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今度はギターを使って黒鍵の音をおぼえてみよう!(連載第5回)

毎度ギターに触れるとその設計の巧みさに感心させられます。今回も全く同じおさえかたで12keyすべての黒鍵をひくことができました。これはピアノではありえないこと。仕組みを理解してしまえばギターのほうが上達が早いというのもうなずけます。今回はギターを使って黒鍵の音を覚えていきましょう。3弦から6弦の4本しかつかいませんので、初心者のかたでもOK。ベースのかたもそのまま取り組むことができます。

この記事でわかること

  • ギターの設計のすばらしさ
  • ギターの「黒鍵」とは?
  • 白鍵をマスターしてから挑戦してください

このシリーズも5回目になりました

本シリーズは内容的には「白鍵」のメジャースケールがわかるようになったかたむけとなっています。絶対音感のスクールの教え方で知ったことなのですが、幼児に絶対音感を教えるときも、黒鍵は白鍵の音を完全に覚えてからとのことでした。これは習得の際の記憶の混乱を避けるためと思われます。白鍵を覚えてしまえば、黒鍵はいわば隙間の音。白鍵を基準に覚えられますのであわてる必要はまったくありません。

白鍵・黒鍵とは

もちろんギターには白鍵も黒鍵もないわけですが、メジャースケール(ドレミのことですね)の音を白鍵それ以外の音を黒鍵の音と仮に呼ばせていただいています。音には名前がついていて鍵盤のイメージだとこんな風になっています。(こちらはFanctional Ear Trainerのゲーム画面から拝借しています。So がSolと表現されていますが、それ以外はこのブログでもこの英米式の階名を使っています。)

音階外の音は5つあって、ピアノの鍵盤中央のCから弾き始める場合、上図のようにすべて黒鍵になります。これらの音は音階の音にくらべると使用頻度が低いので、触れる機会も少ないです。今回の企画は積極的にこれらの音に触れて「覚えてしまおう」というものです。

ギターの指板のすばらしさ

今回はギターをつかうわけですが、ギターは3本の弦と5フレットあれば、1オクターブの12音を完璧に表すことができるすばらしい設計になっています。しかも4度の音程差ではられた5・6弦のそれぞれをスタート地点につかえば、12あるすべてのkey(調)で、全く同じ指づかいでメジャースケールとその隙間の黒鍵の音をひくことができます。(やってみたらできました。のちほどタブ譜ご紹介します。)いま一生けんめい「毎日のコード」でピアノのスケールとコードをおぼえていっているわけですが、すべてのキーでフォームが異なってくるピアノとは比較にならないアドバンテージがギターにはあります。おなじことが同じやり方でできるというのは非常に「音楽的」と言えないでしょうか?とくにボーカリストのみなさんには「正しい」音がだせて声のキーに簡単に合わせることのできるギターはおすすめです。動画サイトでもすごく歌の上手な弾き語りがアップされていますが、ギターと歌ったことが音感を良くするのにプラスだったのではないかと想像しています。

ギターのメジャースケール

いろいろあると思いますが今回はこのふたつでやってみました。図はふたつですが、おさえかたのフォームは全く一緒です。キーがかわったら、同じ形のままフレットを移動していきます。

6弦ルートメジャースケール

音階外の音は ra me fi si liです。

5弦ルートメジャースケール

音階外の音は ra me fi si liです。弦が違うだけで全く同じフォームになっています。

ルートの移動順

もとの譜面はサークルオブフィフスの5度進行の順にキーが移り変わりますので、ルートの進行順はこの図のようになっています。5弦と6弦を交互に使い規則性があるのがわかります。

音と譜面はこちらです

メジャースケールをマスターされているかたには「黒鍵の音」が簡単に覚えられると思います。ぼく自身はメジャースケールを12keyでおぼえただけで音感がよくなりましたので、まだの方にはメジャースケールからひいてみることをおすすめします。

いかがだったでしょうか?

すべてのフレットをおさえるクロマティック練習というのがあってギターを購入した当初にちょっとやったことがあります。ただ当時は音感もなかったので、ひいているうちに訳がわからなくなった記憶があります()。5フレットに増えてしまいますが、このやりかたなら音を把握しながら、運指の練習もできるのではないか?と思います。メジャースケール自体がむずかしいと感じた方は、こちらの前回記事の最後に、ぼくがここまでやってきたことのまとめがあります。ステップをふんで音感を高めていただければと思います。ご参考になさってみてください。

YAMAHA PSS-A50完全対応!黒鍵の音全部覚えられるソング(12key分)つくりました

それではまた次回のブログでお目にかかりましょう。

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