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絶対音感は何歳まで?小さなお子さんをお持ちのかたお急ぎください!

まるでWeb広告みたいですが、ちがうんです()。これはたしかに急を要すること。昨日一気に読み切ってしまいました。「絶対音感」について調べていたら、めちゃめちゃいい書物に巡り合ったんです。絶対音感の獲得に関して、この本の著者の江口さんほど「実例」を見ているかたは世界的にも他にいらっしゃらないでしょう。絶対音感は一見不思議すぎる能力で、神秘的なんですが、指導者である著者によれば実はうまく教えると「だれでも身につけられる」ものらしい。ただひとつだけ条件があって年齢がちいさいこと。今回はこの衝撃的な書物をご紹介して、音感を身に付けつつある僕だから理解できたポイントについてお伝えしたいと思います。

この記事でわかること

  • 絶対音感は何歳まで
  • 絶対音感のひとの割合
  • 絶対音感テスト 上級はどんなもの?
  • なんのための絶対音感?
  • 絶対音感 相対音感 両方を身につける必要

早速ご紹介します

ご著書はこちらです。

江口寿子・江口彩子 共著

ピアノレッスンを変える 3

新・絶対音感プログラム

才能は身につけられる

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とにかく読んでください

この本には絶対音感を獲得する方法が具体的に書かれています。実際に30年にわたって10000人を指導してきた方法とのことですから手法としては完全に確立されています。再現性はもっとも高いでしょう。その意味では「決定版」ですね。単に絶対音感についてああでもないこうでもないと述べた研究書とは違います。もしお子さんが小さいならごいっしょに楽しみながらチャレンジしてみるのもアリでしょう。自分がもう大人で絶対音感を獲得することがむずかしいひとでも、絶対音感に関心を持っているなら、興味深い内容が書かれていると思います。絶対音感がどのような能力で、どのような過程を経て獲得されるのか、実例からこと細かくひもとかれているからです。個人的には絶対音感を語るうえでは必読書。面白いです。

絶対音感 何歳まで そのデッドラインは?

まずは問題の解答をしてしまいましょう。江口さんによれば絶対音感のトレーニングを始める、もっとも遅いギリギリのタイミングは6歳半。スタートが8歳をすぎるとなんと成功したのは1例だけだそうです。通常は2歳半からはじめます。江口さんによればこれは6~7歳で耳の発達が終了するからとのこと。聴覚の発達の過程で獲得される能力だということがわかりますね。獲得はおおむね2年くらいで終わるようですが、絶対音感の完成(一生能力を失うことがなくなる)のは9歳とのことなので、それまで維持する期間が必要。長い時間をかけて定着する能力なんですね。

絶対音感の割合

本書の冒頭では事細かに「そうではない音感」と絶対音感の違いが定義されていますが、江口さんによればその理由は、絶対音感を持っている人の数が少なく、実際どういうものか知られていないことが、間違った理解の原因になっているからとのこと。本書によれば絶対音感を持っている人は音楽を職業にしているひとでも20人にひとり(5%)。相対的に多いとされる日本のピアノの先生でも同じくらいの比率だそうです。思ったより少ないですね。

江口さんの判定はデフォが 絶対音感テスト上級

なぜこんなに低率なのか疑問に思われるかもしれませんが、それは獲得の判定が極めてシビアだからです。簡単に言えば無調の音列がピアノの88鍵どこでならされても正確に聞き取れる能力が求められます。ちょっと聞こえるくらいでは獲得したとみなされないんですね。弱い絶対音感をおもちのかたは不服だとは思いますが、これはこれで一つの「基準」の設け方ではあります。

何のための絶対音感?

ぜひ本書35ページをお読みいただきたいのですが、江口さんの「教育」に対するポリシーに読んでいて感銘をうけたところです。僕自身がブログの読者のみなさんに対して願っていることとおなじだったからよけいそう感じたのかもしれません。自分で好きなように音楽を楽しめる音感やスキルをみにつけていただけたらめちゃめちゃ楽しい時間を過ごせますから。

絶対音感は<よい耳>の基本

江口さんは絶対音感は音楽にかかわる活動のベースとなるものと考えておられて(獲得の年齢からいってもそうですね)、そこからさらに音楽的な<よい耳>を育てていくという話をされています。絶対音感だけじゃだめなんです()。まさしく音楽の道は果てしないですね。その中には調性や相対音感の獲得も含まれています。もちろん絶対音感があればそれがたやすくなるというのは間違いのないところでしょう。

絶対音感と相対音感

絶対音感を持っていない人でも相対音感は持っている。そう考えるのは楽観的過ぎると江口さんはおっしゃっています。相対音感のほうがむしろ獲得するには時間と労力がかかる、ともおっしゃっています。それでは絶対音感がない子供はどういう状態にあるのか?江口さんは「無音感」と定義されています。子供の時ピアノを習っていたころからボカロP時代までの自分はまさにこれだったんだな()と納得させられました。確かに相対音感を身につけるのにはきっかけやコツがいるかもしれません。でも自身の経験からしてもそれほどむずかしくはないですよ。少なくとも2年はかかりません。いちど譜面をはなれて、自分の中のDo Re Mi に目を向けるだけで状況は全く変わってきます。そのためのお手伝いに僕の「みつる式タッチタイピングピアノ」がすこしでもお役に立てばいいな、とおもいます。

リンク先ご紹介します

お子さんに絶対音感をつけさせたいと考えるかたはまずのぞいてみるのがよいのではないでしょうか?クリーンリンクでご紹介します。通信教育のプログラムもあるみたいですね。

一音会ミュージックスクール

いかがだったでしょうか?

いやー「江口メソッド」ガチですね。ネタバレを避けましたが、たしかにこの方法なら多少のピッチの上下には楽々ついていけそうです。最初の音の覚え方がすでに「音楽的」な幅をもっているためではないかと感じます。バイオリニストの千住真理子さんがA=440が441になることを首を苦しそうに伸ばす身振りで表現されている動画を見たことがありますが、そういったシビアさはなさそうですね。(ちなみに江口メソッドではA=442がデフォルトのようです。)それにしても大概のものはもう完成された訓練法があると思った方がよさそう。先生に見習うべきことは、つねに改良をくわえつつ最善手を自分で考え抜くということじゃないでしょうか?僕としては自分がひきたいものがひけるようになれば十分以上なのですが、その中でも常に最善手は模索していきたいと思いました。僕が気づいたこと・わかったことはおおむね何億回目かの再発見()だとおもいますが、フレッシュな分きっとみなさんの理解にもお役に立つと思います。それではまた次回のブログでお目にかかりましょう。

余談ですが、幼児英語教育も同時期に同等の効果的なメソッドを用いてとりくめば、相当な定着が図れるのではないか?と感じました。英語と音楽。僕の価値観ですが、この二つを一生の伴侶として持っていたら、これからのひとの人生はきっと豊かなものになるんじゃないでしょうか?

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