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手の小さい人のCAGEDシステム:いろんなCコード

もうルートがわかれば、CAGEDのフォーム(手の形)はできる。そんな感じになりましたか?手の小さい人のCAGEDシステムは4弦までしか使いませんので、おぼえやすいと思います。今回は指板の把握もかねて、ルートをCとするCコードをこの5つのCAGEDのフォームでひいてみたいと思います。フォームが変わればポジションも移動しますが、そのことで指板が広くわかるようになると思います。

この記事でわかること

  • Cコードの5つのポジション
  • ポジションを把握する手順
  • 5つのポジションの3コード

5つのポジション

フォームは自然におさえられるようになりましたか?まだの方も、あせらず後で出てくる指板図を参考におさえてみて下さい。4弦までですのでどなたでも実際に音が出せると思います。それぞれの階名もあわせてイメージするとベストです。そして余裕があればおさえてないところのCAGEDのフォームのかたちにも注目してください。5・6弦にはもともとのルートがある場合があります(AGEフォーム。)

Cコードのルートの位置

まずルートの位置だけしめします。すでにCAGEDのフォームをおぼえているひとはこれだけでCコードをおさえられるはずです。(あとで指板図をのせますのでわからないかたも安心してください。)とりあえず、単音でCをおさえてみてください。口ではDoとうたいます。フォームの順番のADGCEは3コードの出現順になっていますが、いまはあまり気にしないで先に進んでください。

Aフォーム

Cの位置=3弦5フレット

Dフォーム

Cの位置=4弦10フレット

Gフォーム

Cの位置=3弦5フレット

Cフォーム

Cの位置=2弦13フレット

Eフォーム

Cの位置=4弦10フレット

指板の音名がいまいちあやふやというかたにはこちらのおぼえかたをお勧めします。超シンプルに音名だけ理解する方法です。ぼくが見た限りでは一番単純です。ご活用ください。

Cコードのコードフォーム

以下にコードフォームの指板図を示します。

Aフォーム

Cの位置=3弦5フレット

Dフォーム

Cの位置=4弦10フレット

Gフォーム

Cの位置=3弦5フレット

Cフォーム

Cの位置=2弦13フレット

Eフォーム

Cの位置=4弦10フレット

とりあえずCのルートのDoから始めて、以上を繰り返しおさえてみてCAGEDのコードフォームと音の位置をおぼえちゃうのがいいとおもいます。key=Cですので、drmfslt=CDEFGABです。

発展させるのはかんたん

上の指板図にfとsの位置が示されていることにお気づきになりましたか?そうなんです。それぞれをルートにしてCAGEDのフォームのどれかをつかってコードをおさえれば3コードがひけてしまうんです。ここまでの知識でシンプルな曲が弾けるという事になります。ここでのポイントはルートの位置がわかることです。

1.CAGEDの各フォームがルートの位置とともに身についている

2.dからスタートしたときの指板のdfsがわかっている

この二つがセットになった時、3コードがかんたんに見つけられるようになるわけです。実のところ構成音がわかっていなくてもとりあえず、ルートがわかればおさえかたが決定しますから、コードをおさえること自体は非常にラクになります。いわゆる「かたちで覚える」というやつですね。ピアノの左手と同様にギターでもコードは瞬時におさえる必要がありますからこの考え方はとても役に立ちます。ただ、そこで足踏みする必要はありません。これまで鍵盤で身につけた音感とコード構成音の知識がありますので、ギターコードについても階名を知ることはそれほど苦ではないでしょう。とりあえずCFGの構成音を階名で把握するところから始めてみましょう。

key=Cの3コード

3コードのひきかたを再度提案します。前回はコードフォームをおぼえるため、フォーム固定で指板上をスライドしましたが、今回は左の手首が動かないパターンで考えます。fのルートFとsのルートGの場所をチェックしてみて下さい。そこに指をおけば、自然に手はメジャーコードの形になるはずです。Aフォームスタートで、CFGの順で示します。AフォームからスタートするのはルートのCFGの配置が素直&おさえやすいと感じたためで深い意味はありません。

