音感アップ実感していただいていますか?どのサイトを訪れても「音感をよくするひけつ」としてインプット・アウトプットがあげられています。このブログでは動画を見てインプット。英米式の階名でうたったりキーボードでひいたりすることがアウトプットの一番の早道と考えて「すてきなピアノえほんDX」の完全攻略を当面の目標に動画を公開しています。今回はそのうちの2曲。それぞれギターとウクレレの伴奏をつけてみました。
この動画でわかること
- こんな童謡にもさりげなく黒鍵の音が
- 先に進むことの障害になっているものは?
- 「恐れ」の感情は世界を狭くしている?
- メロディについての秘密はなくなった
- 音楽は検証可能な物理現象
- ハーモニーは知識
- 原始的なコード付けとその対局
いぬのおまわりさん
まずは動画からどうぞ。
手元動画はこちら。
泣いているネコちゃんを描写する大切なフレーズ。ラストシーンのおまわりさんの困惑につながるストーリー的にも重要なパート。ですが僕たちはこれまでちゃんと歌えていたでしょうか。FaのシャープFiの存在すら知らずに。雰囲気で? どうやって歌っていたのか逆に不思議ですね。
ねこふんじゃった
小学生のころクラスにかならず一人はこの曲をひきまくる女の子がいたような記憶があります。そしてもしこの曲にDiとRiがなかったら。これほど「もやっ」とした印象を残していなかったに違いありません。
手元動画はこちら。みつる式ではこんなふうにひいています。
世界の果ては崖?
かつては世界には果てがあってそこでは海は滝になり虚空に流れ落ちていると信じているひとがいた時代がありました。想像するだけでオソロシイ光景です。その同じころにも世界は丸いと知っていて海を自由に航行していた人たちもいたのです。この話、海外貿易を独占したのはどちらかと考えれば答えは明らか。滝の話自体目的をもって捏造されたもののようにすら感じます。
音は物理現象
「知らないこと」を恐れるのはたぶん生物としての本能。そのほうが無用な危険を回避していきのびる確立を高めることができたからです。でも命の危険がないもの全般にも自分のなかで同じメカニズムが作動していないでしょうか?音楽は言ってしまえば空気の振動という物理現象。ヘヴィメタルのスタジアムコンサートのような大音量でなければ命の危険はありません。
すべてを理解できないのは明らかですが
あとでお見せする動画のように音楽は人間の追求によって進化してきました。そのすべてが理解できないことは現時点でも明らか。でもそれでいいんです。マラソンでオリンピックに出場するプロアスリートがいるいっぽうで自分の記録更新めざす市民ランナーもいる。僕達は「プライベーター」として音のひとつひとつを自分のペースで確認していきましょう。音は物理現象ですから自分なりの感覚で「検証」することができます。先ごろこんな記事を書いてみました。
僕のようなアマチュアでも音の物理現象は十分「確かめる」ことができます。このブログでは音に関することは言葉にたよらずできる限り実際にお聞かせしていきたいと考えています。
メロディについての秘密はなくなった
転調という要素を別にすれば12音17種類の音をうたえるようになることで12平均律のメロディは完全に表現できるようになっています。まだのかたはこちらの記事をご参照ください。
この英米式の階名を使って「すてきなピアノえほん」をごいっしょに理解していきましょう。
伴奏の要素
ハーモニーとリズム。原始的なやりかたですが自分なりにたのしみながら伴奏をつくっています。編曲はおそらく知識の要素がつよいカテゴリー。メロディに対して使えるハーモニーは無限にはなくある程度は自然に決まってくるし、それをどう表現するかは音楽のスタイルに準拠しているからです。そのスタイル。世界中で様々にちがっています。それをお借りして自分の楽曲に活かすのは例えていうなら「その土地で話されている言葉を学ぶ」ようなこと。ライブはまた別として幸いなことに音源に記録されているものであれば研究は可能なのは音の物理現象である音楽のよいところですね。いまやっているプロセスについてもまとめる機会があれば記事にしていきたいと思います。
ハーモニーの追求
最後になりますがたのしい動画を見つけたのでご紹介します。短い歌のフレーズに対してジャズ伴奏を段階的に変化させていくというもの。ジャズ編曲がどう進化したか解説(たぶん)しています。英語は勉強中なのでわからないところだらけですが音をきいているだけで楽しい。譜面がだんだん異様な雰囲気になっていくのがとても面白い。譜面に書かれているということは秘密はないはずなんですが。これを見て頭のなかで音を再現できるひとっているんでしょうか(笑)。あらためてピアノという楽器は不協和に寛容と思います。(最後は曲にあわせて調律されちゃってますが。)
次回もおたのしみに
こんなふうに脱線しながらですが。たのしむことが一番。そこをストイックになってしまっては本末転倒ですから。よろしければまた次回の動画でお目にかかりましょう。
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