指板の音名覚えられてめちゃめちゃスッキリしましたね。MIDIGUITAR3というギターの音をmidiデータに変えてくれるアプリもバージョンアップしたみたいで、なんだかギターがこれまでになくたのしくなってきました。今回ギターを触っていたらまた発見がありました。タイトルの通りフレットをおさえる指は決まっています。あれこれなんかピアノといっしょですね()。
この記事でわかること
- Google先生ににおこられました
- 自分で弾く楽しさは永遠
- 指が決まっている理由は?
- 音名が結び付けてくれた音と指板の考え方
音名がわかりました
あまりにも地味だと思ったので「一日でおぼえて一生わすれないギターの指板「音名」のおぼえ方」というタイトルにかえたのですが、最初のタイトルにもどしました。
理由は検索結果から消されてしまったからです()。Google先生ごめんなさい。まあウソだと思われたんでしょうね。たしかに誇大広告は許されません。でも信じてもらえないかもしれないんですが、ドレミの音感のある方だったら、この方法。ギターを全く触ったことがない方でも30分で完全に覚えられると思います。例えばピアノだったら、音名の説明って1分で終わるじゃないですか。どんなに伸ばしたとしても10分以上は話すネタが続かないと思います。ギターはいわば6台の楽器の合体なのでピアノよりは複雑ですが、実際に音を出す演奏の話に入らなければ基本的には同じことがいえます。ポイントはそれに「気づけたこと」ですね。原理的な話にもどってコンパクトに説明できないか考えてみることは自分の理解にもプラスになります。
タイトルを説明すると
4フレット中に3音をおさめてひくギターの運指の基本形で考えると。dの登場のしかたには「l〇td」か「td〇r」かどちらかの計2パターンしかありません。〇は黒鍵(音階外の音)です。前者が小指でひくパターン、後者が中指でひくパターンです。したがって音階をひきはじめるときはdに中指か小指をセットすればそれだけで断然ひきやすくなります。
ギターの場合弦をおさえる指の運指の表示は人差し指1 中指2 薬指3 小指4です。(親指はX)このアルファベットを書いている順番の通り。書く手間がはぶけました。
各音を整理します
d 4,2
l-td, td-r
r 4,1
td-r, r-mf
m 3,1
r-mf, mf-s
f 4,2
r-mf, mf-s
s 4,2(1)
mf-s, s-l
l 1,4(3)
l-td, s-l
t 3,1
l-td, td-r
s-lは2音しかひきませんので、4フレットの中で1-3または2-4になります。実際は上行するときと下行するときで次の弦につながりやすいように使い分けることになります。下の図は指板を模式的にしめしたものです。3音が4行つづき、s-lを挟んでまた繰り返す様子が見えると思います。図は実際のギターでは脳内補正が必要です。2弦に到達したところで右に1列ずらしてみて下さい。そのかわり指板の上ならどこでも使えます。
指でおぼえる
ギターの場合指で覚えていることの中身はこういうことですね。おなじ音は決まった指でしかひかないということです。ぼくば同じことをむりやりピアノでやりましたが()、ギターの場合はピアノよりずっと必然性があります。こうしないと音階を連続してスムースにひけません。と、同時に同じ音をいつも決まった指でひけばまったく間違えなくなるのはピアノでやってきたことと同じです。
「指板の考え方」と接合
ここまで何回か指板の考え方をみてきましたが、これでうまくつながった感じです。
内容的にはすでにこの記事に書いてある通りです。ただ、指板全体がハッキリ覚えられていなかったのでいまひとつピンときていませんでした。drmのフォーム(コードや音階)と、CDEの指板上の実際の位置が、ばっちり結びつきました。いままではフレットナンバーを書いてはいても実はあやふやでしたから()。この記事では「次第に身についてくるでしょう」とか適当なことを書いていますが、おぼえていなかった言い訳ですね。ここは飛ばしてはいけないポイントでした。
Cの位置わかりますか?
音名の記事を読んでいただけると、すんなりわかってしまうとおもうのですが、記事の説明順でいくと、2弦1フレット 1弦8フレット 6弦8フレット 5弦3フレット 4弦10フレット 3弦5フレットとなります。何も見ずにこれがかけるのは結構うれしいですね()。
フレット番号の順でいくと、2弦1フレット 5弦3フレット 3弦5フレット 1弦6弦8フレット 4弦10フレット となります。それぞれのCをdとして図をみながらdrmをひいてみて下さい。どのCからも音階がひけるはずです。2弦になったら右に1列ずらすのをわすれないでくださいね。
CAGEDシステムとのつながり
Cはフレット番号の順でいくと、2弦1フレット 5弦3フレット 3弦5フレット 1弦6弦8フレット 4弦10フレットでした。この順でCをルートとしたメジャーコードをおさえるともちろんコードはみんなCとなりますが、それぞれがCAGEDシステムのCフォーム、Aフォーム、Gフォーム、Eフォーム、Dフォームとなります。Aフォームのルートの5弦3フレットのCはCフォームにも含まれていてまるでCフォームのルートのように見えますが(実際ルートとして仕事をしていますが)、2弦1フレットのCがルートと考えます。同様に1弦6弦8フレットのCはGフォームに含まれますが、Gフォームは3弦5フレットのCがルートと考えます。こうする理由ですが、CAGEDのコードが現れる順番を理解できるようにするためです。詳細はこちらの記事にあります。今思えば、指板のCDEをおぼえていない段階では机上の空論でしたね()。この記事にも音名はおぼえなくていい的なことが書いてありますがやはり誤りです。当時はおぼえるのはすごくたいへんとおもっていたから言い訳めいたことを書いてしまいました。実はおぼえ方はかんたんですから、先におぼえてしまったほうがずっと分かりやすく、かつ理解が深まるとおもいます。
いかがだったでしょうか?
今回指板の音名をおぼえたことでようやくこれまでやってきたことの交通整理がすこしできました。冒頭にも少し触れましたが、ある程度複雑なことに取り組むときは、情報に触れる順序が大事ですね。わからないことが続くと嫌になってしまいますので。この記事を読んで理解できなくてもご心配には及びません。行きつ戻りつを記録するのがこのブログ。ある程度のレベルに行けたら整理してわかりやすくまとめなおします。ぼく自身もまだギターのほんの入り口にいるわけなので焦る必要はありません。もし参考になることがあれば、ご自身のギターで試してみて下さい。気長にお付き合いいただければと思います。