Aフォームスタート:AフォームC DフォームF EフォームG

リアルギターの画面キャプチャーをいれてみました。音を聞きながら階名を歌うとめちゃめちゃ音感が良くなります。リズムヨレヨレすみません()。

 AフォームC

 DフォームF

 Dフォームの2弦は3弦をおさえる3のゆび(薬指)でミュートします。

 EフォームG

Dフォームスタート:DフォームC GフォームF AフォームG

 DフォームC

 Dフォームの2弦は3弦をおさえる3のゆび(薬指)でミュートします。

 GフォームF

 AフォームG

Gフォームスタート:GフォームC CフォームF DフォームG 

 GフォームC

 CフォームF

 DフォームG

 Dフォームの2弦は3弦をおさえる3のゆび(薬指)でミュートします。 

Cフォームスタート:CフォームC EフォームF GフォームG 

 CフォームC

 EフォームF

 GフォームG 

Eフォームスタート:EフォームC AフォームF CフォームG 

 EフォームC

 AフォームF

 CフォームG 

ひきやすさを考えて4弦までにしていますので、ぜひ実際に音を出してみて下さい。これまでコードをおさえるのに挫折した方もトライしてみてください。ぼくでもおさえられるようになりました()。なお、エレキギターの場合は音が出ているようで出ていない場合があるので、かならずアンプにつなげてきれいな和音になっていることを確認してください。

CAGEDの真骨頂とは?

メジャーコードは以上でかなり身についたとおもいます。ダイアトニック(基本)コードに含まれる3つのメジャーコードはすでにおわっています。構成音も一緒にうたえるようになっていますか?構成音の把握がなぜ必要になるか?というと、たとえばmをmeにすればマイナコード。sをseにすればb5(フラットファイブ)。こんな風に音を変化させてコードを攻略出来ちゃうからですね。同じコードの表現がざっくりでも5パターンもあるギターですから、それぞれをメジャーコードとして体にしみこませておくのは効率のいいやり方です。そこをスタートにすればすべてのコードにアプローチが簡単になります。これがCAGEDシステムのメリットですね。

階名で構成音をおぼえるメリットとは?

鍵盤でのぼくの経験だと、メロディをおぼえるのに一番かんたんな方法はdrmで歌うことです。実際のところ、ぼくの場合それ以外の方法ではメロディはおぼえられませんでした()。音感が身につきつつある現在ですから、階名は歌えばそのまま音になります。ギターソロはメロディそのものですから、おそらく一番簡単におぼえる方法はdrmで歌うことでしょう。そしてメロディの基本はコードトーンになりますから、コードの構成音を歌うことはその基礎になります。メジャースケールから外れた音はフラットやシャープのついたテンションになりますが、それもすでに「黒鍵」の音としておぼえましたよね。

そしてなんとこれを使うとマイナースケールも表現できてしまうのです。こんな風にメジャースケール、メジャースケールの黒鍵、マイナースケールの順で音感を身につけつつ、音の仕組みもわかるようになっていくのが、おそらく、いちばんスムースな流れだと思います。

いかがだったでしょうか?

手の形でひけるようになるというのは、伴奏ということを考えた場合、何も考えずにひけるようになることですから、とても大切なことです。音楽を楽しむためには「すぐひける」こともめちゃめちゃ大事です。ただ、その音楽的な意味が分かると、むしろ丸暗記ではない分、ラクにおぼえられるようになるというのがお伝えしたいことです。ぼくも過去に鍵盤だと手クセでひくカッコいいフレーズを思いつくことがありました。ただその意味がわからないと、それっきりになってしまいます。最近になって、あれはこういうことだったんだとわかることがしばしばです。音楽的な意味と言いましたが、大げさなことではありません。ただフレーズのdrmがわかるだけで、自分がなにをしているか?がわかるようになります。すると、パターンを変えてみたり、他調に移調したりが自由にできるようになります。音感を身につけるのには時間がかかりますので、その間に、音の仕組みやコードフォーム。それらの階名を覚える時間はたっぷりあります。じっくり取り組んでいきましょう。

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