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音楽理論のアボイドノートを音感をよくするDo Re Miでうたってみました

Do Re Miでコードをひいていたらコーラスみたいで想像以上におもしろい。興味のおもむくままに運営している当ブログですので早速アボイドノートを歌ってもらいました。さすがDo Re Mi。しっかり不協和音でうたってくれています。ごく簡単ですがコードについても解説してみたいと思います。<22/10/14追記>とてもいい解説動画みつけました。プロのアボイドノートの「使い方」の実例。最後にご紹介しておきます。

この記事でわかること

  • 「わけのわからない」不協和
  • アボイドノートの曲?つくってみました
  • コードとは
  • コードはメロディのエスケープゾーン
  • 「わけのわからない」不協和EX
  • コードで作曲
  • なるほどこう使うんですね

ピアノのわけのわからなさ

本ブログでは音階に着目して階名をゆび(と鍵盤)にはりつけていくことでメロディをわかりやすくしてきました。理解できる意味のあるメロディにする。「歌うキーボード」はそのためのツールでしたが、和音を歌うこともできます。この記事では伴奏の考えかたにすこし踏み込んでいきたいと思います。

わからなさの階層その1

メロディに関しては「意味がわからない」はなくなりましたが、伴奏しようとするとうまくいかない。伴奏と言えば和音ですが、まずはとなりあわせの音はひかないようにしてください。となりの黒鍵はもちろんとなりの白鍵もだめです。近すぎる音はにごってうまくひびきません。うまくひびくのは「ひとつとばし」。音階からひとつ飛ばしで音をひろっていくとキレイにひびきます。鍵盤はkey=Cを特別あつかいして白鍵にしていますのでまずはkey=Cの音階(白鍵)を使いましょう。Doからスタート。Mi So Tiとひとつ飛ばしで4つ音をおさえていきます。同じようにしてDo Re Mi Fa So La Ti の7音を先頭に白鍵ひとつとばしで和音が7個つくれます(あとで動画に音が出てきます)。この段階までで不協和はまったくおこりません。そして構成音はすべて音階の音。音階の音の中からメロディをひくときそれがいまひいているコード内の音(コードトーン)になるようにすれば不協和を生じる心配は100%ありません。これで階層の1段めはクリアです。

アボイドノート動画

それではここで動画をみてください。Doはじまりの和音からスタートします。全部見る必要はありません。とりあえず最初のDoはじまりの和音を見てReはじまりの和音にすすんだなとおもったら一回ストップして先の「動画の説明」を読んでみてください。

ここからは動画の内容の説明になります。最初のDoスタートを例に動画のキャプチャー画像を使って解説します。動画ではまずDo Re Mi Fa So La Tiのそれぞれをスタートにして音階からひとつ飛ばしに4音を1つずつ順番にうたっていきます。次に同時に歌ってハーモニーにして和音をつくっています。ここまでが「コード」になります。音階は全部で7音。あと3つ残っていますね。

白鍵盤ひとつ飛ばしの4音までがコードトーン。ここまではキレイにひびいています。問題はこの後。Doスタートだとひとつ飛ばしの鍵盤の残りはRe Fa La。テンションノートといいます。

まず1個めRe。

きれいにひびきます。

次はとばして3個めLa。きれいにひびくものを先に聞いてもらっています。

きれいにひびきます。

きれいにひびくものは同時押しでもきれいにひびきます。

OKですね。

ではとばしたFaはどうかというと。

これは違和感ですね。ハーモニーにならず浮いた感じがします。

こんなふうに動画は

1)コード4音を1つずつ

2)コード4音を一緒に

3)コード4音のうえにキレイにひびくテンションノートその1

複数ある場合はあるだけつづきます。

4)きれいにひびくテンションを全部同時押し

1個しかない場合は1個押しを繰り返します。(キレイなテンションは必ずひとつはあります。)

5)違和感のある音を4回繰り返し

複数ある場合はあるだけつづきます。

以上の順になっています。

わからなさの階層その2

ちゃんとひとつ飛ばしでコードを抑えているしメロディも音階のなかからひいている。なのに浮いてしまう。違和感を生ずる。そうなったとしたら原因はコレ。動画を見ていただけば分かる通りハーモニーから浮いてしまいますので、特別な意図がなければ避けた(アボイド)ほうがよさそうです。それでは内容がわかったところでもう一度動画をごらんください。

動画の内容を文字でまとめると

Do スタートのコードのとき Fa

Re スタートのコードのとき  なし

Mi スタートのコードのとき FaとDo

Fa スタートのコードのとき なし

So スタートのコードのとき Do

La スタートのコードのとき Fa

Ti スタートのコードのとき DoとSo

アボイドノートっていうと難しそうですけどメロディを書くときはDoとFaに注意くらいの感覚でOKですね。白鍵をひいているのに音が外れた感じになったら回避したほうがいいDoかFaの可能性があります。違和感の原因が分かりましたので、わけのわからないの階層のその2はクリアです。

コードをおさえてみよう

メロディが属しているキーごとにコードが7つあってさらにそれ以外のテンションの3音も受け入れてもらえる可能性があるということが動画で確認できました。となるとメロディに対して伴奏をつけるならまずキーに対応した7つのコードを候補にするといいですね。key=Cの場合はとりあえず白鍵からはじめてひとつ飛ばしで押さえましょう。今回の動画の4音からなるコード7つはコードネームであらわすとこちらになります。アプリで音をだしてみるとわかりやすいと思います。

この無料アプリについて詳しくはこちらの記事をごらんください。記事で活用するにあたっては作者の窪田さんにご許可をいただきました。窪田さんありがとうございます!

コードを使えるツール

DAWにもコードトラックがあったり(キューベース)wavの音声ファイルからコードが判別できたりする機能があります(スタジオワン)。スマホアプリにもありますね。コードが決まれば演奏スタイルにあてはめていけば伴奏ができるわけですが、コードからバッキング演奏を作ってくれるアプリ・ソフトウェアもあります。そうした定番のアレンジはAI化がどんどん進んでいくと思うので、上手に使いながらメロディとコード進行の部分でオリジナリティを追求していきたいですね。

不協和のジャッジは自分の耳で

実は今回最初に作った動画。まちがっていました。違和感ないのになんでavoidなんだろうと思って確認してみたら記憶違いでした。記憶よりも自分の感覚を信じるべきですね。記憶は間違えますが、感覚は正しいことが多いです。使っていけないという音はありませんので判断の感覚を研ぎ澄ましていきましょう。それには音感をよくすること。「歌うキーボード」を活用して今後も追求していきます。

なるほどプロはこう使うんですね

以上の僕の記事。まとめると、「アボイドノート。知らないで使うと不協和を生じて、意図せず聞いている人に不快感を与える可能性があります」という内容。これはこれで間違っていません。アボイドノートの音の実例もいままで聞いてみてはっきりわかるものが少ないと感じていたのミクさんで動画にした意味がありました。でも、じゃあ「使えないの?」というとそんなことはないはず。そう思っていたらとてもよい動画を発見したのでご紹介します。

たとえると多すぎると毒になってしまう薬のようなものですね。この動画すばらしいです。ただ、「動画で全部わかる」ということとバーターの関係ですが、自分でつくるとしたら労力がかかりすぎると感じます。僕のブログでは動画は音を聞かせる・実技を見せることに集中します。「解説はブログで」。そのほうが見る人にとって時短になると思いますので。

《2023/4/26追記》

ここまで読んでいただいてありがとうございます。コード表記もだいぶ洗練され担当歌手も交替し現在はこのような形になっています。よろしければ。

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