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音感のよくなる鍵盤用テンプレート

「みつる式タッチタイプピアノ」という《ひき方》を発見するまえは頼り切り。とても重宝したアイテムに「鍵盤用のテンプレート」があります。今回はそのシートを記事の中で配布させていただきます。あわせて説明も行いますので「みつる式」のひき方をするときの補助として便利につかってください。

<22/9/6追記>テンプレート見やすく改定しました。お手数ですが再ダウンロードをお願いします。

<23/11/15追記>
PSS-A50用つくりました。こちらからどうぞ

この記事でわかること

  • 鍵盤用のテンプレートとは?
  • テンプレートが必要な理由
  • テンプレートの使い方
  • 「音感」についてのスタンスについて少し
  • 目的のないただの鍛錬(トレーニング)は存在しない
  • 自分にとっての目的を意識すれば自然に楽しくなる

鍵盤用テンプレートとは

先に見て頂いたほうがわかりやすいと思うので画像をどうぞ。

PDFデータは記事の末尾にあります。これをA4 コピー紙にプリントアウト。縦2段の横長に切ってください。Doをのりしろに細長くつなげます。3オクターブあれば十分すぎると思います。全体を透明な荷造りテープでパウチすれば丈夫になりますので長く使えます。

テンプレートでできること

鍵盤の幅になっていますのでキーの後ろ部分に立てるようにのせて下さい。するとその鍵盤の階名が一目でわかります。

よく子供むけのおもちゃのピアノで鍵盤にカタカナでドレミと書いてあるものがあります。幼児教室でも先生がピアノの鍵盤にドレミの印をつけることがあります。ご紹介したDo Re Miの動画の中でもやっていますね。ただ思い出して頂きたいのですが、鍵盤に固定されているものは何にせよ《音名》です。多くのひとがこのようにならうので、カタカナのドレミは日本では一般に音名として意識されているものと思われます。

テンプレートを見て下さい。書いてあるのは階名Do Re Miです。カタカナドレミではないので鍵盤の上を自由に移動できます!もしkeyFの曲をひくなら、DoをF3の鍵盤の上にくるようにスライドさせてください。

テンプレートのDo Re Mi Fa So La Ti Doの位置のキーを押していけばそのままkeyFのDo Re Miがひけます。テンプレートがあればどの音をDoにしてもDo Re Mi の音列をみつけることができます。音階を覚える必要はありません。ひきながらそのキーの階名(Do Re Mi)をうたってください。

テンプレートの使い方

下の列の数字は指番号です。1親指 2人差指 3中指 4薬指を意味します。そのキーは指定されたゆび以外のゆびでは押さないでください。同じゆびで押すことを繰り返すうちにDo Re Miの階名に対して自動的に指が動くようになるからです。Do に親指がのるのがホームポジション。Soに親指がのるのがスライド後のホームポジション(セカンドポジション)。ポジションはこの二つしかありません。テンプレートからもそのことがおわかりいただけると思います。隣り合った指を使いますので一度わかってしまえば指番号は毎回確認しなくてもよくなります。

すでにお気づきのとおり「みつる式タッチタイプピアノ」を思いついた今となっては右手そのものが最強のテンプレートです。指にDo Re Mi Fa とSo La Ti Doがはりつくことになるからです。スライド後のセカンドポジションも「ホームポジョンの薬指から右に半音二つ目のキーが親指」と瞬時にわかります。手指にくっついたDo Re Mi の音階を見失いようがありません。

もちろんメロディが跳躍することを考えればテンプレートは便利。ホームポジション・セカンドポジションの親指の位置を探す負担を減らすために「みつる式」と併用していただけます。ひくときはDo Re Miの文字を見ながらうたってください。音感がどんどんよくなります。

「音感」についてのスタンス

音楽は最初から楽しんでいいんです。結局音を探しているのは自分の好きな曲のことを知りたいから。知ればうまく歌ったり、うまく演奏したりできるから。そりゃうまく歌ったり演奏したりしたいですよね。好きな曲をうまく歌ったり演奏したりできれば《楽しい》からです。

音感についてのサイトをみると「音感を鍛える」という言葉が頻出するのですが、鍛えるというのは「目的に向かって訓練する」というニュアンスの言葉です。では音楽の目的とは何でしょう?人生を切り開くために音楽という手段を用いることは個人の選択として全面的に肯定します。しかし、アスリートのように音楽の鍛錬が必要な人はプロを目指す一部のひとに限られるはず。「トレーニング」が楽しいと感じるなら別ですが、苦痛を感じてまでやる意味は乏しいです。なぜかというと身に付く可能性がないから。音楽的な喜びを感じられないトレーニング用のフレーズを練習しても成果が上がらないことは容易に想像がつきます。それらは多くの場合おぼえることすらできません。おなじひくなら作曲する人が練りに練ったヒット曲のメロディのほうが楽しくてためになるのは明らかです。

絶対音感

こちらも人気のあるトピックですね。くわしくは別項を設けます。ここでは結論だけ。あなたが音を認識できないとしてもそれは「絶対音感がないため」ではありません。大人になってからの絶対音感の獲得が難しいのは事実ですが、それとあなたの音楽ライフは無関係。「…だから大人には音楽できない」というのはシンプルすぎるマインドブロックです。それとは表裏の関係になりますが、「英才教育の一環として幼児教育で絶対音感を身に付けさせる」というのもよくある主張のようです。絶対音感が身に付くと脳の発達がよくなったり語学に堪能になったりする効果があるとのこと。ここまでくると音楽とは直接関係がない目的のための《音感》です。極論ですがこれほどのメリットがあるなら楽器がひけるようになる必要はないですね。一点興味深かったのは身に付けさせる訓練の中で、子供に「コード」を聞かせるというもの。絶対音感の習得には和音も必要とのことですが、理由の説明はみつかりませんでした。どういう仕組みなのかわかれば「絶対音感」に関する記事にあわせてまとめたいと思います。

お約束

僕たちにはアマチュアでも音楽を楽しむという目的があります。なるべく大きな成果をラクにあげたい。すこしの努力で沢山楽しみたいと願うのは間違いでしょうか?音楽の知識はそのためのもの。自分が混乱して訳が分からなくなるような知識はもともと必要ないんです。そうした落とし穴が避けられるように僕なりの整理ができたものからみなさんに共有できたらいいなと考えています。そのほうが自分をふくめ多くのひとが楽しめると思うからです。

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