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YAMAHA PSS-A50でどんな曲でもひくためにひつようなこと

例えば原曲keyがF#だったとします。YAMAHA PSS-A50の3オクターブの鍵盤でひくとすると僕のおすすめする方法でコードをおさえる範囲となる「fからf」は中央dをC4とするとB3からB4にあたります。するとメロディにつかえるのは単純にC5からC6の1オクターブだけ。絶体絶命。これじゃなにもひけない。そんな声も聞こえてきそうです。dはこのなかにはF#5ひとつしかありませんからつかえるオクターブの真ん中あたり。まともにdrmをひくこともできません。しかしこれはF#に限った話ではありません。どのみちDb D Eb E Fもひけないんです。それにもしメロディが1オクターブを越えてくればひけなくなるkeyは続出。それではPSS-A50は使えないキーボードなのでしょうか?そんなはずはないですね。考えていたら最高音の悩みがウソのように消えてストレスなくひけるようになる方法がみつかりました。結論から言えばPSS-A50はどんな曲でもひくことかできます。今回はその方法をみなさんと共有していきたいとおもいます。

この記事でわかること

  • 3オクターブあれば
  • ミニキーボードを楽しくひくための方法
  • 必要な事は?
  • YAMAHA PSS-A50完全対応です

YAMAHA PSS-A50を鍵盤図にしてみました

最初におはなししたkeyF#/Gbのfからfまでの範囲を鍵盤図に示してみました。メロディはその右側の範囲でひくことになります。この中にdはF#5しかありませんからdからひきはじめるとdrmfまでしかひけません。さてどうしましょう。

ミニキーボードをひく方法

最初におことわりです。もうしわけありませんがこの方法。2オクターブしかないキーボードではうまくできません。2オクターブ25鍵盤のミニキーボードをお使いのかた。まことにスミマセン。2オクターブの連続した領域が12keyにわたって必要なんです。2オクターブが12key移動していきますから2+1で3オクターブとなります。なぜひとつのkeyごとに2オクターブか?というとそれぞれ右手と左手が1オクターブを必要とするから。12keyのメロディをコードの伴奏つきでひくためには3オクターブのキーボードが必要です。

左手を1オクターブにおさめる方法

左手のほうから先にお話ししますね。これがまさにこのブログでおすすめしているfからfの範囲でキーボードをひく方法になります。現在毎日「本日のコード」でご紹介していますのでよろしければどうぞご参照下さい。どんなコードでも1オクターブの範囲でひくのは指の動く範囲をせばめて「手クセ」で覚えるため。左手を見ずにひけるようになるためにそうしています。

keyごとにやり方をかえるのは

つぎは右手を考えたいのですがkeyごとにかえるのははっきりと悪手なことが確かめられています。最高音があるのはキーボードだけでなく人間が歌う場合も同じです。しかしkeyをかえながら最高音まで使い切って歌おうとするとどんどん折り返す場所が変わってきます。結果スタートの高さのちがう音階ごとにメロディは違ったものになります。それを実際に声をシミュレートしてやってみたのがこちらです。でもこれってわざわざ記事にしなればいけないほど複雑なんです。パッと見て覚えられませんよね。つまり「keyごとにひきかたが変わる」のはムリ。覚えられないからです。やりかたをどのkeyでもかえない「みつる式タッチタイピングピアノ」のひきかたをそのまま使っていきましょう。

右手メロディを1オクターブにおさめる方法

右手は「みつる式」で階名ごとにひくゆびが決まってましたよね。今回は階名ごとにひく鍵盤も決まったというだけです。なぜなら1オクターブしかないから。音階はsltd +drmfのならび順になります。この方法でひけばDbからF#/Gbまでの音階もすべてひくことができます。《2023/6/14追記》元のメロディの1オクターブ跳躍を同じ鍵盤2回で表現することになり、さすがにそこはちょっと冴えませんが脳内の音で補完してください。逆に音感はバッチリ良くなりますので。

