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おぼえることを最小にしたギタースケールのおぼえかた(実践編2)

4フレット幅でひく「スケールのひきかた」ですが、4フレットの中に3音ある場合は使う指はいつも決まっています。問題は2音しかないSoーLaですがslとひく場合は24。lsとひく場合は31というのが前回までのお話でした。今回はslがでてくる場所を実際に確認して、そこからひいていってみたいとおもいます。

この記事でわかること

  • スケールのひきかた
  • 指板上のsの位置(key=Cの場合のGでやります)
  • 各位置でのひきかた
  • 定着させるためのスケール練習案

スケールのひきかた(マトリクス)

この連載では繰り返し登場していますが、今回はちょっとだけ切り口をかえてみます。

まず覚えるのはこの形です

r〇mf

l〇td

mf〇s

td〇r

おさえる指番号は当然ですが以下のようになります。(左手人差し指=1、中指=2、薬指=3、小指=4です。)

r〇mf 1〇34

l〇td 1〇34

mf〇s 12〇4

td〇r 12〇4

さてこの4×4のブロックにslがくっつきます。

s〇l

r〇mf 1〇34

l〇td 1〇34

mf〇s 12〇4

td〇r 12〇4

 s〇l

こんなふうに、s〇lを連結器として続いていくのがメジャースケールです。

スケールのひきかた(指づかい)

slとひくとき(上がっていくとき)はtに指がとどかなくなるのでs〇lは2〇4でひく必要があります。逆にlsとひくとき(さがっていくとき)はfに指がとどかなくなるのでs〇lは1〇3で弾く必要があります。初心者のぼくの場合はなるべくおぼえることを少なくしたいので、例外なくこのパターンでひくことにしたいと思います。

sの位置

ぼくの音名のおぼえかたではd(C)とf(F)をスタートにして各弦でdrmfslまたはfsltdrmをなぞっています。dからかぞえてsは6フレットとばし。fからは1フレットとばしですから順番に数えていけばsの位置はすぐにわかります。そうやって慣れていけば指板の音名は丸暗記しなくても大丈夫です。d・fのスタート位置は参考記事で確認してみてください。

s(G)の位置は

6弦3フレット

5弦10フレット

4弦5フレット

3弦12フレット

2弦8フレット

1弦3フレット

となります。これでslとlsをひく準備ができました。

sllsをひく

指はきめているので、

s(2)l(4)

l(3)s(1)

のようにsをスタートにしてひいてみてください。続けるとs(2)l(4)l(3)s(1)ですね。スケールの中で意識的に手首を動かす必要のあるところですので全部のポジションで繰り返しやってみてください。

slからはじめてスケールをひく

sllsがわかったら、今度はつづけてスケールをひいてみてください。slスタートでやるのが分かりやすいとおもいます。1・2弦はブリッジ方向(手前)に高く1フレットずれます。2・3弦の間にズレがありますので、そこをまたぐときがポイントになりますが、意外と対応できると思います。しっかりできあがった枠組みがあれば、それをアレンジするのは思いのほかかんたんなことに気づくのではないでしょうか?

空振りは2か所だけ

やってみるとわかりますが、「空振り」になるのは2か所だけです。

sが3弦12フレットで上行の場合

slが3弦にあってslと上がった次にtをひくとき、2弦のtはいつものようにsの1フレット斜め左上ではなくsの真上にありますので、slで行った準備は空振りになります。sと同フレットのtを人差し指で淡々と()ひいてください。

sが2弦8フレットで下行の場合

slが2弦にあってlsと下がった次にfをひくときも同様です。3弦のfはいつものようにlの1フレット斜め右下ではなくlの真下にありますので、lsで行った準備は空振りになります。lと同フレットのfを小指で淡々と()ひいてください。

実際にひくとわかる通り、ただ指があまるだけなので、手の小さいぼくはむしろ歓迎。実害はありません。それより、いつも同じ指使いで統一できることの方がメリットです。2・3弦の間でズラすのはスケールのどの部分であっても同じですので、指使いも統一すれば新たにおぼえることはなくなります。

なお、強いていえば、1弦のsl上行、6弦のls下行も「その後」がありませんので、やることに意味がないと考える方がいらっしゃるかもしれません。ただその後に何もやらないなら、なおさら、いつも通りでいいとぼくは思います。手クセをつけるなら繰り返しの回数を増やす方が合理的だからです。

いかがだったでしょうか?

複雑に感じていたスケールですが、すこし身近になったでしょうか?スケールをひくときは速弾きの必要はありません。音感を良くするためにも必ず階名を歌って確認しながらひいてください。ギターの音域はもちろんそのままは歌えませんが、自分の声ででるオクターブに途中でどんどん切り替えることが音感を良くします。各スケール全体のひきかたについてくわしくは前回記事をご参照ください。それではまた次のブログでお目にかかりましょう。

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