PSS-A50は3オクターブありますが、今回はすべて2オクターブに収めました。なのでMPK Mini Play MK3などの25鍵MIDIキーボードでも弾いていただけます。現在の僕の練習用なので説明は最小限。ちょっと難しく感じる方には以前の記事をご紹介しますのでご安心ください。それではいってみましょう。
この記事でわかること
- 右手用の12音階
- 左手用の12音階
音感よくなってきましたか?
音感は「音の記憶を呼び覚ます力のこと」と説明させていただきました。記憶ですから少しずつでも繰り返すことで維持・強化されていきます。語学の勉強と一緒ですね。僕はその後も毎日PSS-A50をさわっていますので音感は何とか維持できているのではないかと思います。
ところで、毎日(抜けた日もありましたが)続けてきた「本日のコード」もいよいよ今週で終了。そこで今回の記事をベースに毎日音を聞いていただけるコンテンツを現在考え中です。インスタとスレッズそれからXで音をお聞かせ出来たらいいなと思います。お忙しい方でもせっかくこつをつかんだ音感がゼロに戻ってしまうのはもったいないですから。スマホで聞いていただけるようにしたいと思います。
今回はスケールです
12の調で同じことをくりかえしていきますが、4音ずつ同じ音の重なりがあるのはこれまで通り、なれるとすらすら弾けるようになると思います。スケールは毎日おなじものの繰り返しになりそうですね。さらにこれをベースに音をひとつとばしにすると基本のコード(和音)の構成音になりますから、追加コンテンツはそれを考えています。1key分7つのコードでワンセット。12日で一周できます。右手用はひとつとばしのスケール。左手用の追加はこれまでやってきたコードのおさえ方ですね。左手のスケールを右手と変えているのはこのコードのおさえかたにフィットさせるため。言葉で書くと?ですがまずは耳に「なじませる」つもりで気楽にお付き合いください。
さて本題。まずは右手です
右手はふつうにdrmfsltdをひいていきます。sltdが次のキーのdrmfになるサークルオブフィフスのパターンでつなげていきます。d親指r人差指m中指f薬指。手全体をシフトしてs親指l人差指t中指d薬指です。指は4本しか使いません。
譜面はこちらになります。臨時記号がついてるところが基本黒鍵になります。音はMaiさんに歌ってもらいますね。
右手の弾く範囲の鍵盤図
譜面が難しいかたはこちらをごらんください。drmはこのようになっています。おしりの4音sltdと次の4音drmfが重なっているのがわかりますか?弾き方のコツはそれです。そのまま弾き続けると高いdが鍵盤からはみ出してしまうときは始まりのdを1オクターブ下にさげます。音を聞きながら鍵盤図を眺めてみて下さい。
左手はfからfの範囲
左手用のスケールはコードがおさえられるようになることが目的ですからかたちを変えています。詳細は記事末の参考記事をご参照ください。sltdが次のdrmfになるところは右手と同じです。
譜面はこちら。右手と共通の2オクターブに収めるという趣旨でこの表記になっています。出音は1オクターブ下です。25鍵盤キーボードの場合はトランスポーズで。PSS -A50の場合は1オクターブ下げて弾いてみて下さい。
左手の弾く範囲の鍵盤図
左手も鍵盤図を用意しました。sltdが次のdrmfになります。そのまま弾いて低い方のfがはみ出してしまう時は1オクターブ上にあげる感じです。F #(Gb)→Db→Abは3連続でうまいこと弾けています。音を聞きながら鍵盤を眺めてみて下さい。
いかがだったでしょうか?
今回のスケールはキーボードで一緒に弾くように作ってあります。ゆっくりで大丈夫ですので挑戦してみて下さい。まだ弾くのが難しい方もいらっしゃると思いますがdrmに耳を傾けて歌えるところは歌ってみてください。それだけで確実に音感はアップします。
参考記事
12音階について
左手の音階について
コードトーンアルペジオについて
要改良ですね。