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裏コードってかっこいいですね!

「裏コード」で大量にゲームの情報が検索できました。たしかに言われてみれば心惹かれる()言葉ではありますね。おもしろそう。しかしこのブログは音楽ブログ。なのでとりあげる「裏コード」はコードはコードでも楽器でひくコードになります()。特にキーボードでパパッとひけないと、おぼえられない・使いこなせないという自分の苦い経験から、左手を見ないでひけるように鍵盤図に落とし込みながら攻略を進めています。今回はその裏コード編です。

この記事でわかること

  • 裏コードとは
  • プライマリー裏コードとセカンダリー裏コード?
  • 基本コード・セカンダリードミナント・#dimから順に裏コードをみてみましょう

裏コードの一覧をつくりました

基本コード(ダイアトニックコード)からセカンダリードミナントコードをつくりました(下の図の赤線で囲った部分。だだしStrfだけは基本コードのときからこの形でここにいます()。なのでプライマリードミナントという特別な名前がついています。)セカンダリードミナントは基本コードとはほとんど1音ちがい。基本コードとセカンダリードミナントまでは12keyでご紹介しました。fからfの範囲で押さえられるようになっていますのでカテゴリーでご参照ください。ぼくも時々復習してます()。

裏コードは代理コード

セカンダリードミナントからさらに1音の移動で#dimコードができます。そこからさらに1音ちがいで裏コードになります。セカンダリードミナント以降はみんな「代理コード」。和音博士に基づく一覧を見ていただくとわかる通りみんな〇7という表示になっていますね。共通の性質をもっているなかまです。ブルーの線が#dim。黄色の線の中が裏コードです。

〇7の親玉。プライマリードミナントのStrfで見ると、tfがコードに入っています。この不安定なtfが安定な音程(Strfならdm)になりたがっているというのが共通する性質。この共通点で15個ものコードがひとまとまりになっているというわけなのです。裏コードというと真っ先に挙げられるのがプライマリードミナントの裏コードbⅡ7ですが、セカンダリードミナントにもそれぞれ裏コードがあります。ただし、裏コードにはプライマリー・セカンダリーなどのような区別はないようですね。和音博士では5つあがっています。

裏コードとはー名前の理由

15個のドミナントコードの中の5つの「裏コード」。ではなにが「裏」か?というと裏コードのルート音がもとにしたドミナントのルート音から「サークルオブフィフス」の輪で見るとちょうど対角の位置にあるから。ポジション上の相対的な話で「裏」と言っても、和音博士で聞いていただくとわかる通り、むしろセカンダリードミナントよりマイナー感が薄くて明るい響きです。

鍵盤図をみてください

基本コード、セカンダリードミナント、#dim、裏コード、解決先の順で並べました。(Soだけ、いきなりドミナント・裏コード・解決先です。)

SoⅤ -MiⅢ -LaⅥ -ReⅡ -DoⅠ の順でご紹介します。(Tiは今回省略します)

1.So

Strf → sitRaf → stDm

StrfからsitRafの作り方ですが共通なのはtfなんですね。第2音tと第4音f、ここは動かず、第1音と3音が間の第2音に向かって半音近づいていく。そんなイメージです。第1音S→si,第3音r→Raですね。StrfのSrのザ・基本コード的な音程がなくなって、そこが狭まることで耳を刺激しない柔らかな音になっていると感じます。tfはstDmでDmに解決して安定した響きになります。

2.Mi

strM → sitrM → Sitrf → siTerf → sLdm

sirがLdに解決しています。StrfのときのDmにくらべると半音せまいですがこちらも安定です。やはり露骨な解決感が弱まっている分、穏やかな印象を受けます。作り方は先ほど見たStrfからのsitRafといっしょ。「裏コードの作り方はセカンダリードミナント化したら1・3音を2音に半音よせる」です。第1音m→f,第3音t→Teですね。セカンダリードミナントについてまだの方はこちらをどうぞ。

セカンダリードミナントをひいてみよう(1/12)key=C

3.La

sLdm → sLdim → sliDim → slidiMe → fldR

「裏コードの作り方はセカンダリードミナント化したら1・3音を2音に半音よせる」の法則があてはまります。第1音L→li,第3音m→Meです。不安定なsdiがfRに解決しています。転回形のため外側に解決しているのは偶然の発見ですがおもしろいですね。

4.Re

fldR → fildR → Fildm → fiLedri → Strf

「裏コードの作り方はセカンダリードミナント化したら1・3音を2音に半音よせる」の法則があてはまります。第1音R→ri,第3音l→Leです。fidの不安定な音程が安定なstに解決しています。

5.Do

stDm → steDm → Setedim → Fldm

「裏コードの作り方はセカンダリードミナント化したら1・3音を2音に半音よせる」の法則があてはまります。第1音D→di,第3音s→Seです。不安定なtemがFlに解決しています。これも解決の和音が外ですね。こちらは半音上のセブンスコードという裏コードの定義どおりの形での進行になっています。

いかがだったでしょうか?

今回、コードの音を追っていく中で、階名表記も見直しました。セカンダリードミナントが出発点になっているので変えなくてよいものはその表記を優先しました。また、なるべく分かりやすく、セカンダリードミナントからの指の動きを反映するようにしてみました。半音変化した音はどこから変化した音かわかるよう表記しましたので、覚えやすくなったと思います。今回でセカンダリードミナント代理コードがまとまりました。少し山をこえた感じです。12key分はゆっくり整備していきたいと思います。それではまた次回のブログでお目にかかりましょう。

<参考リンク>

なかなかいい参考曲がなくってこまっていたんですが、Googleにおすすめされた動画にありました。ギターのソエジマ先生が「裏コード」をテーマにした動画をあげてくださっています。リンクから「裏コード」の音を聞いてみて下さい。先生によると「ネオソウルは裏コード!」だそうです。学習のモチベがあがりますね。

【知るだけで世界が変わる!】お洒落な曲で多用される「裏コード」についてギタリスト目線でわかりやすく解説します【音楽理論レッスン】

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