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テンションノートのコンセプトを譜面にしてみました

前回記事は説明が言葉中心になってしまいました。譜面の方がわかりやすい方もいらっしゃるかもしれないですね。自分の考えをまとめるために、Notion Mobileで譜面を作成してみました。どうぞご覧ください。それなりにわかりやすく作れたと思います。

この記事でわかること

コードネーム・テンションノートの仕組み

音も聞けます

テンションノートを譜面化しました

さっそくですが、譜面をご覧ください。

ポイントは、コードネームのテンションの数字は、そのコードの<ルートの音のみを基準にしている>ということです。今回はkey=Cで見ていきますが、ひとつひとつのコードのテンションはCメジャースケールとは直接関係がありません。key=Cが決めているのは各コードのルートが何の音になるか、だけです。(key=CではCDEFGABになります。)よろしければ、前回記事もご参考になさってください。

シンプルなテンションノートの考え方

さて、譜面にもどります。音階の7音のそれぞれをスタートとするメジャースケールの音階とテンションが記してあります。低音部が音階とベースの4和音。高音部がテンションです。4小節目までは内容的にはどの段もすべて一緒です。違うのはスタートする音の高さだけ。コードネームを使って書くなら、4小節目のコードはそれぞれ、

CMaj7(9,11,13),

DMaj7(9,11,13),

EMaj7(9,11,13),

FMaj7(9,11,13),

GMaj7(9,11,13),

AMaj7(9,11,13),

BMaj7(9,11,13)

のようになります。先頭のアルファベットだけしか違わないことにご注目ください。

CMaj7(9,11,13)以外は他調の音を含んだコードです。C調では白鍵しか使いません。また譜面の音符は白鍵を意味しますから、臨時記号がついているのが、黒鍵=音階外の音です。そこで、5小節目で臨時記号をすべて外します。これでkey=Cの音となりました。同時にコードの構成音をあらわす数字にはbや#がつくことになります。コードネームそのものも変化します。5小節のコードはそれぞれ

CMaj7(9,11,13),

Dm7(9,11,13),

Em7(b9,11,b13),

FMaj7(9,#11,13),

G7(9,11,13),

Am7(9,11,b13),

Bm7b5(b9,11,b13)

のようになります。

6小節目ではアボイドノートを除きました。次のような表記になると思います。これで、普通に見かけるコードのかたちになったのではないでしょうか?

CMaj7(9,13),

Dm7(9,11,13),

Em7(11),

FMaj7(9,#11,13),

G7(9,13),

Am7(9,11),

Bm7b5(11)

コードネームには同じ数字がくりかえし表れていますが、基準となっているのはルート音ですから、同じ数字でも音は違います。そこがややこしいところ。7小節目でいつもひいている形にしてあります。数字で迷うなら各コードのテンションをいちど階名で把握しておくと分かりやすいとおもいます。キーが変わっても使えますし。

数字の表示に惑わされないで

同じCの音であったとしても、曲の調(key)がなにかによって、drmfsltのいずれにもなり得ます。つまり、コードネームとテンションは、keyが決めます。数字で表現するから面倒なだけで、dのコードネームとテンションはいつも同じ。音階のほかの音rmfsltでも同様です。音階のどの音かによってコードネームとテンションは「いつも同じ」。しかもdrmfsltしか出てきません。だから、テンションもこれまで通り、階名でなじんでいくと分かりやすいとおもいます。

いかがだったでしょうか?

音の積み方に関しては良い響きを求めれば工夫の余地があります。音源のコードはかなり聞き取りにくいと思います。譜面上は違いがあるのに正直にごって区別がつかないところもありますね。理由は低い方で密集しすぎているから。それに比べればいつものコード+テンションノートなら、音の配置で多少は聞きやすくなっていることがおわかりいただけると思います。ここから先は編曲の領域ですので、歌のコード譜がスラスラひけるようになってから再度戻ってきたいですね。それではまた次のブログでお目にかかりましょう。

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