前提になるのは

「みつる式タッチタイピングピアノ」ではつかうゆびは自動化されていますからひきかたについては問題ありません。問題となるのはそのための前提のほう。前提はメロディが頭のなかで階名になっていること。ひきながら階名でうたえないとうまくいかないと思います。でもこれは「みつる式」ならいつもやっていることですよね。頭の中にはっきりあるものをひいてゆく。ひくまえに音を階名で思い浮かべるのが僕たちのやり方だからです。指を動かす先をいつもとちょっと違う方向にかえるだけ。それでうまくひけると思います。

人間の認識能力のしくみ

さてすこし大きな話になりますが、すでにパターンとして全体を記憶している。その一部をちょっと組み替えて状況にあうようサッと調整する。これは人間には基本的に備わっている能力。ちょっと変えて対応する。その適応力の高さこそ人類が進化の過程で獲得したもの。繁栄した理由ですね。ただしこれは学説でもなんでもありません。僕がそう確信する「ある経験」をしただけなのですが(あとでお話します)。今回のメロディ。もとのものから鍵盤におさまるように組み替えることになりますがメロディが階名で頭に入っていさえすれば意外とかんたんでやってみると違和感もないことに気づかれると思います。今後はこのタイプのアレンジも「YAMAHA PSS-A50対応のメロディ+コード」として動画化していきたいと思います。

気づいたきっかけは?

では僕の経験談をお話しますね。これも大きな発見だったのでひとつの記事にしています。ギターの音階をひいていく場合。高い方の2本の弦は半音高く調律されているためおさえるところが「ズレる」のですが基本のパターンを手クセにしておくと自分でも驚くほどスムースに対応できます。

そして話をピアノにもどせば以前の僕がぜったい理解できないと思っていたセカンダリードミナントコードですね。これはひとつの例外をのぞいて基本コードからたった1音しか変化しません。基本が手クセになっていれば苦もなくマスターできてしまいます。まさに基本からのわずかな変化の良い例です。でもこのセカンダリードミナント。指1本の変化とは思えないほど楽曲に彩を加えてくれるんです。コスパは最高ですね。

これから学んでいくセカンダリードミナントの代理コード。代理元のセカンダリードミナントコードからの変化はこちらもわずかに1音です。こんなふうに使えるコード。音のバリエーションが増えていくのですがでもどうしてみんな1音ちがいなんでしょう。

微妙な変化が大きな差を生むのは?

これには大きな理由があってむしろ変化が大きすぎると僕たちは曲の調を見失って迷子になってしまうからなんですね。そうなるともうわけがわからない。むしろわずかな和音のちがいのほうがはっきりわかる。音階をみにつけると音階とそれによってつくられる基本のコードがそのkeyできれいに整地された空間をつくってくれている、ということが実感できると思います。

枠組みをつくっておくと

基準となる枠組みがあると人はちょっと変わったことに敏感に気づけるようになる。これはほかが整合しているだけにかわった部分をむしろ大きな変化と感ずる。ということだと解釈できます。基礎的なことを体得しているとそこからの応用はわずかに変化をつけるだけで大きな効果を生み出せる。これは非常に興味深いことです。いろいろなことに応用できそうと思われませんか?

全体の整合性

音楽の場合は12音とそのうちの7音drmfsltがベースとなる整合性の感覚を作り出していますがおそらくほかのさまざまなアートでも同じ事がいえるのではないでしょうか?抽象画の画家も(普通の?)絵の修行を積んだひとという話を聞いたことがあります。絵のしくみ。僕は全然わかりませんが人間の感覚に与える影響として基本的なことはあるはずでそれがわかっていないと結局どんな絵もうまくは描けないといういうことだろうと想像しています。話は変わりますが俳優を美男・美女がやっていることが多い理由も同じですね。整った顔の方が微妙な表情の変化がわかりやすい。喜怒哀楽の表現をするのに基本的に有利ということだと思います。

いかがだったでしょうか?

話がミニキーボードから大きくひろがりましたが3オクターブのミニキーボードをお持ちのかた。このブログでは引き続き「YAMAHA PSS-A50完全対応」の記事をあげていきますのでお付き合いください。それではまた次回のブログでお目にかかりましょう!

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