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ソルフェージュの考えかた:音をうたう意味

以前ご紹介した動画でおすすめされていた「新版子供のためのソルフェージュ」購入してみました。声に出して音を読むことについて現時点で考えていることを記事にまとめました。

この記事でわかること

  • 音がわかっていることの証明は?
  • 発音できるものはリスニングできる
  • むずかしい「声に出してうたう」の習得法

ピアノ曲をひけるようになる

この本はピアノ曲をひけるようになるための、本当に初めからの練習曲集です。目的は譜面をみて、頭の中に音をつくれるようになること。そのために譜面をみてドレミで歌うということをします。前書きには「固定ドで」と推奨されていますので、絶対音感も身につけながらという事なんだと思います。

こういう順番で複雑になっていく

いちばんよかったのは、こういう風に譜面が複雑になっていくというのが具体的にみられたこと。譜面がよめるようになるというのは手本となる教材が譜面しかない「ピアノ曲」の場合は必須のことなので、ピアニストになるひとはこれを必ず学ぶ必要があるというのは理解できます。

ぼくのつかいかた

ピアノ教室で使う本なので、独習には向かないと思います。正解がわからないし、上手く歌えてるか自分でジャッジできません。そこで登場するのがアプリ。「新曲視唱Studio」(サブスク:月額700円)というのをみつけました。自分の楽譜をデータを読み込んで教材にできるそうなので、それに読み込んでやってみたいとおもいます。こちらについてはまた続報します。ぼく自身は作曲にむけてもう少し譜面の勉強をしたいとおもっているので、いましばらくトライをつづけます。

一般のひとに向けては?

頭の中に音を構築できるようになるということを目的にすれば、ぼく個人は「譜面を読めるようになる」ということは必須ではないと考えています。音楽を楽しむのに必ず譜面から音楽を理解しなければならないとしたらどうでしょう。いわば外国語をしゃべるのに「文法」を必ず正しく理解してからでないとしゃべってはいけないというのと同じことではないでしょうか?それでは多くのひとが音楽をたのしむことができないし、逆にその機会をうばうことにもなりかねません。

語学のプロはどうしている?

いわゆる受験英語にも同じ問題があります。外国語を話すということをもっと「カジュアル」に考えていい。目的はコミュニケーション。そんな風に解説している本をみつけました。書いたのは12か国語が喋れる語学のプロです。その本の中で日本人なので日本人的なカタカナ訛りの英語を発音することはかまわないが、ネイティブのように発音できるようマネる努力は続けるべきという解説がありました。これは「発音できる」ものは「リスニングできる」から、だそうです。思わぬところでソルフェージュとつながりましたが、「ドレミで歌える」ものは「ドレミでリスニングできる」。ソルフェージュの目的は譜面を理解することだけでなく、ドレミでうたってドレミで聞ける音感を身につけることにもあるのではないでしょうか?

音感があることの証明

自分が譜面を正しく歌えているか?はアプリを使えばわかることが判明しましたので安心感がありますが、たんなるドレミの音の高低であれば、より手軽には楽器の音とあわせてみるという方法があります。この点でぼくの考えた「みつる式タッチタイピングピアノ」はとても役にたつと思います。音をドレミで認識することと、正しい音程の指を動かせることがイコールだからです。これはつまり音がドレミで認識できていれば、ミスタッチは100%なくなるということでもあります。ドレミの相対音感のある人ならすぐできますので楽しいです。以前のぼくのようにまだまったく音感がないかたも音感を身につけながら鍵盤をひくことができます。みつる式の場合は指が動くことがそのまま音感があることの証明。そして正しい音を聞きながらいっしょに歌えば、正しい音程で声を出す練習にもなります。

音感がない初心者の習得法

初心者の楽器練習は「音感を身につけること」がセットだとぼくは思います。声で出せないからとりあえず楽器でピッチの合った音を出すというのは、まったく正しいやり方で、楽器の音を聞き音を記憶することで自分の中に音階のイメージが育ってくれば、声でうたえるようになります。そして歌えるほどの音感が身につけば、自然に「ドレミで認識もできるように」なります。

カジュアルにコミュニケーションを楽しむ

ピアノをひくことをカジュアルに楽しもうとするなら、ひきかた・学びかた、にもいろいろなバリエーションがかんがえられるのではないでしょうか?みんなが知っている曲を一緒にうたったら楽しそうですよね。一緒にうたえるポップス、かんたんに弾けたら良くないですか?作曲の勉強で耳コピができたら、カバー曲として動画にしていきたいと思っていますのでお楽しみに。それではまた次回のブログでお目にかかりましょう。

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