音楽を勉強したいひとならつかって損はない耳コピアプリ。Webサービスにもありますね。音を聞かせてコードを判別してもらうことができます。耳コピの第一段階はコレ。まずはこれをやってみてください。曲のキーやテンポ。拍子や小節数・曲の構成など基本的なところが分かると思います。曲の設計図のようなものですね。ただ現時点ではアプリやWebサービス。万能ではないのでうまく判別できないところがどうしてもでてきます。ここが知りたいのにというところが間違っていたら自分にとっては意味がないですよね。今回はその先のステップ。どんなふうに作業するかまとめてみたいとおもいます。
この記事でわかること
- 耳コピする方法
- 著作権の問題 なぜダウンロードがダメなのか?
- 耳コピをこえる(以降は次回にまわします)
- 新たなメロディを書く
- グルーブを利用する
使っているアプリは
iPadではChord aiです。
https://apps.apple.com/jp/app/id1446177109
継続的にアップデートされているのでよいのではないでしょうか?
WebサービスではChordify
有名曲はだいたいが変換済みで手間がいりません。課金中は使い倒したいとおもっています。精度についてははじめに書いた通りですが便利な事にはちがいありません。
かんたんにひけるピアノカバーをつくりましょう
目的なんですが耳コピして曲のつくりかたを勉強すること。でもそれだけだと記憶にのこらないしほかのひとのためにならない。さまざまなことがじつは「自分のため」にやるだけではモチベーションが保てないということがブログを始めてなんとなくわかってきました。耳コピしたものは最終的にはかんたんにひけるピアノカバーの曲にまとめちゃうのがいいですね。自分でひいてだれかに聞いてもらうのがベストです。
今回昔の曲を耳コピしてみました
昔の曲ですのでテンポが揺れています。今のように機械でつくっていませんので。ただそれはまったく問題ありません。オーディオデータはブラウザの拡張機能をつかってキャプチャーすることができます(chromeならsample)。音質的にはよくないですが耳コピはできますからがまんしてください。理由は後で書きます。Logicの場合だとオーディオリージョンの可変テンポをプロジェクトのテンポにすることができます。これで曲にDAWを完全にシンクロできますので、コードとメロディをMIDIトラックに書き込んでいきます。ここでChord ai/Chordifyのデータがとても参考になります。以前の記事で7つのダイアトニックコードをscaler2にはりつけるということをやりました。まずはこのなかからコードを選んでいきましょう。7個しかありませんので一番フィットするものをさがすのに時間はかからないと思います。
データの利用は私的利用の範囲で
音楽データのダウンロードは違法です。その理由は少し考えればわかります。音楽として楽しめるレベルのクオリティのデータがコピーできたとしてあなたがそれを聞くだけだったとしたらどうなるでしょうか?曲を作った人にお金がまったく入りません。あなたは音楽を楽しんでベネフィットを受け取っているのにそれを作った作曲者は無給。これはフェアではありませんよね。スマホで音楽配信サービスを使うことが普通になりましたがそのことの意味は「著作権者にお金が入る仕組み」が整備されたということです。曲はSpotifyやYouTubeなどの《プラットフォーム》上で再生するようにしてください。課金していなくてもかまいません。再生数と時間がカウントされればその分わずかですが著作権者の収入になるからです。カバー曲のYouTubeへのアップロードはYouTubeがJASRACと契約を結んでいるため個別に許可を取る必要はありません。カバー曲をつくってアップロードすることはリスペクトの気持を伝えて原曲を盛り上げる良い方法だと思います。JASRACの参考リンクはこちらになります。
https://www.jasrac.or.jp/smt/news/20/interactive.html
ザックリとした説明になりましたが
アプリの解説など細かくはまたやっていきたいと思います。巷にはストリーミングサービスのデータをローカルに録音するアプリが沢山販売されていますがそれらがなぜダメなのか?ご理解いただけたのではないかと思います。再生やダウンロードがプラットフォームの数値に反映されないアプリはアーティストに損害を与えるからです。極論すればストリーミングサービスでいつでも聞けるわけですからデータのダウンロードなど不要。プレイリストはアーティスト名と曲名のテキストだけでもよいはずです。僕たちは個々人で所有することがもはやアーティストの利益にならないということを理解する必要があります。それよりライブにいきましょう。あ、ライブで売っている手売りのCDやグッズ・Tシャツはぜひ買ってください。それではまた次のブログでおめにかかりましょう!