABみたいに音楽的にできあがっているアレンジだったとしたらどうでしょう。かなり作曲をアシストしてくれそうですよね。おそらく今後はこういう方向に進みますね。もう一生つかう機会がないなんておもっていたシンセのプリセットやワンショットのサンプルだって自分で聞いてみる必要がないわけです。「持っている」だけでAIのセレクトの対象になるわけですから確実に曲の可能性をひろげてくれます。これなら散財してしまったという心の負担も一気に解消されますねw。
まるまる楽曲を販売(余談)
自分がラップしたりボーカルを入れたりするオケとしてトラックが販売されています。
best 2023 rap beat stem buy などで検索していただくといくつものサイトにヒットします。
買い切りで自分の曲にしてOK。そのかわりたくさん売れたら(ヒットしたら)売上の何%というビジネスの仕組みになっています。人の手でつくっているいわばお手本ですね。このクオリティのものがつくれるようにならないとAIは実用にはならないともいえそう。AI搭載のDAWもまずはこうしたステムをつくるのにつかわれるんじゃないでしょうか。
プラグインもAI化
さてDAWに話をもどすとこれも画期的ですね。WAVESのサービスStudioVerseです。
音を聞いてエフェクトを提案してくれるというのは新しい。チェインを構成するひとつひとつのプラグインに戻らなくても主なパラメーターは操作できるというのもいいですね。
今年のうちに
情報が多くなって選択肢が多くなるとそれだけ「選ぶ」ということに労力を割かれてアウトプットができなくなるというジレンマがあったと思います。よりクリエイティブなことに集中できる道具としてDAWが進化する方向性はもう決定していますね。音色・エフェクト・アカンパニメントの「提案」があれば作曲そのものが「自動」である必要はまったくないんじゃないかと個人的には思います。今年のうちにこのあとどこまで進むかというのが楽しみになってきました。それではまた次のブログでおめにかかりましょう!