一年前のお正月に期待せずに買ったPSS-A50のおかげ。この一年でぼくの音感は自分比めちゃめちゃ良くなりました。音感を良くするには「正しい音」の出る楽器がマスト。かつ聞いていて楽しめる「良い音選び」が続けるコツになります。それと「すぐに音が出る」ことも非常に重要。毎日の生活、忙しいですからね。今回はそんな風に音感がよくなったぼくが、「音をおぼえる」ために「最後」に取り組むための楽曲になっています。ラスボスですので曲も長め()。もう白鍵は完全に覚えているので、残るは黒鍵。この5つだけ。なので、はじめたばかりの方にはむずかしい内容だと思います。このブログは「自分ができるようになった内容」をその時点で共有していますので悪しからずご了承ください。ご参考にしていただくために記事の最後にぼくがここまでやってきた内容を段階を追って整理しておきますね。1オクターブには12音しかありません。今回で全部。名残惜しいですがもう新しい音は残っていません。
この記事でわかること
- どんな楽しみ方をしてもOK
- こんな曲になりました
思わぬ音が出る楽しさ
があることは知っています。趣味でやっている音楽ですから。ひとそれぞれ、どんな楽しみ方をしたとしても自由。鍵盤を押すまでどんな音が出るかわからない。そういう楽しみがあることも全く否定しません。ただ、ミスタッチしないように「恐る恐る」ひいているように見える演奏動画を拝見するたびに、ひくことが楽しくないのではないか?と胸が苦しくなります。昔の自分がそうだったからです。
なんの文字が出るかわからないタイプライターが無いように
タイプするときを思い浮かべていただきたいのですが、何の文字が出るかわからないで適当にキーを押す人はいません。なのになぜピアノだと「さぐり弾き」がふつうのことなんでしょうか?今回このブログをはじめて、指を動かすまえに音のイメージができていれば「さぐり弾き」は必要ないことがわかりました。ミスタッチも文字通り激減します。タイプの時に文字を思い浮かべるように、楽器のキーボードでも頭に思い浮かべると迷いなくひけるようになるものがあります。それは「音高をともなった音の名前(階名)」です。
絶対音感は必要ありません
「音高をともなった階名」を頭の中にイメージするために「絶対音感」は必要ありません。これは自分の経験から断言できます。ぼくレベルの音感しかなくても、音階のしくみになれると音が「ドレミ」で聞こえてきます。ぼくは長い間これが「絶対音感」を持っている人の特権だと思っていました。しかし実際は違っていました。ぼくにもできたことですから、これを読んでいるあなたも同じことをご自分で体験できる可能性は十分にあるとおもいます。すべては感覚上の話なのでご自分で経験するのが一番の早道。このブログではそのお役にたつことならばどんな些細なことでも共有していきたいと考えています。
繰り返し聞くこと
繰り返しの中には12の調で聞くことも含まれます。これも経験に基づくことですが、音は絶対的な音高だけでなく、その相対的な関係にも人間の感覚を刺激する要素があるようなのです。サークルオブフィフスを理解して複数の調で鍵盤をひき、音を聞くようになってから急激に音感がよくなったと感じています。おそらく、調を横断して共通する要素=音同士の間隔(インターバル)が抽出され音階を頭の中に形成するのを助けてくれているからではないでしょうか?
感覚をキープするだけなら
楽曲やコードを新たに覚えるならべつですが、音感をキープするだけなら短時間で可能。長時間の「練習」は必要なさそうです。今回の曲もそうした日々の確認を目的につくってみました。
こんな曲になりました
12回同じことをkeyをかえて繰り返します。聞くときに階名を追いかけて唱えていただくのが音感を良くするコツ。キーボードでひく場合はra はrの指(人差し指)、meはmの指(中指)、fiはfの指(薬指)、siはsの指(親指)、liはlの指(人差し指)でひいてみてください。変化した音は変化する前の指で。いつも決まった指をつかうことで脳の処理の負担を減らし記憶の定着を図ることができます。
いかがだったでしょうか?
むずかしく感じるかたは絶対無理にひこうとしないでください。毎度申し上げていますがくれぐれもまちがえながらの「練習」はしないでください。おぼえるソングというタイトルとは矛盾しますがじぶんとしては「定着させるソング」くらいの気持ちです。音そのものをおぼえるなら実際の「好きな曲」のほうが1000倍記憶に残ります。このブログでも取り上げてきた「鉄腕アトム(fi)」や「となりのトトロ(le)」がそうですが、音階外の音は印象的なメロディになっているはずです。ぜひお好きな曲に「黒鍵の音」を探してください。それではまた次回のブログでお目にかかりましょう。
右手(メロディ)のためにやったこと
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4)音階をひく