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左手でコードをひくときおちいりやすいワナからのシンプルで効果的な脱出法みつけました

ピアノの落とし穴ということでさんざん注意喚起しておきながら木乃伊取りが木乃伊になるという()。ピアノは視覚的な楽器です。鍵盤が数えきれないほどあるので「どれをおすか」に目を奪われてしまう。感覚的にですが注意力の90%くらいはもっていかれているのではないでしょうか。ピアノコードの「音が覚えられない」にはそこにも原因があると考えます。たとえばリコーダーを思い浮かべて欲しいのですが音を出すときにピアノとリコーダー。どちらが自分の出す音に集中できているでしょうか?いま取り組んでいる左手の「コード」ですが同時に4音を押すわけでさらに注意力は分散します。今回はその解消法がわかりましたのでみなさんと共有したいと思います。

この記事でわかること

  • なぜ音の意識がうすれてしまうのか?
  • コードをひくときに頭の中でなっているべき音とは?
  • 音で代理させる意味

こんなやりとりを拝見しました

自分は直接は見たことがなかったのですが「色おんぶ」というものがあるようでその問題点について指摘されているこんなやりとりを拝見しました。

https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13169239548

色を鍵盤の「形」と照らし合わせておさえるところはわかるので一見ひけているように見える。ただ音を脳内で再生する力がつかないのであるところで行き詰ってしまう。そんなお話だと解釈できます。このブログでも扱ってきたテーマですが楽器の演奏とはまず頭のなかに音楽が存在していることが前提になります。演奏はそれを音という物理的な現象に変換していくことだからです。まずは頭の中に音が存在していなければなにもはじまりません。

メロディに関しては「みつる式タッチタイピングピアノ」でこのことは比較的うまくいったのではないかと思います。しかしコードについては正直かなり苦戦していました。鍵盤図の工夫ということでやってきましたが十分な手ごたえはこれまでのところ感じませんでした。今回音に色分けを導入しようとしていてこのやりとりに行き当たりました。視覚的にわかりやすくすることはそれ自体は悪いことではありませんが何がいけなかったのでしょうか?

コードのとき欠けていた行動は?

メロディとの比較で考えれば明らかにちがっていたポイントがあります。それは打鍵する動きにあわせて音感をよくするアクションを自分からなにもとっていなかったということです。ただ発せられるピアノの音を聞いていただけ。これでは音感はよくなりません。そこではたと気づいたんです。メロディのときと同じことをしていないということに。メロディのときのように打鍵といっしょに階名を歌っていなかったんです。理由は鍵盤を見るのにいそがしかったからですね。

コードでもうたいましょう

インスタの新シリーズをはじめたところだったので滑り込みで間に合いました。いま気付いてよかったです。コードをひくときにやることはメロディのときと同様ひくのと同じタイミングで

「ルートの階名をうたう」

これだけです。

なんだそんなことと思われたかた、うたうことでオンコードやアッパーストラクチャーを表現されたことはありますか?僕もありません()。でもこの方法なら転回形はもちろんルートの省略だって脳内的には自在なんです。ピアニストがコード感を出すために低音部のルートをガンガン弾いているのをよく目にしますがベーシストがいなかったとしても同じ事が「声」でできてしまうんです。演奏がめちゃめちゃクリエイティブになりそうとお感じになりませんか?

ちょっと難しい話になりましたがなぜコードのルート音(根音)を歌うかというとコードの役割を決める音だから。その役割が欲しいからそのコードが選ばれる。そのいちばん基本的な役割を決めているのがルート音。だとしたらルート音でコードは代表させることができます。みつる式のコードはひきやすさのためにfからfにおさめていますからルートが最低音になっていません。なので声に出していっしょに歌うことでコードの「役割」が鮮明になるんです。これは試したので断言できます。

インスタはこんなふうにやっていきます

これまでやってきたシリーズと基本的には同じですがここまでご説明したとおり声をプラスすることでまったく違った意味をもってくると思います。

こんなイメージになります

やってみていただくときのイメージの音をつくってみました。ぜひひきながら声に出して歌ってみてください。色々な発見があると思います。

それではまた次回のブログでお目にかかりましょう!

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