このブログは未来志向()。なので新しいことを取り入れながら「これからの自分に役に立つこと」を見つけていきます。もしも音楽好きのみなさんにとってすこしでもお役に立つものならばぼくにとっては何よりの喜びです。
2023年は「クリエイティブ」な活動について、とても大きく環境が変わった年だったと思います。すくなくともぼくのやりたかった「ポップミュージックの作曲」をとりまく状況は大きくかわりました。そして来年はもっともっと大きな変化がおきるでしょう。
本日は大晦日ですのでいったん状況を整理して、そのなかで「これまで通り」をつづけること。力点を動かすこと。あらたに始めることなどをすこし具体的に考えてみたいと思います。
この記事でわかること
- ポップなものに起きたこと
- その人らしさ
- 3つのポイント
作詞する
作ってみる
枠組みをひろげる
2023年の変化とは?
「需要の見込める実用的で「ポップ」なものはAIによって量産されるようになることが決定した。」ということにつきます。
画像生成の例では、
というアイキャッチ画像をつくってくれるAIが実用化されています。(Chat-GPTプラスユーザー専用です)こちらはそれで作ってみた画像。
普段のぼくのブログの挿絵にはないテイストw。いかにも「お金がもうかりそうな雰囲気」を醸し出していますね()。さすがビジネス用。「自信」にあふれていてめっちゃおもしろい。
AIは「売れそう」なものをつくる
こんなふうにAIも活用されています。AIもビジネスですから実用をうたってサービスに課金してもらう必要があります。音楽生成AIが狙うのは「自分のヒット曲」をつくってバズらせたいと願うユーザーですね。なのでAIが作る曲は必然的に「ポップ」になります。たとえばヒットチャートにはいりそうな曲。現在や過去のヒット曲をモデリングしているのは間違いないでしょう。
「ヒットの請負人」爆誕
そのようなわけで音楽生成AIのひとつの姿は「ヒットの請負人」。Suno AIはかなりそのイメージに近いです(いまはまだ歩留まりがよくありませんが)。なのでリサーチに使うというのがP(プロデューサー)としての使い方になるのではないでしょうか?
ジャンルの研究をしたいとき
ヒットの専門家であるSunoがとりあえず形にしてくれますので、テストの段階から曲のすべてをつくる必要はないですね。曲としてアリなのか、需要がみこめるか?といったことのイメージをつかむことのほうが先。たとえ思った通りのものが作れなくても、そんな目的なら十分使えそうです。
最終形をイメージしながら
だいぶ前ですがこちらの記事の最後で同じことを書きました。当時はスケーラーやループ素材を使うことを主に考えていましたが、Suno AIの登場で一気に完パケまでが具体化する可能性が出てきたことになります。記事を書いたときはここまで進むとは正直おもっていませんでしたが、書かれている主旨はかわりません。
感性をつみあげること
そのひとらしさが宿るのは、そのひとが積み上げてきた感性がつくりだしたもの。音感も感性のひとつですが、AIが「作業」をこなせるようになった分、人間ならではの要素が逆にクローズアップされるのは間違いないと思います。近い将来人間らしさが薄い音楽は好まれなくなるでしょう。コマーシャルでポップな「そつのない」音楽はAIが量産できるからです。作品に人間らしさを加えるためにも、AIの作品をジャッジするためにも「音感」はこれまで以上に重要になってきます。
3つのポイントは
2024年ぼくが頑張りたいポイントです。まとめると以下のようになります。ご参考まで
- 作詞
作詞には感性が直接反映されます。AI作曲も詞は引き続き必要としますので、継続的に需要が見込める分野。しっかり勉強して作品化したいですね。 - AIと協業
SunoだけでなくDAW含めいろいろ登場すると思います。なにを使ってもOK。使うことで見えてくることもきっとあるはず。どんどん音にしていきましょう。 - 枠組みを広げる
「自分で演奏する」ことやAIの学習範囲外の時間・地域に「目を向ける」ことは、感性の枠組みをひろげてくれます。AIは米国中心ですが、世界の音楽トレンドの中心はもはやそうではないでしょう。ひきつづき音感を良くしながら自分なりの感性でこれまでにない新たなトレンドにキャッチアップしていきたいですね。
Suno AIがつくった曲
「ありがとう」pop-rockバージョン(一部歌詞がバグりました)
「ありがとう」punk-rockバージョン
おまけ:バグりまくってなぜかまるまる突然歌ってくれた美メロ韓国風バラード
よいお年を
お迎えください。それではまた次回のブログでお目にかかりましょう!