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わからないのはコード理論?それともコードの音?

これまでの僕はたぶん両方()。でもちょっとだけわかってきたところなんです。それが楽しくてしょうがない。コードの話とはつまり音楽の3大要素の一つ「ハーモニー」の話。だからそれがわかってくるというのはとてもうれしいことです。音感というのは一つ一つの音高についての音感もありますが、ハーモニーについての音感もあります。これがどうやったらうまく身につくのか。ぜひみなさんといっしょに考えていきたいと思っています。またコードの話でマスターされているかたには退屈かもしれません。でもこのブログは僕の学ぶプロセスをお見せするものでもあります。わからない人がわかっていく過程ですね(なので多少の行きつ戻りつはご了承ください())。その途中経過をメモしておけば何が役に立ったか?は後からよくわかりますから、これから学ぶ人はムダな回り道をしないですみます。そんなわけでもうわかっているかたは、わからない人がいかに何もわかっていないかを知るため()そして誰かに教えるときに役立てるつもりで読んでいただければ幸いです。

この記事でわかること

  • 才能以外で僕に足りていなかったもの(才能はないことが前提())
  • コードアプリが本当にサジェストしていること
  • 経験値を増やすための方法
  • コードのdrm

興味関心があることは

自然に知りたくなります。もし「コードにそんなに関心ないよ」というのであればまだ機が熟していないだけ。音楽に関心があって作曲や演奏に興味があればいつかは知りたくなります。なのでその時が来るのを待てばいいと思います。焦る必要は全くありません。なにしろ音は物理現象。性質は変化しようがないからです。

興味の量は今がMAX

子供時代の興味の量ということであれば自分も音楽にはそんなになかったかもしれません。しかしそんな昔の話は今とは無関係。音階がわかってきたところで自然にコードに関心が向いています。

ベースになるのは音階の「感覚」

今さらっと書きましたがそうなんです。コードの理解は音階の感覚がベースとなります。ですが安心してください。音階と言ってもいろいろ覚える必要はありません。ポピュラーソングで使われているコードは事実上一つの音階から作られているからです。しかもそれはdrmfsltなんです。やはりdrmって特別な存在なんですね。その感覚を身につけることの大切さについては僕以外のプロの音楽講師の先生方もおっしゃっています。こちらの記事では動画を紹介していますので時間のある時にぜひ。

ちょっと脱線してアプリの話

スケーラーというコードを扱うアプリがあってこのブログにもしばしば登場しています。このアプリを触ってわかることはdrmfsltは特別な音階だということ。構成音から作られるコードがことごとく「使える」からです。確かにスケール(音階)には他にもさまざまなものがあります。ただその音階から和音を作ってもdrmfsltのように自在には使えない。音がぶつかってきれいに響かないからです。つまり音階としてもdrmfsltほど「使える」ものは他にない。結局そういう理由があってポピュラーソングのほとんどはdrmfsltをベースに作られているということなのだと思います。これは音階がなぜ12音からできているか?という話と似ていて物理的な根拠があるもの。人種や文化の壁をこえて受け入れられた部分があると思います。12音階についてはこちらの記事をどうぞ。

平調子でできるコード

スケーラーには日本の音階も搭載されています。例えばこの音階は海外のサイトでも紹介されています。

https://www.pianoscales.org/hirajoshi.html

スケーラーのアプリ内では平調子の中のIwato scaleとなっています。この音階から作れるコードは?全くわかりませんがスケーラーが一瞬でこんなふうに作ってくれます。実はというかスケーラーのメインの機能はこれ。音階が決まっている時にその音階が作るコードをサジェストしてくれます。音階があればそこから和音つまり曲がつくれます。これ以上のサジェストってないですよね。音を聞いてみてください。4小節音階の後コードが6小節でフェードアウトします。ハイハットは8分です。

音階から作られるコードとしては完璧じゃないでしょうか?IWATOスケールいい雰囲気です。ただ問題が一つだけあってこれでいろんなバリエーションのある曲が作れるか?というとむずかしいですね。drmfsltの汎用性。わかっていただけたのではないでしょうか?

スケーラーが本当にサジェストしているのは

スケーラーはコードアシスタントと言われていますが実際にサジェストしている中で最も重要なことはこのことだと僕が考えます。つまりdrmfsltが異常なほど汎用性が高いということ。そしてそれと比べて他のスケールは使うのがめっちゃ難しいということですね。

音階によって決まってきます

今見たように音階によって曲の仕組みは決まってきます。今週のkey=Gのdrmfsltから作られるコードの音はこんなふうでした。

単純にハーモニする場所が多いですね。おそらくですが12音の中でハモリの数が最大化されている音階の一つではないでしょうか?これを使えばさまざまなバリエーションを試せることがわかります。音楽の先生方もおっしゃっているようにdrmfsltの感覚がその基礎になるとしたらぜひともマスターしたいですよね。

圧倒的な才能差は認めましょう

バリバリひけるかたの才能は100%認めます。でも自分はそうじゃありません。才能がないことは大前提として()才能以外で足りないものはなんでしょう?ひけるかたは小さい頃から楽器に興味を持って繰り返し触れたはず。コードの仕組みは理解できてもうまく使うことができないのは体感としての音楽経験が不足しているからではないでしょうか。この経験が音感を育ててくれるという話は以前も書きました。

コードを効率よく経験する方法

そのために考えたのがこのブログでおススメしているコードネームとひき方です。どんなkeyの曲でも階名で呼べば同じ役割のコードは同じ名前になります。調は12ありますので12倍経験値が増えることになります。またコードのひきかたもとりあえず一つに決めてしまえば同じものをそれだけ多くの回数経験することができます。結局かんたんにひけるようにするのはひく回数を増やすため。繰り返し自分でひいてコードの音感を身につけるためです。

コードもdrmを持っている

現在毎日更新中の「本日のコード」ではコードを鳴らすときにルートになる音を歌いながらひいています。まずはこのdrmfsltをコードでも感じましょう。この後の両手びきのよい準備になります。よろしければのぞいてみてください。

それではまた次のブログでお目にかかりましょう!

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